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アニばら観察日記 +プラス

本編(?)に書ききれなかった分をこちらで。
この調子で観察日記、一体どこまで長くなるやらです
。。。

第37話 「熱き誓いの夜に」 〜R‐18指定編(嘘です)〜

ただでさえ非常に長ったらしく暑苦しいわたくしのアニばら観察日記でございますが、この度普通にUPしたものに書ききれなかった分を、このように『アニばら観察日記 + プラス』として、改めてお目にかけてしまおうかな〜〜〜といった次第です。
あ、予定は未定なのですが、コレとは別に、もはや本編には登場しない人物に関して妄想が止まらなくなった場合などは、突発的に沸き上がった想いを臨時にご報告する『アニばら観察日記 号外!』とかも考えております。(しかも、そーゆーことを話数遡ってやってしまうかもしれません)
・・・そんなことはワイド劇場内でやってりゃーいいじゃねえか・・・というお声が聞こえてくるようだ・・・。ですが、観察日記は書いてて楽しいのでこっちでもやりたいんです。。。

そーゆーわけで、本編からはみ出た分を、これからお話していこうと思います♪
その前に、何故はみ出たのかというとですねぇー・・・・・
一言でいうと、妄想がキツいからです 壁|▽//)ゝ。。。。。。照れ。

特に今回は上に〜R‐18指定編〜と銘打ってあるように、男女のホニャララについて気になる部分を重点的につついていきたいと思っているわけで、まぁ、本来めちゃくちゃ清純派の私がそんなどぎつい事を書けるわけもなく、R指定というのも冗談なんですが、ところどころSEXがどーのこーの言いますので、興味のない方は見なかった事にして、どうか優しくスルーの方お願い致します。

改めまして、第37話 「熱き誓いの夜に」です。
当然ですが、このエピソードはかの有名なオスカル様とアンドレの“夫婦の契り”の場面にあたる回なわけです。

ゴールデンタイムの全国放送において夫婦の契り、すなわち主人公ふたりがSEXしているところなんかを公開した日には「どーゆーつもりなんじゃ〜〜〜!?」とお茶の間から抗議の声が殺到するのは必至・・・そしてプロデューサーは「お母さん。これまでのアニばらを全部観て、それでも文句があればベルサイユにいらっしゃい」と集英社のよく出来た編集者さんを見習った対応をせねばならない事態になるのでは・・・・・?あいや〜〜〜・・ここまで来て打ち切りは絶対に困る・・・あまり無茶をしないでくれ・・・いや、でも、最高のクライマックスシーンなんだから思い切った展開を期待してしまうのもまた人情・・・・・・・・てか、こちらのオスカル様とアンドレ、キス(合意の上での、ね)すらしていないのにいきなりSEXって・・・何かこぅ〜ワンクッション欲しいような。。。
と、リアル放送を毎週ドキドキしながらご覧になっていた女の子たちの間では、いろいろと悶々するところがあったのだろうと思います。

あ、私は当時まだ2歳とか3歳だったんで何も考えてなかったです(観てはいましたよ!誰がなんと言おうが覚えてますもん!!)

そーいったことも踏まえつつ、
“アニメ=子供が観るもの=いろいろと配慮しなければ放送できない”という厳しい制約の中で「熱き誓いの夜に」を作り上げられたスタッフさんの心意気!!
コレについて、存分に憶測を盛り込みながら、場所も新たに懇々と語らせて戴きたいと思うわけなんです。


さて!アニばら第37話、「熱き誓いの夜に」を紐解くにあたって当時のアニメ雑誌を読み返してみました(勿論、私がリアルタイムで入手して来たものではありません。これまでご縁があったアニばらマニアの方々からその都度、貴重な資料を提供して戴いた結果、結構いろんなモノを揃えることが出来ました。お声をかけて下さった皆さま・・・ありがとう!本当にありがとうっ!!)
で、そこにですね、こんなことが書いてありました。

インタビュー <プロデューサー:本間一行氏 抜粋>
〜キレイなラブシーンを〜
「オスカルとアンドレのラブシーンがね、どこまでアニメで描いていいのか心配もあったんですが、二人の長い間の関係の頂点として、絶対描かなければならない重要な場面です。しかし、生々しくなくキレイな画面にするよう、脚本や演出にお願いしました」


