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私は私。悔いはなし!!さよ~なら~~~♪

赤坂レッドシアター 『厄介払い』 を観に行って来ましたっ!!

2013年5月24日~6月2日の間、赤坂レッドシアターで『厄介払い』をご覧になれたお客さま、アナタはとっても幸せなひとですっっ!!!

とまぁ、先ず最初に一言絶叫させて戴いたんですが・・・・・
こちらのね、サイトをご覧になって下さっている方は120%間違いなく「ベルサイユのばら(アニメ)」のファンであろう!という確信のもと、この先の観劇(感激?)体験を書かせて戴こうと思うのです。
何も改まって言うことではありません。私はいつもそうしてるんです、はい。
今回もしっかり読者さまのニーズに答えていきますよっ!!それゆえ、千秋楽が終わるまで我慢していたんですから。
いえ、何かとね、先入観にとらわれてしまっては大変なので・・・
(。→ˇ艸←)プククッ☆

ああ『厄介払い』、こちらは出演者たったのお二人。
渡辺徹さんと田島令子さんが最初から最後までずっーーーと舞台上に居て下さるので約2時間の間、お姿見放題、お声聴き放題、その存在のすべてに萌え放題。しかも小劇場なので目の前で!!という、いわば夢のひとときが確約された贅沢極まりないスーパースペシャル企画だったわけです。

私などはその情報を耳にして以来(最初は「田島令子さんが今度二人芝居をなさるらしい」という感じでした)、もう居ても立ってもいられないような気持ちになり「いつ!?誰と!?」と、とにかく続報が気になって仕方がなかったわけなんです。そこへ、お相手はどうやら渡辺徹さんである事が判明。更に!なんと、田島令子さんご本人から案内状を戴く・・・という、晴天の霹靂(あれ?たとえ間違ってる・・・?)というか・・・現在考えられるうちで最も「○○だったら嬉しいな♪」な出来事がありました。そして・・・そちらには
「間違いなく面白い出し物です!」と、ビックリマークまで使った自信満々なオススメコメントがありまして・・・・・
それを拝見するなり「勿論、行きますっ。・゚・(*ノД`*)・゚・。!!!!!!!」と、お魚くわえたドラ猫追っかけるサザエさんの100倍猛ダッシュで、気持ちは隊長のもとへとすっ飛んでいったわけでございます。
ちなみにこの素晴らしいご案内状、戴いたのは私だけではありません。
これまで田島令子さんに寄せる熱い想いを手紙にしたためお送りする等して来た田島会のメンバーには平等に、隊長はこちらを下さったわけなんです。で、隊員(否、会員)一同、ブイエも驚くくらいにまったくよく仕込まれているので御言葉通り、事務所サマにお電話しチケットを確保して戴き・・・一日千秋の思いで初日をお待ちすること数ヶ月。。。


5月24日:初日でございます。

初日チームは3人で、私と、もう一人はアニばらのよき理解者で私にも常にお優しく接して下さる大好きなベルお姉さん。そして、元気いっぱい関西から堂々ご上京のくらら様。待ち合わせ場所でまたもひっくり返りそうになりました・・・どこかの教会から花嫁さん逃げ出したのかな?って思うくらい白いんだもん!・・・ロザリー感が今日も半端ないくらら様、オスカル様と結婚する気満々で凄過ぎるよぉー・・・笑。。。
というメンバーで、先ず向かったのはオープンしたてのホットケーキパーラー「フルフル」さん。今日はお芝居レポなので割愛しますが、このお店のホットケーキ(いま流行のパンケーキではない・・・本物のホットケーキな感じです)・・・美味しいですよ!!サンドイッチも高級マンゴーも記念すべき初日の前祝に相応しい感動的な美味しさでした♪
で、ひとしきり田島会の親睦を深め・・・いよいよ劇場へ!!

