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☆40周年記念 ベルサイユのばら展 レポ☆ 
〜そごう美術館(そごう横浜6階)編〜

40周年記念 ベルサイユのばら 再び行って来ましたっ!


嗚呼っ・・・花のベルばら展:凱旋スペシャル・・・・・・・フェルゼン・・・?フェルゼ〜〜〜ンっ!!!
なんつって、気分はすっかり第25話のオスカル様♪

こちらのイベント、昨年9月に松屋銀座さんで開催された時はお初だったのと期間が短かった事もあり連日超満員の大行列イモ洗い状態でマスコミにもずいぶんと取り上げられていましたっけ、ね?
あれから1年・・・じゃあ、41周年記念なのでは・・・とボソッと呟きながら全国各地を巡業して来た展示品さまを改めてじっとり眺め、あ〜〜〜やっぱり胸が熱い。目頭のあたりも熱い。6階までエスカレーターを駆け上がって来たので爪先も熱い・・・よ・・・。

さぁさぁ、『40周年記念 ベルサイユのばら展』が首都圏に戻って参りました♪
今回の会場はそごう横浜店の6階にあるそごう美術館。


私、実家が海老名なもので・・・若い頃は横浜でよく遊んだものです(相鉄線でこっちの終点:海老名←→あっちの終点:横浜 急行で30分ちょい)。
意味もなく横浜と言う街をウロついていたあの頃、刻一刻と目覚しい変貌を遂げる港町の姿に目を見張りつつ、チャイナドレスの魅力的な着こなし方に頭を悩ましつつ、エビのチリソース炒めの公平な取り分けに苦心しつつ、ランドマークタワーのスカイラウンジで極上の夜景を眺めながら一杯2000円も3000円もするカクテルを気前良くご馳走してくれるような、そんな素敵な彼氏を何がなんでもゲットするどっ!と意気込みつつ、とにかく毎週のように合コンに励んでいたあの頃・・・二度と戻ることのないバカバカしく恥ずかしい青春の日々よ〜。。。
そんなこんなで、アルフィーのプチ追っかけでウキウキして過ごした真っ当な思い出なんかも含め、横浜と言う街には相当な思い入れがあったりします。
そこへ・・・過去から現在に至るまで、まぁーーー・・・考え得る中で私にとって一番大事な栄養源。と言い切れるベルばらが重なり・・・

メモリ〜〜〜・・・
あおぎみてオスカル様を〜〜〜
思い出をたどり〜〜〜
歩いてゆけば〜〜・・・
出逢えるわ 幸せの姿に〜〜〜

新しい〜 命に〜・・・・・・・


今回は開催期間長めでして、2013年9月8日〜10月14日。
夏から秋にかけて・・・季節の鮮やかな移ろいと共に、何度でもベルばらを楽しみにいらっさいませ!!
という、首都圏在住の重度ベル中毒の方々には大変ありがたい企画だったのであります。
しかし・・・私、神奈川在住でありながら、なんやかんやで単独行動できる日がうんと限られ、行けたのは1度きり。。。
10月6日(日)に行って参りました。

なんというか、コレ、昨年みたのと同じイベントなの?と思うくらい私としては銀座とは違った印象を受けました。
まず、私が入場したのは夕方5時過ぎでしたので程よい込み具合だったんですね。
こういった催し、大混雑していたのでは勿論困るのですが、だからといってガラガラでも気分的に盛り上がらないものなので、“程よく人が入っている”ことが大事なのです。
実際、今回のベルばら展は老若男女、大変バランスの取れた客層でもってベルばらの魅力や集客力といったポテンシャルの高さを改めて示してくれました。
全国各地を回って来て、もう大概のファンは訪れたであろうなと思っても、空いた時間にもう一度・・・未体験の友達を誘ってもう一度・・・情熱不足の亭主や彼氏を教育する意味でももう一度・・・と、何度でも足を運びたくなる不思議な魅力を放つ、ホントに素敵な展覧会になったと思います。
その最大の理由として『出来る限りこの世のベルばらを網羅した』が上がると思うのですが、もうね〜・・・ベルばらというひとつの作品の中に音楽で言うならクラシック、フォークソング、ハードロック、ポップス、演歌・・・あらゆるジャンルが組み込まれていると思いますね。
聴き手の好みでどの部分をより強く感じ取って楽しむか。そのあたりの抽出具合はそれぞれ好きにして下さいというような、独特の懐の深さを感じます。
ホントにバラエティー豊かで長年飽きさせない魅力がそこにはあるんですね。


で、今回銀座とまったく違った印象を受けた理由なんですがね。レイアウトが大幅に変更されていたから・・・だと思います。

私は広々とした空間で落ち着いて見学する事が出来たという理由を抜きにしたとしても、今回の『ベルサイユのばら展』の方が好きでした。
もうちっと明るくできないものかと薄暗い照明に対して多少のクレームはつけたいところですが、入場して直ぐの空間にカラー原画が展示されていることに感動・・・っ!!
銀座は入り口に宝塚モノがどんと飾られギンギラギンだったので・・・ベルばらに華やかさを求めない私には若干の抵抗感がありました。
たとえば、ベルばらを詳しく知らない友人と前を通ったとして、まず一番にそーゆー話だと思われたくないのです。ベルばらはギンギラギンde豪華絢爛なだけの少女マンガではありません。第一印象というのはとにかく大事なので・・・こーゆー企画の際には派手さよりもベルばらの本質的な部分をしっかりアピールして欲しいのです。

