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アニばら観察日記


妄想の起爆剤、フェルゼン伯爵再登板!!
潤いたい女性たちの為・・・僕ちゃん、カラッカラのベル砂漠に舞い戻って参りましたっ♪



第18話 「突然、イカルスのように」



お待たせしました。ベル界だけにとどまらず、その功績たるや世界史上でもすっかり有名になった感のある・・・ベル妄想の起爆剤、許されざる愛のモーレツ着火装置、北欧のスーパーチャッカマンこと・・・ハンス・アクセル・フォン・フェルゼン様のお帰りで~すっ!!きゃーーー♪ぱふぱふ♪♪

浮かれ調子でお出迎えしましたが、状況は物凄いのです。
あ~れ~オスカル様が・・オスカル様が・・・!今まさにトドメを刺されんとしています。絶体絶命の大ピンチ・・・しかし、そーゆー時こそこの男!正義の味方とはとても呼べませんが、スウェーデン印のチャッカマンはやって来るのです。
アニメでは・・・馬車に乗っていますね。絶妙のタイミングで身を乗り出し・・・と言うか、これは馬車を動かす従者か誰かが「フェルゼン様!前方に何やら、えぇと・・修羅場発見っ!!ひぇ~~~~・・えらいこっちゃーーー!!」とかなんとか叫んだのだと思われます。まぁ何にせよ、この人は偉いっ!!
オスカル様にとっては正真正銘『命の恩人』です。
偶然(いや、必然なんでしょう)通りかかり、馬車の窓から「オスカーーール!?」と叫び、結果として敵陣を追い払う事に成功したフェルゼン伯。瀕死(?)のオスカル様に一番に駆け寄り、静かにその体を抱き起こします。そして・・・朦朧とした意識の中で感じる懐かしい匂い、温かな感触、力を振り絞って瞼を開いた女性の目に映ったのは・・・「・・・フェルゼン・・・?」、あまりの事にオスカル様は本格的に気を失ってしまいました。
罪なチャッカマンです。

てか、アンドレ・・・あんた何やってんの・・・?敵が逃げてからオスカル様に駆け寄るまでの間、腰でも抜かしていたんでしょうか?まったく・・・。これからオスカル様のお心は200%フェルゼンへと向かってイクというのに、呑気な男です。あんた、覚悟しなさいよ。という感じだよ・・・。



というわけで、第18話「突然、イカルスのように」です。
この回からアニばらは・・・愛と悲しみの『禁断の泥沼ステージ』へとレベルアップします。まずは予告編から注目してみましょう。
「フェルゼンが帰って来た。ギリシャの神が突如空から舞い降りたように。その翼が4年間の空白の中に置き去りにしていたオスカルとアントワネットの愛の炎を燃え立たせる」って、どんだけぇ~~~!?
もはやフェルゼンは『神』扱いです。アニばらにしては・・・パリパリに乾燥してしまっていたこの4年間、人々を湿らせに戻って来たフェルゼンは、まさしく神。オーマイゴッド!!なのでありましょう。嗚呼!こんな事ならもっと早くに雨乞いすりゃ~良かったっ!!

そんなこんなでこの意味ありげなナレーション・・・アントワネット様のみならず、どうやらオスカル様の中にもフェルゼン愛が潜伏していたらしいのです。って、そーなんですか(驚っ)!?
4年前、確かに思いが複雑に交差する事はあったでしょうが・・・それでもまさか、まさか!隊長までもが【フェル・キャリア】だとは思いませんでした・・・。しかもそう・・・それはアントワネット様のように「ただただ・・・好き!」という直球な想いでない分、重いのです、深いのです、愛・・・なのです。そしてそれはお互い様。アニばらを観ていると思うのですが、フェルゼンはオスカル様が好きなのです。殆ど相思相愛と言っていいくらいに、田島オスカル様と那っ智フェルゼンは愛のオーラで包まれています。・・・くっ・・・志垣アンドレ!ど~するんだよぉ~あんた。と言ったところで、Aパートを眺めていきましょう。


女の身でこのような痛手を受け、意識を失い横たわるお嬢様を前に・・・とにかくやかましく嘆きまくるばあやさん。後悔は出生の時まで遡り、そりゃも~大騒ぎです。まぁね・・・たいして役に立たなかったどころか殆どデクノボウだったアンドレが、内海パパと目配せして「まぁまぁおばあちゃん」なんて言う場面は確かにイラッときますよ。私だってそこに居たら「このばかちんがぁーーー!!なにやっとんねん!?」と余裕で叫んでいる事でしょう。しかし、患者さんを前に大声出し過ぎです。もともとジャルジェ家はこんなものかもしれませんが・・・それにしてもフェルゼン伯、「騒々しい家だなぁ~おい」と思ったと思います。オスカル・・・君、苦労が絶えないね・・・と。
なので、そーゆーうるさい人たちは退場させます。