というわけで、お願いされたスタッフの皆さま。蛍のシーンを作り上げる為、並々ならぬエネルギーを注ぎ込みました。
「まず、プロットを組み立てる為、打ち合わせとハコ書き繰り返すこと4回。更にシナリオ書きで3回の書き直し。通常30分番組を作る場合に打ち合わせからシナリオ完成までは1週間と言われているが、この回に限っては3週間近くもの日数をかけている。最後にはスタッフ同士、電話連絡を取り合いながらの仕上げになったという・・・」

お〜〜〜・・・いや、なんですか・・・凄まじい話し合いの末、
ボツになったシナリオ・・というのがございまして、これがまた物凄いことになってて、ある意味度肝を抜かれるわけなんでございますが、そちらをご紹介するのはまた今度・・・。まずは決定稿について徹底的にみていきたいと思います。

この回、脚本を担当されたのは杉江慧子さんです。

杉江さんが担当された回・・・ざっと上げさせて戴きますと、、、
6、7、12、13、18、19、24、25、30、31、36、37話・・・ということになります。
そこで・・・是非ともご注目戴きたいのがこちらですっ!!

第13話「アラスの風よ応えて・・・」と第25話「かた恋のメヌエット」、このふたつのエピソードを書かれたのが杉江慧子さんなのだ!!!
というところなんでございます。

私も今回はじめて気付きまして『うわっ・・・世紀の大発見をしてしまった・・・!!!』と超今更ながら興奮が止まらず、どうしよう〜という感じです。←この興奮、アニばらに関心薄い人にはまず分かって貰えないんだろうなぁ・・・(遠い目)。。。

そう・・・そうなんです。杉江さんの脚本だからこそ、今回のエピソード、アラスやフェルゼンという単語が自然と出て来たわけなんですね。
ご自分の担当された回にはそりゃ思い入れがあるでしょう。しかも、それが永遠のアラス!凱旋フェルゼンと夢のダンス!!ときた日にゃーーー、これらをアニばら屈指のハイライトシーンに盛り込まずに私は死ぬわけには参りません。というご心境だったに違いない(勝手なこと言ってごめんなさい・・・杉江さん)。
嗚呼、この事実に気付いたからには第37話のまた違った側面も見えてきそうな勢いです・・・。だってね、杉江さん、第30話の脚本も書いておられるんですよ。ならば・・・なんらかの形でジェローデルが出てきたっていいじゃないか!?
すいません。話が複雑になるので止めときます。実際杉江さん、ジェローデルのジェの字も思い出してないだろうし(泣。。。)・・・
とにかく、・・・なんか物凄く納得したわ〜〜〜・・・。


<その他、魂のアニばら作家さん、篠崎好さんと山田正弘さんがもしも37話を担当されたのであれば・・・オスカル様とアンドレが結ばれるまでにまた一味違ったプロセスがあり、お二人ならではのドラマチックなラブシーンが見れたのかもしれないですよね〜(別バージョン、さっそく妄想しよう!!)・・・>

そんな感じで放送から34年も経つのにまだまだ発見の尽きないアニばらの秘境っぷりに驚きを隠せない私、サクランボ・・・調子よくテンション上がったところで杉江さんの当時のインタビュー記事を見に行くとしましょう♪

『ラブシーンに至るまでの経過を原作とはだいぶ変えています』
(・・・はい。でも、それは今に始まったことじゃないですよね・・・至るまでの経過どころか初っ端から二人の関係性、違ったものですよ・・・?)
等と小声で突っ込んでみましたが、そんな事はどうでもいいんです。
問題はここから、杉江さん独自のベルばら観、というかラブシーンにおけるポリシーをお聞き下さい。

『原作では「アンドレ、あとで私の部屋へ・・・」、そして「今夜・・・ひと晩をおまえ・・・と・・・」と、オスカルがアンドレを寝室に誘っていますよね。でも、これはつらい。
(つ・・・つらい・・・!?)原作なりのよさはあるんですが、これだと金持ちのお嬢さんが下男を寝室に引き込んでいるみたいになってしまうのでは・・・と思うんです。(は〜!?そ、そうなんですか・・・)ですから、、このシーンで一番工夫した点といえば、オスカルの気持ちの動きなんです。オスカルを欲しいというアンドレの気持ちは前々から分かっているんですよ。そこで女であるオスカルがどんな風に燃え上がっていくのか。ことに、女の方から話を持ち込む時には、女の生理として、なんらかの激情がなければいけない。内から燃えてくる熱い気持ちの高まりが必要なんですね』←続きがありますが、とりあえずここまでにします。

