空洞

 

 

あいつの身体を叩いたら。

ごつん、と小さな音が空洞に響いた。

 

ああ、空っぽなんだな、おまえの中は。

 

だけど、その空っぽの鎧の中に。

唯一無二の、暖かなものが、一杯に詰まっている。

オレはそれを知っている。

 

だから、オレはおまえを抱きしめた。

暖かいんだ、おまえの存在。

 

 

<あとがき >
2005.1.13の日記より。
アルの存在を、とても大切に思う。
2005.4.25.up