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☆40周年記念 ベルサイユのばら展 レポ☆  〜わたしのベル展珍道中〜

40周年記念 ベルサイユのばら へ行って来ました。



東京は松屋銀座さんで9月13〜9月24日の間、開催されておりました。


そちらの模様、連日テレビの情報番組等でチラ見させて貰ってましたんで「だいたいの予想はつくわ」という感覚だったのですがー・・・、行ってビックリ(@ ̄Д ̄@;)汗

それはそれは予想を遥かに上回る大盛況満員御礼のスペシャルロイヤルな大イベントだったのでした。


先ず最初に・・・さる方からとんでもなく光栄なお申し出があり、特別過ぎるチケットを手にしただけでハイパー有頂天!!!という状態だった私が居ます。それは直接ではなく経由、ではありましたが、このチケットを戴けた事がもう本当にありがたく・・・それだけで涙が出ます。アーメン・・・(T▽T)音譜という感じ。

やー・・・人生いつ何が起こるか分かりません。常に全力で「好きです!!」というメッセージを相手に伝えることが肝心だ、と思いましたです、はいあせる


で、有頂天スタートで迎えた今回のベルばら展。

もうねー・・・行ったの23日(日)の午後なんですが、混みまくりでした。。。

会場から人がはみ出るはみ出る。

1枚1枚原画を見て歩こうと思ったら時間なんて何時間あっても足りないくらい、もう本当に混んでいたんです。

しかも、いろんな人がいる・・・!?

老若男女、ベルばらを実際読んだことない人々(男性多数でした)まで奥さんや彼女に連れられて見学に来ているんですねー・・・。で、「これがアンドレなの?」とか言ってるんです。首を突っ込み「そう、それがアンドレじゃーーー!!」と何故か絶叫で返したくなる自分(大迷惑だろうよ)。その後「じゃあジェローデルはどれか今度は教えてあげようか?」とかって優しい気持ちになるので初っ端からまったく気分はジェットコースター。

他人の感想言い合う声ひとつひとつも聞き逃したくない、それ程に素晴らしいイベントが40周年記念 ベルサイユのばら展だったわけです。


実際、今回のベル展は凄い企画が満載でした。中でも「絶対見逃せんっ!!」と思ったのが初公開であるらしいアニメのセル画・設定資料の展示コーナーでして、ご存知の通りアニばら命の私としては「冥土の土産に毎日でも見に行きたい」と思うくらいに熱い期待を寄せておりました。

で、ベル展のレイアウトなのですが、先ずは原作の原稿が名場面ごとに展示されているところから始まります。そのどれもが素晴らしいものなのでお客さんは1枚1枚の前で立ち止まり、前述のような「これがアンドレなの?」とかって言ってるので、そう、これがアンドレじゃーーー(以下省略)・・なのですね。いや〜もうね〜・・・ここぞという原画の前の人だかりときたらルーブルのモナリザ様もビックリだ目という見学のしにくさです。そりゃ誰だって目の前で凝視したいに決まっている。本当に、「生きている・・・この原画、生きていますよね!?」という、まさに生命力というか猛然と力と光を放っているのですから。

う〜・・む何故これらが『国宝』でないのか?今すぐ認定しろっパンチ!!!というくらいに、後半クライマックスの場面などは凄い、凄過ぎるっ!嘘だと思うなら正面に手をかざして御覧なさい、温度違うから。←感じ方には個人差があります

カラー原画なんかね、もぅ筆舌に尽くしがたい美しさですよ。時代を経て少し色褪せた部分も皺も鉛筆で書かれた下描きの線も。すべてがありがたいです。気をしっかり持って歩かないと感動し過ぎてお〜〜〜・・・神よっ!!なんつってのけぞってしまうくらいの神々しさなんで・・・奇異の目で見られたくない方は気をつけて下さい。この際どんな目で見られようと構わないという自分の気持ちに正直な方は思う存分、転げ回って感動を表現されるといいと思います。翌日の情報番組で放送されちゃうかもですが・笑。。。


