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アニメ・ベルサイユのばら妄想Q&A


謎のごちそう“ブイ・ア・ラ・カレーム

田舎風の野菜スープ、ブイ・ア・ラ・カレーム、
            アラス亭おやじ手作りのチーズにカルヴァドス・・・・・


こちらはアニばら第13話でアラスへご領地視察旅行へ出掛けられたオスカル様が、『今日の夕飯』にとご所望されたメニューでございます。
・・・ブイ・ア・ラ・カレームってなんだろう? ・・・なんなんでしょうねぇ?
ということで、検索してみました。

よく分からん(爆)。という事で、考えてみました。

“ア・ラ・カルト・メニュー”という事なのだと思います。
田舎風なので小綺麗なオードブル(アントレ Entre)などは省き、スープから、アラス亭の夕食は始まります。
ちなみに“ア・ラ・カルト”とは『お客が自由に選んで注文できる一品料理』というような意味です。が、アラス亭のようなこじんまりしたお店にそれほど食材のストックがあるとは思えません。という事で、要はその時あるもので臨機応変にこさえてくれるお料理の事なんじゃないでしょうか?
膨大なメニューの中から好きなものを選べるというわけではありませんが、旬のものをおやじが心を込めて煮たり焼いたり炒めたり、アラス亭のお料理にはなんとも言えない滋味があるのです。
魚料理(ポワソン Poisson)、肉料理(ヴィアンドゥ Viande)をOAコンビはそれぞれご注文なさったはずですが・・・魚はおそらくグラタン風だったと思われます。

アラスという土地が何処にあるかをご想像なさって下さい。
フランスという国は、だいぶ強引ですがの形に見えるのです。そのお星様の頂点よりにアラスはあるのですね。詳しく表記しますと・・・ノール=パ・ド・カレー地域圏、パ=ド=カレー県、アラス郡となります。ついでなので聞いて下さい。第22話分のワイド劇場で登場させたリールという街はこの地域最大の都市なんです。ゆえに、そこから運んで来たというステンドグラスに何か特別な郷愁を感じてジー・・ンとなったオスカル様・・・という設定だったわけで。ワタクシごとですいません(汗)!
リールはベルギーとの国境近くの街ですが、アラスはそこまでではありません。どちらかと言うと隣のピカルディー州との境と言った方がいいかもしれません。そして、この地域には“ピカルディー料理”といわれるものがあります。某情報サイトからの引用ですが【ピカルディーやノール県は北部国境を接するベルギー料理の影響を受けている。アンディーヴ(endive、チコリー)のグラタンなど共通するメニューもある。ビールやジャガイモも用いられる】という事で・・・・・ジャガイモ!!!そしてビール!!!!

流石、アニばらの食文化が色濃く表れておりますね(震っ)!!という事なのです。

ちなみに、『カレーム』というのは『アントナン・カレーム』の事だと思います。氏は宮廷料理家として非常に有名なひとで天才シェフ・パティシエとして、現在のカリスマシェフの先駆けとなった人物だと言われています。なので『カレーム』という名はフランス料理店等ではよく使われ、検索かけるとドバッと出て来たりするんですね。年代的にはオスカル様の時代と若干ズレるのですが・・・アニばらスタッフはあえて、有名人カレームの名を出したのでしょう。

といった事をまとめて・・・、アラス亭おやじは自らを「アラスのアントナン・カレームだっ!」と豪語しており、実際に食べて美味しいその創作料理の数々を、オスカル様はじめお客様たちは敬意を込めて『ブイ・ア・ラ・カレーム』と呼んだのです♪

アニばらスタッフ、奥が深いよ、すっごいねっ!!

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