おいおい・・・当時のアニメ雑誌の読者層にこのインタビュー記事ってアレ過ぎるだろ・・・苦笑。。。


なんと言うか、プロの脚本家として「ラブシーンとはこうあるべし!」と熱弁をふるう杉江氏を前にタジタジとなる出崎監督、本間氏、荒木さん、その他男性スタッフの皆さん・・・のお顔が想像できて大変楽しい気分になりますよねっ♪


あ、念のため申し上げておきますが、杉江氏のこれは決して原作否定の意味ではありません。
関係者の誰もが否定なんてするわけないんですよ。ただ、漫画とアニメでは表現方法がまったく異なりますので、たとえ同じ台詞を喋って同じように動かしてみたところで人に与える印象には差が生じてしまうということです。アニメにはアニメの流れやルールがありますので、より美しく感動的に魅せるテクニックというものがあるのだと、そーいった事がおっしゃりたいのだと思います。
とはいえ、まぁ〜原作命の方は逐一、こーゆーの面白くなかったのかもしれないですね。しかし、アニばらの蛍だって非現実的だのムードに流されてるだけだのいろいろ言われて私なんかからしたら「なんだかなぁ〜・・」と悲しく思うことが多々あったわけです。要は好みの問題ですよね。好きなシチュエーション、それぞれあるでしょう?お互いの趣味にとやかく言うのは野暮というものです。

というわけで、激論の末、決定稿となったのは森の中、蛍の飛び交うあのシーンなのでした。
あ、お嬢さんが下男を寝室に云々だからってあんた、二人で野外エッチは極端過ぎるだろ〜とかいう突っ込みなら無用です。とにかくオスカル様は相当な決意をして、父の元を出て行くわけです。そうかといって、この時点で民衆側に寝返るにあたっての確固たる信念が彼女にあったかどうか・・・なんて事についての議論は更に必要ありません。
ひと場面だけを切り取って見比べてあーだこーだ言うのはまったくのナンセンス。アニばらはここに至るまで数々の伏線を張ってオスカル様の苦悩を視聴者に伝えて来ました。根本的にそこを理解できていない人にオスカル様の心理状態についてなんだかんだ言われる筋合いはないのです。

改めて、第37話。私たちファンにとって、ここで語られることに不自然なことは何ひとつありません。本当に素晴らしい出来だと思います。

オスカル様はアンドレに告白こそしていないまでも、心の中は彼を想う気持ちでいっぱい・・・。彼と離れて生きていけようはずのない事は分かっているのです。一心同体というやつですね。それに、貴族と平民の身分の差が彼らの愛の障害になると思われたのはもう過去のことです。生きるか死ぬかの時に身分なんかよ〜・・・んなちっぽけな問題どーでもいいわいっ!てなもんです。でも、オスカル様は父上のことは最後まで気にされていたと思うのです。
もうね・・・彼女にとって父の存在、どうしようもない呪縛ですよ・・・。
何があろうと、お互いをとても愛しているのだけど、どう考えてもまともな親子関係ではないですよね。身分制度とか絶対王制とか以前に、内海ラオウの威圧感、第1話からモノスゴイものがありましたー・・・。思えばアンドレも、この親子の間に立ち、よくやって来ましたよねぇ・・・。とか言いつつも、私は内海ラオウのこと大好きなのでオスカル様とアンドレに去られた後の彼を思うと胸が痛みます・・・。うっうっうっ・・・・・・・
と思いっきり感傷に浸りつつも、オスカル様が自由を手にする為には物理的にも精神的にも先ずは父と決別するしかないのです。

そーゆーわけで、お屋敷=父のテリトリーなので、そこでアンドレと結ばれるのはよろしくない。本当の意味で地位も身分も捨て、ただの男と女として・・・というなら、兵舎に戻ってからでは隊長と部下という雰囲気を拭いきれないのでNGでしょう(それもイイですけどねぇ)。となると、もう“外”しかないわけです。それに、アニメのオスカル様は大変女らしく、たおやかな風情のお方でありながら、徹底したアウトドア志向の持ち主でもあるので(これはなんですか・・・父上となるべく接触しないよう幼い頃から出来るだけ外で過ごして来たんじゃないでしょうかね?そのわりにシミひとつないような綺麗なお肌の理由は・・・雨女だから、あまり紫外線には攻撃されていないのです。きっと)、視聴者が心配する程にはあの状況に対して抵抗がなかったのでしょう。

とにかく、激しく抑圧された環境を飛び出して、再び兵舎に戻るまでの間、ようやく二人っきりになれた場所・・・・・というのが、あの蛍の森だったわけです。

美しい星空と神秘的な浮遊物のもと、何ものにも属さない、あそこは本当に“二人だけの空間”なんですよね・・・。

考えれば考える程に素敵な演出じゃないですか〜・・・.
+゚*。:゚+( ノ∀`)ポッ.+゚*。:゚+感動!!