赤坂レッドシアター

こちら勿論来るのは初めてです。2006年くらいにオープンしたのかな?新しい劇場で思っていたよりもずっとずっと雰囲気のいいところで俄然テンション上がります。というのも、この日は金曜で、時間は18:30。しかも給料日の会社も多かったんじゃないでしょうか?ただでさえ赤坂見附駅が至近のこの辺りは仕事帰りのサラリーマンでごった返す場所なんでしょうが、この日の盛り立った様子は大変素晴らしかったです。劇場(グランベルホテルの地下にあります)のすぐ隣がですね~・・・とっても雰囲気のいい飲み屋さんなんですね♪
そう・・・まさにあそこ!衛兵隊B中隊の連中が給料出る度ムダに大暴れするあの店です!!(注:赤坂のお店はそれより清潔でキレイなんだと思われますがね・・・客層もイイんだろうし・・・)
とにかく、お店の外にまでカウンターを出してワインやビールを飲んで豪快に笑い合ったりしているんです。お客さんの大半は外国人だし!・・・わーーーー・・・☆外にハミ出してる人々がこれなら中の様子は一体どんななのかしら~~~!?と興味津々。出来ることなら「あ~ばよ~~ミレーヌ♪浮気はするな~~~!!!」と大声で歌いながら乱入したい。アンドレ?中でショボくれていませんか・・・?しけたツラしてねえで肩組んで一緒に歌おうぜーーーっ!!!という感じです。
本当なんですよ・・・このオプションで萌えられたお陰で初日の興奮度すごかったですもん(涙)。。。

というわけで、飲み屋に乱入するのは後日にするとして、いざ中へ。
階段降りて直ぐにロビーがあり、そこにはところ狭しとお祝いのお花が並べられ、ウキウキする気持ちと緊張する気持ちが混ざって「きゃ~~~きゃ~~~・・・」という感じです。その中に・・・あ、くらら・ラ・モリエール様が連名で手配して下さったお花もありました!こちら、オスカル様は見て下さったかしら・・・喜んで戴けたかしら・・・?ドキドキ♪とやってるうちに開演時刻が迫り客席へ。
ああ~~~アルファエージェンシー様、このようなイイお席を賜り、ありがとうございます。
しかし、近いなぁ!?客席と舞台、めっちゃ近いです!!私、気合入れて双眼鏡(オペラグラスではなく)持って来たんですけど・・・この距離でコレ使うのはー・・・どうもご法度な気がする・・・で、始まる前にしまいましたです。。。

さぁ、開演!!

暗くなったのでワクワクしていると田島令子さんのお声がっ・・・!!
「大丈夫よぉ~~~なんにもしないからぁ~~~」とか言う、大層酔っ払ったご様子での華麗なご登場に早くもスタンディングオべーションしたい衝動に駆られる私なんですけど、落ち着け自分・・・。
嗚呼、田島令子さん・・・あ、この時点で役名とか分からないんですよね。「奥さん」と呼ばれてますけど・・・私たちはなんとお呼びすれば・・・?えーと、えーと・・・ママ!!もぉいろんな意味で「ママ」にします!!で、ママ、既にべろんべろんらしく部屋に入って来るなりソファに突っ伏してむにゃむにゃ言ってます・・・ごく・・・。。。・・・あ、でも、起きてくれました。で、次なるアルコールを求めて冷蔵庫へ?・・・ビールがないといってブツクサ言ってます。そして、妥協してワイン・・・・・あのママ、開演早々ボトル一本分がぶ飲みしてますけど(ラッパ飲みという意味ではありません)、これ実際中身はぶどうジュースか何かなんでしょうか?あるいは本物のワインを・・・?これだけ飲んだらお腹いっぱいになりますよね・・・?嗚呼、私はぶどうジュース、否、ワインになりたひ・・・っ!!

といったところで、田島令子さん。その存在のお麗しいこと・・・64歳というご年齢を考えて、これは規格外です。
何をどうすればこのような形で美しさを維持できるんでしょうか?うちのリアル母は65歳ですが・・・この差は一体・・・。


今お召しになってるお衣装、黒にピンクの射し色が効いて豊かなドレープ使いがいかにもゴージャスなパンツルック(古いよ言い方が・・・)。アタクシお金なら持ってるわよ~って感じで素敵、・・・。そんなママはワケあって部屋(ここはホテルなんですね)に連れ込んだ年下の男:職業弁護士をゴキゲンなんだかフキゲンなんだかコロコロ変わる態度で翻弄しながら調子よく歌なんか唄ってとっても楽しそう・・・?あ、でも、つられて歌い出した男を眺めているうち妙な気分になったのか突然シャワー浴びに行っちゃいました。・・・男がいるのにシャワー浴びるの?って、私がムラムラしてどうするんでしょうか。。。

で、暗転・・・ママ・・・・・・男が大騒ぎしてますってば・・・。
酔っ払ってお風呂場で寝ちゃ危ないわよっていつもお店の女の子みんなで言ってるのに~・・・駄目ねぇ(溜め息)。。。  ←  サクランボ 妄想スイッチ入りました。

ぅお?復活したママ再登場!バスローブ姿の田島令子さんを見れるなんて・・・!!いや、その前にパンツ一丁(上は着ていますが)の渡辺徹さんもね、ご馳走様です・・・♪
ムッハーーーーーーーー・・・今日という日はホントに楽しいなぁ!!!