というわけで、そごう美術館がそのように配置した本当の事情は知りませんが、私としては「宝塚よりも原作の原画や原稿の展示に重きを置いてくれているのであろうな」と素直に理解する事にして、しょっぱな非常に気分がよくなったわけです。
あぁ、私はこのようにして常にヅカばらに批判的な態度を取ってはおりますが嫌いなわけじゃないんです。ただ、アナタがセンターであってはならない。それは間違っている!と言いたいだけで。だって、ヅカばらもアニばらも原作の魅力の一端を強調し、創作されたのであって世界観の全てでは決して無い。なので、こーゆーイベントの際に目立ち過ぎているのを見るとついつい意義を唱えたくなります。まぁ・・・なんだかんだ言っても需要があるのなら仕方ないんですがね(;´Д`A ```。。。ベルキャラ演じるスタァさん達、かっこいいですよ、ホントに・・・。

とグダグダ言ってる間にカラー原画、原稿、ヅカばらの世界を巡り、いよいよ我が心のサンクチュアリ:アニばらコーナーへ・・・
ラララララ〜〜〜〜・・・*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:゚・:,。*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆


そごう美術館、松屋さんのイベントスペースとはキャパが違いますからまったくもってゆったり見学できて素晴らしいです。
これはアニばらに限らず、原作の原稿もヅカばらも、ひしめき合う人々の隙間からどうにかチラ見するとかでなく、感動したら情熱のままにその場で踊って突っ伏して想いを昇華するとか・・・そーいった迷惑行為も、(控えめにやるなら)此処なら許されるのでは?と思われる程のゆとりがあります。


で、アニばらなんですが・・・こちら意外(!?)にもお客さんが多くて驚きました。
私はなんなら空間を独占して独り感動を極めるのだと決意して行ったのですが、全然独占などは出来ずにですねー、熱心にセル画を見つめていらっしゃる方が何人も。更に、スーパーダイジェストで流れるテレビの前には椅子が足りないくらいのお客さんが集まり静かに見入っているのです。
うっうっうっ・・・・あれ、編集具合に疑問が残りますが、公共の場でアニばらの映像に足を止められ、皆さまそれぞれ噛み締めるものがおありなのだろうなぁ・・・と想像すると、なんともいえない気持ちになります。。。
こーゆー感覚、普段ではまず感じることの出来ないものなので、貴重だな。としみじみ・・・。。。。。
・・・・・しかしなぁ、すぐ隣ではヅカヴァージョンのスーパーダイジェストが流れているもんだから音が混ざっちゃってます・・・。てか、どう聴いてもヅカばらの方がテンション高めなので・・・どこのスタァさんか知りませんがもう少し静かに台詞しゃっべて下さい・・・とお願いしたくてたまらない。蛍やってる近くで「オスカ〜ル・・・俺は今日まで、生きていて良かったぁ・・・!」とか言われると、なんというか・・・居た堪れない気持ちになります。そして
「あー・・・カップルそれぞれ・・・違った愛情の形があるんだなぁ・・・」と、あんなこんなな妄想を抱かずにはいられませんよ:笑。。。

で、セル画なんですがね・・・銀座より展示枚数増えました・・・か?
昨年の記憶はまだまだ濃厚だと思っていたのですが、予想外に「おおっ!?」と思うものが何点もあって・・・これ、初めて見るものなんじゃないかと(逆に抜けてるものもあったりしますか・・・?)。
いやぁ〜銀座よりスペースも格段に広くなっていますし、セル画、増えましたよね!?増えてないなら、なんでそう思ったんだろう!?
とにかく、今はもう伝説になってしまった『セル画』の持つ熱さ・・・たまらない感慨を覚えました。


あと、姫野美智さんのエンディングの一枚絵の原画ねーーー・・・これは何時間でも見つめていたい。


幼少の頃から今まで、オスカル様を想って生きて来た時間のすべてが詰まっているような気がします。
本当に、本当に愛しいです・・・おまえときたら何故これ程までに美しいんだ?こんな気持ちにさせてくれてありがとう、オスカ〜〜〜〜ル・・・。・゚・(*ノД`*)・゚・。!!
なんつって、お隣のヅカばらダイジェストに負けじと大絶叫したい衝動に駆られましたが、警備員さんに連行されたら困るので堪えました。

はーーーーーっ・・・いつの日か、またお目にかかれることを願って、物凄く離れ難かったんですが、エンディングイラストに別れを告げ・・・
次は、はい。
田島令子さんの作品を拝見し、興奮した気持ちがスッーーー・・・と凪いでゆくよう・・・・・非常に穏やかで神聖な気分にして戴きまして、会場を後にしました。


またしても、素晴らしかったなぁ、もおーーーーーーー・・・。


森林浴ならぬベルばら浴ですね・・・。


ベルばら展、免疫力の向上にいいですよ。ホントいい。特に私の場合はアニばら関連の展示ブツによって脳(の一部ですけどねぇ・・)が活性化するのが実感できますし、興奮とリラックスの相乗効果によって新たな活力が沸いて参りました。


次は、このベルばら浴がひとに与える科学的根拠について・・・語りたいのですが長くなりますので、またの機会にー・・・。


次の会場は何処だろう?
40周年 ベルサイユのばら展  どんどん行って皆さま、元気を貰いましょう!!