と、心底うっとりしたところで・・・オスカル様の台詞について考えてみたいと思います。

「アンドレ・・・私はかつてフェルゼンを愛した。おまえに愛されているのを知りながら、フェルゼンを愛した・・・。そんな私でもなお、愛してくれるのか・・・?」

この期に及んでフェルゼンの名前が出て来たことに先ずは驚くのですが、それより「え!?え!?」と思うのは・・・おまえに愛されているのを知りながら、フェルゼンを愛した・・・の部分なのです。
オスカル様ってば、一体いつの頃からアンドレに愛されている事を知っていたのでしょうか?
その答えは、物心ついた時から・・・だと思います。(これは私の解釈でしかないので、いろいろなご意見の方、適当に読み流して下されば助かります。)

出逢ってすぐに打ち解けた二人は一緒に過ごすうちに兄弟のような親友のような心強い関係を築き上げていくのですが、成長するにつれて、主人と従僕であるという少し不自由な空気をも、否応なしにその周りにまとっていくようになるわけです。
このちょっとした(本当にちょっとしたですよ、アニばらの場合)障害がねぇ・・・いろいろな意味でかえって「好きだ」という気持ちを加速させたのでしょうね。たとえば、ばあやさんに怒られるからという理由ばかりでなく、気まぐれに「オスカル様!」なんて呼んで呼ばれてした時の「なんだ?もうー・・・」な感覚。
濃厚な関係性の中、でもやっぱり相手は別世界に住むひとなわけです。
なんとも歯痒く、新鮮ですよね・・・貴族同士、平民同士では味わえないドキドキ感が二人の間には常に漂っていたわけで、これって決してマンネリ化しない素晴らしい状況です。
羨ましいな〜・・・なんならオレだって、貴族の身分なんていつでも捨ててやるのにぃ〜(呟き:ジェローデル)。。。


で、そんなドキドキ感の中で、思春期を迎え好奇心でいっぱいの若い二人がさっさと恋に落ち、結ばれてしまったとしても、それはそれでとっても自然なことだと私は思うわけです。


そうですねぇー・・・その場合、アンドレ18歳、オスカル様17歳くらいではどうでしょうか。フェルゼンが登場する直前くらいのタイミングで、二人で「青い珊瑚礁」のように必然的に
《初体験》してしまったとします。そしてそれは1回では終わらず何度か経験を重ねていくわけで・・・そうなると、当然アンドレとのSEXによってオスカル様の色気もグングン増すことになるのです。
そう、第8話でオスカル様は飛躍的にお美しくなられて私などは本当に目を丸くしたものですが、ちょうどあの頃、二人は既にデキていた。と妄想してみるわけですね。そうすると、あの回やたら「オスカル・・・おまえにはもう俺なんて・・・」と卑屈になっていたアンドレの様子にも「あ〜そうかそうか」と妙に納得できたりするのです。
もうね〜あの時点でオスカル様はアントワネット様よりオトナだったんです。男女のあれこれについて、そこらの貴婦人方なんかよりもよっぽど詳しそうじゃないですか。誰よりも早く経験すること経験してるのでオスカル様はアントワネット様とフェルゼンの恋の板挟みになって様々な気遣いが出来た。
そう考えても、私としては特に不都合なくアニばらという物語を楽しめたんですよー・・・。

で、もう少し私の勝手な妄想にお付き合い戴くと、だいたい第16話くらいまでオスカル様とアンドレはブルーラグーン状態(青い珊瑚礁の続編:主演のミラ・ジョボビッチが超キュートです)で初々しいカラダの関係は続くのですが、その後、オスカル様はフェルゼンのことを本格的に好きになってしまうので、二人は一旦離れることになります。