えー・・・怪我、病気関連の場面で定期的に登場するなかなかの燻銀役者、ラソンヌ先生が診断する「右腕の筋が半分切れている」・・・ばあやさんに聞かれたらアンドレは確実に片腕を切断されていたことでしょう・・・。と言ったところでラソンヌ先生&アンドレも退場。

んで待ってました、二人の世界・・・あたりが静かになった途端にオスカル様は目を覚まします。これもチャッカマンのタイミング効果のひとつですね。
「確かに顔を見たと思ったが・・・フェルゼン・・・戻って来たのか・・・」と、オスカル様はわざわざ起き上がり、弱々しいながらも熱のこもったお声で話しかけます。夢ではなかったのだな・・・と。
うお~・・・こんな劇的なシュチュエーションが他にありましょうか?
「危ないところをありがとう」「礼には及ばん・・・」「ああフェルゼンっ・・・逢いたかった・・・!」「僕もだよ、僕も・・逢いたかったよ・・・オスカ~ル!!」と、トントントンと事が運んでもおかしくない程に、この場面の二人はセクシーなのです。
ベッドがあり、二人っきりで、こーゆー時の田島令子様のお声の調子・・・フェルゼン、《よく押し倒さずにいられましたで賞》を差し上げます。ちゅうかですねぇ、仇討ち原理主義者兼足手まといのロザリーちゃんが入ってきちゃうからいかんのです!お願いだから~・・・微妙な空気から某かを察しておくれよ。いえ、私は何もオスカル様とチャッカマンをくっ付けたいわけではないんです。
ただ・・・セクシーなオスカル様を1秒でも長く観ていたい・・・
その一心なんですね。
しかしです、邪魔が入ったものは仕方ありません。今度は3人の不思議な関係に注目してみたいと思います。
記憶力がいいのです!この娘・・・流石のやり手ガールです。一瞬の出来事を必要に応じてハイパワーで検索できる能力はタダゴトじゃありません。そして、それと同等にお見事なのは、パッと見すぐに「あ・・・あなたは・・・」と回想できるフェル伯でして。あの時盲腸でまだ出演してなかった那っ智の「お怪我はありませんか!?おじょーさん!!」の台詞、改めて聴けて良かったです。やっぱり那っ智の声はええのぅ。
ちゅうわけで、この場面・・・最も凄いのは勿論オスカル様です。
和やかに話が合うフェルゼン&ロザリーを見て・・・つべこべ言わずに「そうか、以前会っていたのか」って。この人のこの受け入れ態勢の見事さには毎度感心しておりますが・・・まじ半端ありません。特にロザリーが絡むと「そうか・・・そうだったのか・・・」の一言で何でもかんでも100%納得して下さるので泣けてきます。

もっと話的に重要なところで萌えましょう(汗)。ポリ云々は飛ばして「アントワネット様には会わないのか・・・?」から始まる大人な世界。これ・・・どこからが独白なのでしょうね・・・。
あの頃と少しも変わらない・・・フェルゼンの深い海のような目を見て・・・いま自分が感じているときめき以上に・・・あの方は喜ばれるに違いない。決してお幸せではないあの方に・・・この男は言葉にならない歓びを運ぶに違いない・・・。己と重ね合わせるからこそ、深く深く解ることなのでしょう・・・。

今更言うのもあれですが・・・アニメのオスカル様の女度には目を見張はるものがあります。
原作のこのあたりだと「女でありながら女心が全然分からん!?」と軽パニックに陥る姿もなかなかだったりするのですが・・・アニばらはパラレルワールドなのでこれでいいのです。
秘めた女らしさ全開で妖艶に悩みまくるオスカル様、堪りません。
貴女をオカズにドンブリ飯がざくざく進みますよ・・・。


場面変わってポリ邸です。バッターン!とドアを蹴破って入って来たシャルロットちゃん。血相を変えて、歯ぎしりをして、恐らく初めて・・・母にはむかってみたのではないでしょうか。大好きなオスカル様の為に。
ここへ来て初めてシャルロットという女の子の全貌が明らかになりつつあります・・・最初は【ただ我儘なご令嬢】という役割で、主役の身内に喧嘩を売るだけのエキストラだと思ってましたが・・・彼女は次回の『主演』です。オスカル様への溢れ来る愛情に泣き崩れる姿を、視聴者はしっかりと覚えていなければいけません・・・。

