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アニばら観察日記



ついに決着か!?女のプライド合戦。その影で謎のパレロワイヤル初登場~っ!!



第5話 「高貴さを涙にこめて・・・」



なかなかしつこい女の勢力争い・・・飽きっぽい方はそろそろネをあげていらっしゃるのでは?

本放送時はこのエピソードを延々やってしまった事で視聴率、かなり苦戦したと聞きます。私はデュバリーが好きなのでいくらやっていただいても構わないのですけど。難しいですね、このへんのペース配分。

さてさて第5話の今回ですが、この回は画面の演出がかなり冴えていると思いますよ。まずオープニングテーマに入る前のイントロ部分、ここの処理の仕方なんかは画期的にカッコいいではないですか!!

アニばらは当時としては異例とも言えるほど演出凝ってます。
連続アニメと言うより壮大なドラマ、ひとつの映画を団結して作り上げるような気持ちでスタッフが取り組んだ最初のアニメ作品なのだとある資料にありました。


そーゆー気合の演出が随所にみてとれるのが第5話なのです。特に画面が徐々に分割され効果音と共にキャラクターがカッカッカッと映し出されていく・・・正式に何と言う手法なのか分かりませんが、とにかくこーゆー演出は新鮮だったし、かっちょええですよ~~~アニばら!!


ところで・・・相も変わらずデュバリーの悔しがり方、怒り方ときたら・・・
今に始まった事ではありませんが、激怒した彼女のベルサイユ宮殿破壊活動っぷりは半端ありません。
おまえ、世界遺産に対してそんな乱暴働いていいと思っとるんか?許されない犯罪行為です。どのような場合でも、ものに当り散らす女は美しいとは言えません。しかし、その破壊活動の中にもなかなかの名演出があったりするのですね。私が好きなのは・・・オルレアンの「死刑」の台詞に合わせて、けたたましく鳴り響く壊れた置時計とか。痺れちゃいます。そうそう、ベタですが蝋燭の長さを変化させる事によって時間の経過を表現するやり方も上手かったですねぇ。


と、そう言えば、今回は悪の殿堂
パレロワイヤルが初登場しています。
アニメのパレロワって容赦なくキナ臭いんですけど・・・本当にこんなところに娼館があるんか?アニメのおリボンは別ルートで覚えたのかもしれません。。。

そんなこんなで顰蹙買いながら引っ張りまくった女のエピソード。いよいよ決着が付く時が来たようです。
アントワネット様は結局母君マリア・テレジア陛下の為に折れるのですが・・・あのむっちゃ巨大な肖像画が、彼女にとっての母の存在の大きさなのかもしれません。

しかしこのあたりのプライドって・・・私のように現代を生温く適当に生きる者には到底理解できない領域にあります。ここまで引っ張るから、どうしようもなく注目される結果になってしまったわけで。嫌いな相手ならそれこそ適当に、早期段階で一言言葉をかけて、文句を言わさないようにしてですねー・・そこから晴れて無視すればいいのにねと思うわけなんです。・・・それじゃドラマになりません。オスカル様にも全く感動して貰えません。。。

でもね・・・アントワネット様がデュバリーを忌み嫌った理由が「もと娼婦だから」と言うんじゃ、ちと切ない。実際、世の中にはそこまでしなきゃ生きられない人々はいるのです。そして、その方たち無しでは健康に発育するカラダをどうにも持て余してしまう方も現実におられるわけで。昔も現在も・・・。プロの存在はある意味性犯罪の抑制にも通じているわけで。・・・って、こんな話、別にいらんよなぁ?

とにかく、ああ誇りって・・誇りって。・・・つづく。


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