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アニばら観察日記


やってきました。永遠の名台詞
「文句があったら、いつでもベルサイユにいらっしゃい」を吐きに・・・
ポリ・・・まじムカつく~!!



第14話 「天使の秘密」




諸事情による長浜監督の降板により・・・これから先何話かは総監督不在のエピソードになります。・・・何があったんでしょうか!?ちょ~今更ながら、気になります。

裏の話はまぁ置いときまして・・・大切なのは表です。総監督と言う存在、具体的に何をするのかよく分かりませんが・・・とりあえず14話~18話の間のお話、アニばらにしてはまぁまぁ・・・「原作に忠実っぽい」と言っていいんじゃないでしょうか。ゆえにそこまで強烈なサプライズも無し。今回は特に地味な印象を受けました。・・・仕方ありません、長い行程のうちにはこーゆー時もあります。どうにかして突っ込みどころを探しましょう。

と言ったところで冒頭、アラスからパリへ帰って来たオスカル様とアンドレの会話です。
思わず「懐かしい」と口走るほど、ふたりはどこへトリップしていたのでしょうか?
・・・誰も見てない二人っきり!!その状態で10日間。もちろん、ご領地アラスへの視察です。しかし、10日間はもの凄く長いと思うので。できることならここは・・・時間の許す限り妄想していたい・・・皆さん、アラス妄想の是非でアニばらの真価が問われると言っても過言ではないので~!・・・この10日間。ことあるごとに舞い戻って、『ふたりの絆in永遠のスピリチュアルパワースポット、アラス』を噛み締めたいものですね・・・。
むっはーーーーーーーーー・・・・☆


一方ベルサイユで急激な台頭を見せつけるのが・・・ポリニャック夫人です。この人、天使のような外見らしいのですが、武藤礼子さんの声色が初出の時から明らかに意地悪していますので・・・全然優しく見えません。惜しかったです。王后陛下は彼女の何がそんなに気に入って夢中になったのか?よく分からないまま、彼女はロザリーの母を轢き殺し、お決まりの名台詞を吐き、去ってゆく。
残念なことですが、このポリ夫人。デュバリー夫人やジャンヌのような深い掘り下げが見当たりません。原作でのキャラクターの悪さを・・・三割り増しくらいにして、ひたすら嫌なおばさんで終わってしまう。
19話でややドラマチックな場面がありますが・・・そもそもこのポリ夫人、正真正銘貴族なんですよね・・・。屈折した過去があり、辛酸なめて来たことには違いありませんが・・・どうにもこうにもアニばらスタッフは・・・オスカル様以外の『貴族の女』には関心が薄いようで。
逆に言うと下層階級で這いつくばる女、極貧から成り上がって来る女への洞察&評価は凄い。

総じて『平民より』のアニばらの、このへんは大きな特徴と言えるでしょう。

ところで、前後しますが、ジャルジェ家でもほぼ原作通りの展開でバトルが勃発。ただこちらのオスカル様は帰宅してすぐに、自ら挨拶に行ったようでして・・・更に見たところ非常に殴られ慣れているリアクションが泣けて来ます。うっうっ・・・しかしどうもこの場面、納得しにくいのです。ド・ゲメネとの決闘時、この父親は知って止めるどころか、むしろ誇らしげに「やれやれ~」的な態度だったはず。それと謹慎中の無断外出を咎めるのは次元の違う話かもしれませんが・・・偉そうに「おまえが決闘騒ぎを起こした相手は云々・・・」などと説教されたくありません!なんとなくイラっ・・とします。
ついでですがオスカル様が悔しがって最後「公爵がなんだ!」と言うのも・・・ここではやや八つ当たりな感がありました。当然です。公爵がなんだってんだ!?子供の正論にグーの音も出なくなり、しまいには「そんな暇があったら剣の腕でも磨くがよい」ってよ~・・オスカル様・・・そりゃ消化不良になりますよ・・・お可哀相に。。。


と言うわけで、それぞれの運命の糸がお互い知らぬ間に手繰りよせられ、ベルサイユというステージに向かい始めます。ロザリーとオスカル様の再会・・・短期間のうちに民衆の残酷な現実を次々と見せられたオスカル様が、即座に彼女を引き取ろうとなさるのは無理のない展開でした。
この時のオスカル様って精神的に【平民の気の毒なひと】に対して、とにかく受け入れ態勢万全なのです。

ロザリーよ・・・貴女は本当に、幸せな星のもとに生まれたねぇ・・・と、母を亡くしたばかりの彼女に言うのはあんまりでしょうか?
それはそうと、母さんの仇!覚悟~~~!!と突進してくるロザリー・・・結構気合入ってましたよね?残念ながら・・・子犬一匹余裕で殺せそうな迫力だったと思うのですが。
・・・しかし、そうは言ってもあの程度の気合、オスカル様にとっちゃ~・・蚊ぐらいなもんなんでしょうね。と言うわけで、オスカル様とひとつ屋根の下。ドキドキワクワクでいながら猛烈切ない・・・月9もビックリな同居ドラマの始まり始まりで~す!!と言うところで・・・つづく。



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