というわけで、40年前のマンガの原画を眺めて歩くという行為だけでめちゃくちゃ体力を消耗します。

てか、半ば魂を抜かれボーーーとしてたら突然肩をバンバン叩かれ「あんた電話出ろよ〜〜〜むかっ」とかいう麗しいご婦人に遭遇。なんでここに!?とビックリしましたが、それはいつもお世話になってるベル好きのお姐さんで、日にちを言っただけで何時に此処に来るとかって事は伝えてないのに何で居るって分かったの?って思って尋ねたら、「あんたのことだから朝イチで来てもまだ居ると思った」って・・・ありがとうございます(ノ◇≦。)


はーーーーー・・・何から何まですっげえや、ベルばら。と言ったところで何やら雰囲気が一変。



待ちに待ったアニばらのブースにやって参りました。


すいません・・・アニメ放送開始予告用(セル画です)の「ベルサイユのばら」って文字だけで「フッ〜〜〜Oo。。( ̄¬ ̄*)」ってなりました。

改めて、なんなんだろうなこの体質・・・。


今回は同じくアニばら熱烈支持者のひかる様とご一緒したので「大丈夫、ひとり浮くことはない」という安心感がありましたが、じゃー二人で浮いたらどうなるの(^▽^;)?

いえ、本当に大丈夫・・・だったと思います。アニメのセル画(背景付き)も初公開だけあって多くの方が足を止め熱心に見ていらっしゃいました。ただ、マンガの原画と比べて圧倒的に枚数の多いセル画なので「ここだっ!!!」という決めのお顔が展示される確率って低いと思うんですね。保存場所や状態なんかも、膨大過ぎるので管理には限界があると思うし、実際ファンの大多数が展示を熱望するようなベストワンは・・・と思います。ただ、それは物凄く贅沢を言えばの話で、今回展示されたセル画でも良い場面はたくさんありましたし、私などはそれを見てマジ泣き致しました・・・恥汗

マンガの原稿と違ってセル画は1枚でストーリーが分かるようなものではありません。一応『37話』とかって書いてあったりはしますが結局は自分の記憶の中からその一瞬を抽出しなくてはならないのです。で、殆ど全部分かる自分。あの頃(今もだけど・・・)、夢中で見つめたテレビ画面、その元になったセル画が目の前にあるのは凄いことです。

じっと見つめているとです・・・セル画のオスカル様が、アンドレが、ジャンヌ姉さんが、語りだすかのような錯覚にとらわれます。とっても不思議な感覚ですよ。

ちなみに私が泣けてきたのはディアンヌちゃんなんですが・・・32話あたりの彼女とオスカル様の語らいの場面ときたら、タマラナイのです。。。

もぅ本当に、大好きな場面です。

で、アニメは本来ひとコマひとコマ切り取れるものではなく流れるメロディみたいなものだと思うので、芋づる式にずるずると隊長が現れ、やられました(T▽T;)汗怖いよ、この妄想体質。


設定資料というのも大変興味深いものでした。

設定事項が記されているわけです。

アントワネットの髪型の正面・横・後ろ、巻き方イメージはこんなですよ。

オスカルの顔、怒った場合・困った場合・悩んだ場合、基本的にはこうなりますよ。

オスカルの部屋、アンドレの部屋、窓がここにあって家具のレイアウトはこうだよ。

主なキャラクターたち全員ズラッと並べて、身長の比較はこんな感じだよ。

だからこれらの約束事項を守って仕事して下さい!!