で、このレポ・・・どこまで長くなるか分からないんですが、読んで下さる皆様、最後までお付き合い、どうかひとつお願いします。



田島令子さん、お色直しというか今度は紫のドレスに着替えてこられて、そのお姿はとってもセクシー&エレガント!!
・・・なんでそんなにスレンダーなんですか?細いカラダに絶妙なスカート丈、シンプルなラインがよくお似合い!ママったら、やっぱり綺麗ねぇ~~~・・・ぽけーーー(〃▽〃)・・・・・・★


あぁでも、シャワー浴びながら死にかけちゃった(?)ママはすっかり酔いが冷めてしまったようで弁護士さんへの相談もそこそこにお酒を求めて部屋をウロウロ☆ それになんだかお腹すいちゃったわ!ってんで真夜中なのに何か食べに行きましょうですって。
ついさっきバーでママに拾われた男はもぅすっかり懐いて後を追っかけてる様子だし・・・ママの前ではオトコの子もオンナの子も、み~んな、こうなのよね☆

ほんで帰宅、っていうか帰ホテル。
この辺りから物語はグッと真剣度を増します。ゆえに、妄想のし甲斐も、ある~~~・・・・嬉涙。。。。

ママはいつの頃からか情緒不安定・・・・・泣いたり笑ったり、ホントに忙しそうよ。それに、私たちには「お客との関係にはくれぐれも、くれぐれも気を付けなさいよ!」って言っておきながら・・・自分はどう?若い頃酔っ払った勢いで寝た男との間に結局赤ちゃんだってできちゃったでしょ・・・?でも、ママ、その人のことだけは本気で好きだったのよね・・・。この間、死ぬ程飲んだ時にひっくり返りながら叫んでたの聞いたもの。でも意地っ張り!・・・素直じゃないから・・・すぐに別れちゃって・・・。
どうしてなの?どうして一人で頑張ろうとするの?隠し事はしないでよ・・・大変な時は言ってくれればいいじゃない・・・。私たちだって力になれるわ。ねえ、いつだって私たちはママの味方よ。ママ・・・ママ・・・・・・

と、私などは勝手に『毎晩のようにラーメン屋さんに連れてって貰っていたお店の若い子』の心境になり、観ておりました。
こちら、すべて私の妄想ですので皆様の想像する世界を壊してしまったら本当にすいません・・・!!


そーゆーわけで、田島令子さんのお芝居にグイグイ引き込まれ、勢い仮想キャスト=昔ママに雇われていたホステスAの妄想も加速していったわけですが・・・そんな妄想を軽々打ち破って時折降臨するあの人の存在・・・っ!!はい、もちろんオスカル様でーーーすっ!!!

・・・うまいことツボをついてきよるなぁーーーー・・・・ごくっ・・・(*゚Д゚*)ェ・・・。。。

いくつか例をあげますと、油断と本気の恋ができない世界で20年、体がボロボロになってあたりまえ・・・
オ、オスカル様も軍籍に身をおいて20年・・・心身ともにボロボロ(?)におなり遊ばしましたっけね!?

末期の乳がんで余命半年・・・
18世紀のフランスを生きていた頃は胸を患いました・・・で、同じく余命半年!!

あたしの人生なんだったの!?
そ、そんなこと言わないで・・・!!

・・・死にたくないっ!!
・・・・・・うわ~~~~~・・・んっっ(泣)!!

大丈夫だよ・・・オスカル・・・・すべてはこれから始まるんだ。新しい時代の夜明けも、俺とお前の愛も・・・・・生きる希望を見つけたのだから、二人で長生きしようっ!!!  がしっっ(抱擁&接吻゜*☆○o。..:*・(*´-ω)(ω-`*)・*:..。o○☆*゚)

などなど・・・。他に副音声としてオスカル様が私の脳内にコメントを入れてくる箇所も多数ありまして、「女は若いうちだけねぇ~」等とママが言うと「しかし私はその若いうちの殆どすべてを軍服を着て過ごしてしまったのでなんだかんだ・・・・・・」とか、・・・とにかく頻繁に登場して下さって、最終的にはママとオスカル様、一体化してましたです。。。

あーーーこれだけ書いても全然書き足りないっ!!でも、いい加減にしとかないと・・・本当にキリがないので。。。


『厄介払い』というお芝居、特にオスカル様にこだわりの無いファンの方が見ても、それはそれできっと過去のいろいろな思い出が通り過ぎるんだと思うんです。それはこの作品、田島令子さんのために書かれたものだから。
彼女の役者としての人生からインスパイアされた脚本は全編に渡って田島令子ワールド!!
そりゃもう彼女の魅力と個性が最初から最後までニクらしいくらいに迸っているのです。
だから面白いし切ないし愛おしいっ・・・!!!