春に草木が芽吹くよう、ごくごく自然にエッチに至った二人の関係は北欧の貴公子の劇的な出現により、長い長いお休み期間に入ることになるのでした。。。

と、ひとしきり妄想を愉しんだ後、やはり「・・・おかしいなぁ・・・」と思う私。
おかしいも何も、こんな設定では『ベルばら』じゃないのですが、私は原作を読むより先にアニばらを全編通して観てしまい、しかもそれが五臓六腑に深く深く染み込んでしまっている為、そもそもアニメを見て原作派の方が感じる違和感というものが全く無いのです。なので、おかしいと思うのはすべてアニばら内で整合性が保てなくなった時・・・それが先ず、第20話で訪れました。
アンドレが言う「愛し愛されて何が辛い・・・打ち明けることすら出来ない恋だって、この世にはごまんとあるんだ・・・」の台詞を聞いて、二人がデキていなかった事を確信するに至ったのです。

ごめんなさい・・・ごめんなさい・・・不届きな妄想をして。オスカル様、ホントにごめんなさい・・・っ!!
と平謝りするも、こんな誤解してしまうのはオスカル様が女性として魅力的過ぎるからなのですよっ!!

いや〜〜〜・・・若き日(というかガキんちょ)の私がなんでこのような妄想をしてしまったのかと言うとですね、一番の理由はあらゆる場面でオスカル様が処女に見えなかったからです。

オスカル様の前ではアントワネット様は勿論、あのデュバリー夫人だって小娘に見えてしまう・・・。唯一色気で張り合えるのは作中ジャンヌ姉さんくらいでしょうか?
オープニングで惜しげもなく裸体をさらし、当時のアニメ界において掟破りのラブシーンでもって妖艶の2文字を欲しいままにする(?)オスカル様が・・・あの瞬間まで男を知らなかったなんて考えられない!と、性に興味津々だった頃の私はそのへん変にこだわって、嬉々として頭を悩ませていたのでした♪
そう、女の子だって年頃にればSEXのことでアタマがいっぱいになったりします。でも、男の子のそれより「はしたない」とかってタブー視され、エロ本だって気軽に読めるところに無いし、ましてや自分でこっそり買ったりも出来ないから余計気になってしょうがない・・・。
誰もが知るところですが、そーゆーところ、絶妙に突いてきたのもベルばらの素晴らしい点なのですね★
とにかく、他の少女アニメと一線を画するこのエロ妄想提供度ときたら!!

・・・保健体育の授業で中途半端な性教育受けてる暇があったらオスカル様の経験値をあれこれ夢想し、いろいろシミュレーションしたうえ勝手に参考にし、実戦に備える方がよっぽど自分の為になりました。とこの年になった今、私は言い切ってみようかと思います。←ふざけてるわけではなく、マジですよ。

んで、処女に見えないオスカル様なので、第37話の前に絶対経験がおありのはずだ!となると・・・素人の妄想とはいえアンドレ以外の男との処女喪失なんて事態が金輪際あっちゃなるめえ!!という、とても厳格(?)な性格の私でしたので・・・苦笑・・・、ティーンエイジャーの時分に、実は彼とオトナの階段を上られていたのでした!という事にしよう。めでたし、めでたし!と思っていたわけなんです。
ところが、実際に年齢を重ね、それなりに経験を積んでから観返すと、その設定ではイケないという事に気付きます。細かいところを挙げれば20話より前にも二人がデキてるわけがない場面、たくさんありますし(当たり前だよ)・・・第一、こんな話では37話の感動が大幅に薄れてしまいます。『初めて』と『久しぶり』では感情的に全然違うもんな〜〜〜〜〜・・・

そーゆーわけで、今では基本素直に「こんな処女も世の中にはいらっしゃるのだ」と思うことにしております。

で、オスカル様の経験値についてなんですが・・・やはり全くの生娘だとは思えないわけで、苦肉の策として近衛連隊長時代に上官や王族や身分が上のスケベ貴族なんかから数知れないハラスメントを受けて来て、その中には危機一髪という事態も何度かあり、ギリギリ貞操は守っているものの男性器とか余裕で見てるし、見てるどころか押し付けられたりとかのえげつない被害にも2、3回は遭遇されている。という設定にして、一応バランス取っています。
あ・・・そういえば一度ワイド妄想でサワリの部分を書いたりしたことがあるのですけど・・・あの程度の出来事は何度も何度も経験されているのです。で、もっとヤバい状況でこりゃ流石に大ピンチだ!という時は、きっとジェローデルが飛び込んで来て力ずくでお助けしたり・・・そんな事もあったに違いないぞ♪と、ジェローデル愛推進委員会の会員である私は日々、彼のファインプレーを称え、一人ニヤニヤしてたりするのですね。(なんですか・・・?人間ひとりの時は恥ずかしい事、考えるでしょうが!私だけがおかしいわけではないはずだ・・・)