ああさて、長くなっておりますが~、観察日記はようやく王后陛下アントワネット様の元へ参ります。
4年の歳月を経て、フランス宮廷はフェルゼンを忘れたようです。嗚呼「ひとの心なんてそんなものさ・・・」と、誰かが言ってましたね・・・ジェロ、貴方は今どーしているの!?
いきなり脱線しました。アントワネット様です。彼女は忘れておりません・・・名前を聞いただけで、気分はパラダイス。虹色の水玉と白鳥(つがい)を飛ばしながら妄想の国の住人です。こんなに待ち焦がれてくれるひとが居るなんて・・・フェルゼン、貴方はやはりベルばら一のモテ男ですね(泣)

しかし当のモテ男、オスカル様の危機を救った場面は見事でしたが・・・その後は結構グダグダです。と言うか・・・彼はオスカル様の前でのみ!いつだってグダグダ&めじょめじょなんですね・・・。
とにかく、その甘えっ子っぷりときたらオスカル様の中に眠る母性を容赦なく揺り起こし、翻弄します

だいたい今回フランスにやって来た理由も【婚活】ってどうよ?国に落ち着き年老いた父を安心させたいのなら、国内で嫁探ししたらいいのにね。とにかく目的が婚活なのでお見合いなどに奔走しなければなりません。そのうえ大概プライベートやろ?ってな話をオスカル様に漏らしまくります。これもテクのうちなのかと思いますが、散々愚痴って、仕舞いにゃ「愛さえあれば結婚できるのか?どーなんだオスカル!?」で怪我人ゆっさゆっさ・・・じゃないだろがっ!?と思うのですが~・・・彼なら許せてしまう。それがモテ男というものです。
そしてそして、ワタシ的に最も腰が砕ける場面が・・・スウェーデン軽竜騎兵の制服を着て奥様たちの談笑の場に現れるところです。原作ではそれなりに意味のある行動なのかもしれませんが・・・アニメだと100%コスプレに見えます。見たいと騒がれホントに着てみせちゃうノリの良さ!こーゆー時の勝負服として婚活中でも(婚活中だからこそ、か?)持ち歩いているんでしょうか?・・・同性の友達ができにくいタイプですね・・・。
で、コスプレ衣装のまま、辛抱堪らず「ワタクシゴトですが結婚話が~」とブチかますフェルゼン。王后陛下を泣かし、オスカル様には怒られます。しかしそこはフェルゼンですので・・・愛してしまったとどうして言える!?と逆ギレです。こーゆー感じ、オスカル様はすっかり慣れたご様子でして、そこがまた切ないひとコマでもあります。

あ~ぁ、声を荒げた後はいつも通り自責の念に苛まれ、肩を震わす男ですが・・・今回のフェルゼン、そればっかりや(笑)。

18話の彼にはもたれ掛かれるアイテムが必須です。『嘆きの友』とでも言いましょうか?壁、木、銅像などですね。本当に行動がワンパターンですから・・・故に安定感のあるキャラクターであると言えましょう。

そんなこんなで・・・はい、オペラ会をフケたアントワネット様&フェルゼンが・・・二度目の運命の出会いを果たします。この場面・・・ある程度一気にやる事やってしまった雰囲気ではないですか・・・?

アニばらの二大カップルは自然に囲まれて積年の想いをとげる・・・非常にナチュラルかつワイルドに合体!というシュチュエーションがお好みのようです。

片や武装したシトワイヤンに囲まれた郊外の森、季節は夏。
片やいつスクープされてもおかしくない庭園内の木立、季節は秋。


・・・どっちも勇気がいりますが、煮え滾る情熱があれば壁や屋根は要らないのです。ふたりの目にはお互いの姿しか映りません。何をどうスッパ抜かれようとも、そんなこと知るもんか~!!!
なんて言って勝手に興奮しましたが、18話のここはキス止まりなのかもしれませんし・・・皆様の想像力次第です♪


というわけで、これまでの観察日記と比べて格段に長くなりましたが・・・この先はだいたいこんな感じか、場合によっては更に長くなっていく可能性があります。読んで下さってありがとうっ!!字が細かくてごめんなさいっ!!


監督不在の数話がこれで終了致しました。次回からはいよいよ~・・・♪♪♪
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