ヘッダーイメージ 本文へジャンプ

アニばら観察日記


「とてもステキよ~~~!」って・・・。
ヤングオスカル様の飛び蹴りde一発乱入 まじサイコー!!



第2話 「舞え!オーストリアの蝶」




第1話の素晴らしい人物描写から一転・・・第2話はひとこと「能天気!」とも言えるめっちゃアニメチックな冒険活劇風になります。
しかし・・・のっけから父上のこの鬼畜っぷりよ・・・(怒)!
朝っぱらから「これを着て身代わりとなるのだ!」と物騒な事をほざいて中途半端なドレスを渡す父ジャルジェ。
あんた・・・娘を一体なんだと思ってる?

前回はあんなに軍服着ろ着ろとやかましかったくせに・・・王室警護の為には手段を選ばない、彼は非常にわがまま且つ困ったおっさんです。ここまでテンパって近衛バカだと流石に腹が立ちますね。でも・・・オスカル様は相も変わらず素敵です。
覚悟を決めたからには「オスカルさまをナメんなよ」な軍服宣言Deサーベルキラリ。
その背景なんですかぁ!?非常にオーバーで興奮します~~~!!

さて第2話、「舞え!オーストリアの蝶」です。
エピソードの主軸はオルレアン公率いるアニばらヒール軍団が企てる、あり得ない花嫁拉致事件ではありますが・・・それはそれ!ヤングなオスカル様の気持ちのいい活躍っぷりにはやはり痺れてしまいます。

アニメのオスカル様は基本スタンドプレーの方らしく、急な思い付きって事もあるかもしれませんが全編を通して派手な行動に打って出る時は大概おひとり・・・と言うパターンが多い。今回もアンドレがちょっと目を離した隙に・・・はい、単独で出動してしまいました。

一方、「もうお嫁に行くのはやめました♪」なアントワネット様、ドッキリカメラみたいなイタズラはお好きなようで・・・結局何がしたかったのかは分かりませんが、順調に罠にはまっていく姿はおバカそのもの!!これではオーストリアの偉大なる母でなくとも胃が痛くなりましょう。

そんな駄目駄目なアントワネット様を助けんと、颯爽と現れるオスカル様!!アンドレ曰く、こちらもさんざん駄々をこねましたが、やると決めたら流石はオスカル様。並外れた観察力と行動力で、いきなり「うわ!女の直感炸裂っすね!」な働きっぷりなのです。

とにかく、ピチピチヤングな隊長なので、やる事が清々しいです。敵の巣窟に、まずは飛び蹴りにて一発乱入!更にキックで暴れなさるのかと思わせて・・・二発目はアッパーカット!!このフェイントがたまりませ~ん。
とても素敵よ~~~!なんつって、120%的外れな歓声を上げて喜ぶアントワネット様に共感度もMAXな名ファイティング場面であります。
ちなみに闘いながらアントワネット様を連れて逃げるオスカル様、何故かご自分の馬には乗らずに敵方の一頭を拝借しておられますが・・・シロちゃんは何処へ?
はい、恐らくは後で探しに来たアンドレが無事保護して連れ帰ったものと思われます。

それにしてもオルレアン公、彼もギリギリのタイムスケジュールで悪事を働く男です。「王太子妃殿下ご到着にございます」の時には何食わぬ顔をして王族の列に並ぶオルレアン・・・。スカポンタンな部下を口封じのため殺した際のナイフ投げはお見事でしたが・・・あの後猛ダッシュで国王陛下の元へ帰るのはなかなか大変だった事でしょう。しかし、悪い奴ですね。最初からうまくいきそうにない作戦で事を実行し、ボロが出たら直ぐに殺してしまう。どうせならもっと頭を使って、人の命はなるべく粗末にしないで頂きたいものです。

*掲示板にてご指摘頂きました件を追加します。
 
このエピをトンデモたらしめている最大の理由が「え?偽アントワネットって男なの・・・?」という部分だと思うのですが・・・・・・いくらなんでも性別を合わせるくらいしろよ!とオルレアン公には突っ込み以前の苦情を申し立てたいくらいの気持ちになりますよね、そりゃ真っ当なご意見です。
しかし、ずさんな計画だと笑うなかれ。何故バレずにそこそこのところまでいけたのか?そこにこのエピソードの真の怖さが隠れているのです。
オーストリアからフランスへ、花嫁として引き渡されたその場所に居た召使の多くがオルレアン公の配下の者だった!ということなのです。というか、そうだったら面白いじゃないか~という私の希望です。
計画失敗により当然この者たちは口を噤まされ、中には殺された哀れな人も存在しますが・・・まぁ、オルレアン公の権力をもってすればそれくらいの事はきっと屁でもないのでしょう。
ベルサイユって、こわいところなんだなぁ!


さて、すったもんだで大騒ぎしながらお輿入れされたアントワネット様。彼女はそう・・・オスカル様にこそ『恋』をするのです。
「オスカルは命の恩人!」この思いをしっかと胸に刻んでフランスの人となるアントワネット様。その姿にこちらの胸もすっかり共鳴し、じぃ~んとなる大変印象的な場面です。バックで流れる音楽もマイナーコードですが非常にドラマチックな良い曲です。ってところで、なんとフェルゼン伯爵登場!!・・・あんた何故そこに居る??と突っ込むのは、野暮なのでしょうね、はい。

第2話にしてベルばらの主人公を三者揃えたこのサービスカット、複雑に織り成す運命に向かって・・・しっかりとドキドキしておきたいものです。つづく。

アニばら観察日記TOPへ戻る

フッターイメージ