という時の説明に使うのでしょう。これらがないと複数の人がてんでバラバラに描くので統一感のまるでないすっとこどっこいなアニメになってしまいます。


アニメ制作って、頭で考えるよりもずっーーーーーー・・・と、大変なものなのですね。。。

改めて、無謀ともいえるベルアニメ化のこの企画、挑んで下さったスタッフの皆様、ありがとう・・・本当にありがとう・・・涙。。。
とひたすら感心&涙していると直ぐ近くの大画面から超ダイジュストバージョンのアニばらが流れ、イキそうになる私。だから、なんでしょうね、この体質(゚_゚i)・・・あせる


といったところで、アニメ展示の白眉はこちらです。

姫野美智さんが描かれたエンディング用の1枚絵の原画。


まさかこれを拝めるとはーーーーー・・・・・・あぁ〜〜オスカル・・・オスカァーーールッ!!

と、大絶叫してもいいですか?というところまで感極まりました。

国宝超えて、世界文化遺産に登録お願いします。


これまで何千回も目にしたイラストです。幼い頃から合わせて何十時間見つめてきたかしれません。

でも、そのどれもが本物とは違う色をしていたわけですよね・・・。


本当のオスカル様はこんなお色をしていたんですねっ!!


生まれて来て、出会って、生きて、その間わたしがどれだけアナタのことを想ってきたか・・・・・。
オスカル様、分かりますかーーー・・・?


と考えたら、涙腺ブッ壊れそうになったので慌てて目を逸らしましたあせる
大切な何かがあったとして、ひとはどこまでそれを愛せるのでしょうか?
私は今回改めて、その答えは無限大だと思いました。




今回ベル展を参拝するにあたって感動し過ぎる自分が怖かったので、前日に「よっしゃ、ひとつイメトレしとこう!!」と思い、『明日、念願のセル画の数々を目にして感動する自分』というのを想像し、成り切ってみたんです。そしたら、小一時間泣きまくってしまいました。しかも最終的には嗚咽に発展してしまっていたんでもう「さすがだね自分っ!!」という感じです。

こんな状態なので帰宅後も勿論、お風呂で「うお〜〜〜〜〜〜。・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。」となりました(思い出し泣き)。

デトックス効果抜群!!というもんです。


皆様、感動しにベルばら展へ行くのなら泣くのを我慢しない方がいいですよ。その時多少変な目で見られたとしても、それもまた美しい思い出になります(そうか?)。

泣いて帰って来ましょう、思いっきり。



というわけで、気が付けば最も華やかだった宝塚歌劇コーナーを完全スルーしてしまったわけですが(キッズもだよ汗)・・・個人的に、そこで得るものがなかったのだからしょうがない。。。

いや、ヅカばら、観たことあるんですよ!そして心から感動しました。宝塚が本当に大好きでした。でも、いつの間にか完全に思い出になってしまった・・・(;´▽`A``。。。
この先またお世話になることがあったら、その時また真剣に向き合いたいと思います。

あぁでも、やっぱり一言。あのお衣装、至近距離で眺めても本当に豪華そのものなんですねっ!!
グッズ売り場で見たコスプレ衣装があのレベルであのお値段なわけですから・・・宝塚の舞台衣装って一体・・・。そしてスタァさん達が実際これらをお召しになったら・・・目もくらむような華やかさなんでしょうねぇ(憧)
・・・って、咄嗟にこんな極薄のコメントしか思い浮かばず済みません(謝)。



最後に、我が心のオスカル・フランソワで・・・注目すべきはやはり美しい私のオスカル様を表す一文字なのでした。田島令子さんの魂の入ったこの作品は周りのカラフルな作品の中にあって殆ど浮く程にクールビューティーーー・・・恍惚。アニメのオスカル様そのものですね!!と、最後に自分でも驚くほど神聖な気持ちにさせて戴いたのでした。いつだって、私に「しっかりせいよ」と気合を入れて下さるのはこのオスカル様なんですよねー・・・これからも先も、ずっとです。(志垣氏もすごいですけどネ・笑)



あ〜〜〜とにかく幸せいっぱいです(〃∇〃)・・・ドキドキ

池田理代子先生、素晴らしい作品を描いて下さって本当にありがとうございますベル

約束できること、これからもずっ〜っと、私はベルばらを好きで居続けます。