と、おまけでありながら此処まで結構長く書いております。しかも、こんなしょうもない内容。。。
読んで下さる皆様にどう思われるか若干気になるところではありますが、わたくしのアニばら愛の一端ですので、物好きな方はどうぞ笑って「へ〜〜〜・・・」と呟いて下されば嬉しいです。

いや、しかし、つくづく人間とは考える葦であるなぁー・・・と、私はアニばら妄想に身を委ねるにつけ深く物思うのでございます。(あ〜ぁ・・・いっちゃってるよ、この人。とか思ったら駄目よ☆)
これまで膨大な時間をこれに費やし、ある時は妙に納得してみたり、また「いや、待てよ」と釈然としない思いに沈んだり、自分一体ナニしてるんだろうね?と不安に駆られた事も勿論ありましたし、アニばら以外のことに気持ちがブッ飛んでいた時期もありました。でも、・・・たとえ何度挫折しようがふと気付くと水辺に生える葦のように起き上がり、しぶとく新しい妄想に励んでいるのですね。
嗚呼、アニばら萌えで培ったこの不屈の精神力と飽くなき探究心・・・他に活かせよ〜とはよく言われますが、ほっといてくれ。

で、もはや第37話の観察日記でも何でもなくなっていることに驚きます。でもこれ“おまけ”だから!!・・・そろそろまとめに入りたいと思います。


そーゆーわけで、観察日記本編も含め長々と語らせて戴いたわけですが、アニばら屈指のハイライト「熱き誓いの夜に」!!
総監督の出崎さん、脚本を担当された杉江さん、素晴らしい絵を描いて下さった荒木さん、姫野さん、そして珠玉の音楽で盛り上げて下さった音楽担当のスタッフさん・・・本当にありがとうございましたっ!!!
そして、この方々すべてのご尽力を生かすも殺すも、それは最終的にオスカル役の田島令子さんの演技力にかかっていたという事を、忘れてはなりません。


そう・・・・・私がアニばらにこんなにも夢中になり、人生の大半をオスカル様を想って過ごしてしまう結果になったのは、全て田島令子さんがオスカル様を演じておられるからなのです!!

中には誰がキャスティングされようが出来栄えに大差の無い作品というのがあるのかもしれませんが、アニばらに関してだけは田島令子さんじゃなきゃ駄目!他の人じゃ妄想の広がりようがなく、私の人生も今に比べだいぶ味気なく退屈なものになっていただろう・・・と自信を持って推察できます。

ああ、隊長の呪縛・・・・・・・父上のそれ以上に凄いよ・・・この気持ちよさ、最強です。。。



田島令子さんのお声だからこそ、愛しくて、エロくて、たまらないオスカル様・・・。
妄想ではなく彼女を抱き締める栄光を手にした男:アンドレ・グランディエ。彼は視覚不良、野外などという悪条件をものともしない情熱と愛情で、ふたりにとっての最初で最後のSEX、1789年7月12日の夜を熱く狂おしく盛り上げたことでしょう・・・。奮闘し過ぎて、たとえそれで関節どうにかなろうとも、全身擦り傷だらけになろうとも、彼は世界一幸せな男です・・・。
そして、自分になるべく負担がかからぬようにとキビシイ体勢でいるのにも関わらず、どこまでも優しく丁寧なアンドレに、オスカル様は一晩中胸きゅんきゅんで、きっと女性に生まれた事をお星様に感謝されたに違いない・・・★

生まれた瞬間、父が言い放った「女などいらぬわっ!」のキツ過ぎる一言・・・・・
あー・・・、女に生まれて猛烈スベッた私。。。でも、それって私のせいなのか?

理不尽な運命に翻弄され、間もなく散る命ではあるけれど・・・でも、良かった。今ならすべてが肯定できる。生まれて来れたことが嬉しい。そして、この先1分でも1秒でも・・・この人の為に長く生きたいっ・・・!!
と、こういったことを一晩でオスカル様に思わせたアンドレの仕事ぶりを妄想するにつけ、・・・エロスで頭がいっぱい!!いい年こいておきながら興奮が止まらなくなります(〃▽〃)ぽっぽっぽっ〜・・・私もまだまだ若いなぁ。。。

あ・・・最後になんですが、フェルゼンね。ただでさえ人妻好きな彼ですんで、アンドレの妻となったオスカル様と再会していたら、その美しさに真面目な話、ヤバかったかもしれませんね・・・♪





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