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アニばら観察日記


新キャラクター続々登場!ヒール天国アニばらのクイーン、
ジャンヌ姉さんの豪華業火なこの暴れっぷりよ!



第10話 「美しい悪魔ジャンヌ」



今回はサブタイトル通りジャンヌが主役。オスカル様の出番は悲しい程にチョコっとなので、印象としては暗いです。ちゅうか、怖ひ。・・・「こげな場面、チビッ子に見せてよいのだろうか?」の連続なのです。さすが美しい悪魔ジャンヌ・・・松金よね子さんの粘り気のある声もいい感じで、ヒール系キャラは益々生き生きと!
嘘泣きに暴力に放火に詐欺にとやりたい放題!!・・・ホントにジャンヌ、アニばらでのこの扱いの良さにはびっくりですね。

と言うわけで第10話。ルイ15世陛下のご逝去により、いよいよルイ16世陛下の誕生です。それにより勿論、アントワネット様は妃殿下から王后陛下へとレベルアップするわけで・・・ベルばら本番へ向け、物語が加速していく感じがワクワク致します。

今回初出の重要キャラクター、戴冠式で祝辞を述べるロベスピエールと悪魔の手先ニコラス、そして何故か金髪、気持ちの悪いローアン大司教ですが・・・どいつもこいつも嫌な奴です。特にロベスピエール、アニばらにおいてはこいつは悪の総統、完全にヒールグループに属しているので皆さん、騙されないように気をつけて下さい。とは言っても・・・まだ監督が長浜さんなので清廉潔白、そこはかとない野暮ったさが漂うものの・・・まだ彼は切れる若者風です。ここでいったん存在をアピールしておいて、次の出番はアラスまでお預け。フランスの情勢について、せいぜいガリ勉してて下さいという感じです。

さて、今回主役のジャンヌ姉さん、本当に酷い事をします。妹に対する暴行、恩人に対する殺人及び遺言書偽造による財産ドロ。ニコラスという頭の足りない男をいいように利用して悪徳三昧、一気にデュバリーを超えました。恐ろしい・・・これからの貴女が本当に恐ろしい・・・そして非常に頼もしいです。悪役が良ければ物語は盛り上がる。ヒールな人材が豊富に揃ったアニばら世界、ジャンヌの台頭でこの先は常に厳戒態勢なのか?と思いきや・・・この人も今日出たら、またしばらく消えます~・・。。。


さて、オスカル様の事を語りましょう!

この回のオスカル様、出番は少ないですが・・・オスカル様らしい優しさで物語を包んで下さいます。「あたしを一晩買って下さい」なロザリー・・・
よくよく考えると「ここってそんなに大爆笑するような場面なんだろうか?」と言う疑問が沸いてくるのですが・・・要は大袈裟に笑い飛ばすしかなかったくらいに凄惨な、正視に堪えないパリの現実なのです。


考えてみて下さい・・・オスカル様はついこの間、追放されるデュバリーと「明日のパンを心配することがどんなにみじめで辛いものか・・・」とやり取りしたばかり。気持ち的にはデュバリーの幻影がまだ色濃く残っていると思うのです。そんな中で、売春婦という仕事がパリでは珍しくないどころか、このような幼い者がまさに明日の食料の為に体を売ろうとしている。これは物凄い衝撃だろうと思います。
オスカル様の心中を思うと・・・つくづく胸が痛みますね。

それはそうと、アニメのオスカル様はアンドレから金を借りません。借りたのかもしれませんが、少なくともそーゆー台詞はありません。1話正味23分かそこらで、細かい会話は割愛されたのかもしれませんが・・・私としてはアニメのオスカル様は自分で金を持っていた方がいいと思います。だってスタンドプレーが多いですからね。何をするにも現金は持っていた方がいい・・・金が無いと心許なくて行動範囲が狭まります。たとえオスカル様でも。。。
というわけで、・・・ジャンヌの人となりの悪さを十二分に見せつけて・・・第10話は終了。次回へつづく!


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