相模原市テニス協会 > 相模原市テニス協会創立30年関連記事 > 拡げようテニスの輪

                                                 
30周年に向けて

              拡げようテニスの輪!


                                      相模原市テニス協会
会 長    佐々木 昇
  

 このたび、相模原市テニス協会が創立三十周年を迎えることができましたことは、協会創立にご尽力された方々、また、多くの先輩諸氏のご努力と、加盟団体各位、テニス関係者の方々のたゆまないご協力とご奉仕の賜物と心から感謝申し上げます。

 この30年、相模原市テニス協会は幾多の変遷を経て大きく飛躍してまいりました。その源は相模原テニス愛好会と称し、市内企業の有志が個人的に合い集まって相模原テニストーナメント大会の開催に由来しています。テニスの好きな仲間を募り、自らのテニスを楽しむと共に、さらなるテニスの輪を拡げようとする先輩諸氏の熱き想いを改めて強く感じるとともに深く敬意を表したいと思います。

 昭和49年10月31日硬式庭球協会として発足し、51年に県協会へ加盟、正式に日本テニス協会の傘下の組織となりました。時を経て58年に協会名称を相模原市テニス協会と改め今日に至っています。そして、設立当初より各種トーナメントの開催とテニスの普及活動を二大看板として活動してきています。とはいえ今日でこそ横山公園コート12面、淵野辺公園コート6面が整備され公営コート主体の運営となってきていますが、当時は各事業所のコート及びテニスクラブのコートを何とか提供願うなど運営面での苦労の種は尽きなかったといえます。

 トーナメントについては関係者の意欲的な働き掛けにより中学生の部から高校生、一般さらには年齢別まで幅広く大会を行っています。主要企業とともに学校の先生方、女子連及びテニスクラブの皆さんと協調、役割分担をしながら大会運営を行っています。さらには同好会大会、サークル大会等各種大会の幅を広げていくとともに高齢者の元気に刺激され年齢別の種目を増やしてきています。
 そして、「相模の地に本格的なテニスを!」の掛け声に一般の部の決勝ではフルジャッジ方式を試みています。審判の厳粛な雰囲気の中で展開される格調高いゲームを是非数多くの皆さんに味わって頂きたいと思います。

 一方、テニスの普及活動としては初級から中級のテニス教室迄多数の生徒さんを迎え盛況に行われています。当初は加盟団体の上級プレーヤーがコーチをしていましたが、現在では公認指導員の方々にコーチをお願いしています。
 最近はジュニアの参加者が増えてきていることもありカリキュラムの内容や小道具を工夫するなど。ジュニアの育成にも積極的に取り組んでいます。同時に、指導員研修会にも力をいれ、テニス教室前の研修会さらにはプロのコーチを招いての一泊二日の研修会など指導員のレベルアップと交流にも努めています。また、テニス教室の卒業生の方々が同好会、サークルを作り活動の場を拡げるとともにこの方々の中からコーチ、協会運営にも積極的に参画して頂いています。

 このように企業の私的な有志から生まれた当協会は企業、クラブ、女子連、同好会等の拡がりの中で運営されていることは特筆すべきことであり、活動を支える礎となっています。
 しかしながら、厳しい社会環境の中。60万強の市民を支える施設の充実といきいき相模原に貢献する協会としての期待は大きいものがあります。
 そして、協会に携わった諸先輩の設立当初の熱き想いを脈々と引き継ぎながらさらなる発展を期していきたいと思います。

 最後に、テニスを愛する一人一人がテニスの輪を拡げながら充実したテニスライフを送られますことを切に祈念致しまして挨拶とします。

 平成15年4月1日