この作品、私は幸運にも初日と千秋楽の2回、観ることが出来ました。

千秋楽ご一緒して下さったメリィ様とひかる様、お会いできて良かったです♪
このような記念すべき作品をお二人の隣で観れましたこと、本当に幸せな思い出です。
終演後の大サプライズ・・・一生忘れられない宝物ですねっ!!メリィ様、便乗させて戴き感謝でいっぱいですよ~・・・ありがとうございました!!


ああ、2回観せて戴いた者の感想としましては・・・千秋楽の方が当然、お二人の演技がダイナミックなものとなり、それ故コメディ色が濃くなっていたように思います。私の好みとしましては若干シリアスだった初日の方がよりグッときたかな・・・?という感想ですが、千秋楽の生き生きとした雰囲気もとっても素敵だったんです♪
でも、こーゆー変化って不思議ですよね。役者さんが意識してある時からガラッと変えるのか、それとも公演期間中、自然にそうなっていくのか。今回のお芝居、出演者は二人だけなので相手の演技が変わるのがお互いもうハッキリと分かると思うのです。
こんな楽しいお芝居の舞台裏で、お二人は一体どんな会話をされているのでしょうね・・・?
想像して・・・またひとつ幸せな気分になります☆


千秋楽の舞台挨拶、なんというかすべてが腑に落ちる感じで“じ~~~・・・ん・・・”ときました。
渡辺徹さんはおっしゃいました。今回のお話、田島さんの方から私と一緒にやらないかと声をかけて下さったと。
だから、ご覧になったお客様がもしこの芝居をつまらないと思われたなら・・・それは全部、田島さんの責任ですっ!
・・・ホントにこう言われたんですよ~(笑) 実際劇場は沸きに沸いていたので苦情などないと分かっての発言ですけどね♪

「すべての責任は私が取ります」から始まったプロジェクトだったのでしょうか?・・・っく・・・どこまでもオスカル様っぽい~~~!!!

渡辺徹さんは何かご不満があった場合のすべてのクレームは田島さんへをどうぞ。という意味のことをおっしゃいましたが・・・裏を返せばそれは、ご満足戴いた場合の賛辞は先ず・・・田島さんへどうぞっ!!!ということではないか。と私は思いました。

ああ、そして・・・この日最後の挨拶をされたのは田島令子さんでした。
客席の皆様から熱いパワーと元気を戴くことで、今日も私たちは舞台に立つことできます。ありがとうございました!
とおっしゃっる間も、深々と頭を下げられた後も、田島令子さんの瞳はなんだかうるうるされていて・・・
感極まっておられる・・・っ!?   
なんかもぅ、私たちだって泣きそうだーーー・・・・うっうっうっ・・・・・


終演後、慌しく撤収作業が行われる中で田島令子さんは親しいファンの方々とご面会されていました。
このご様子を拝見していても・・・今回のお芝居、貴女の作品だったのですね・・・!!と思わずにはいられない。

5月24日~6月2日 赤坂レッドシアターは貴女の世界でした。
その中に居られましたこと・・・本当に幸せでしたっっ!!!



ありがとう
・・・ありがとう・・・ありがとうっ~・・・!!私たちのオスカル様っ:田島令子さん!!!



オマケですが・・・この舞台にご出演中、田島令子さんは通勤(?)に地下鉄をご利用されていたようです。
(ああ劇場が都会のど真ん中にあるため駐車場とか無いんですよ)

それでですね・・・初日観劇組が終演後「赤坂見附」の改札口で今宵の感動についてキャッキャッとお喋りしていたところ・・・ハイパー運のいいことに田島令子さんがいらっしゃいましてねぇ、満面の笑みでなんとお手を振って下さっているではありませんか!!!
・・・信じられない光景に一同大コーフン *゚Д゚)*゚д゚)*゚Д゚)エエェェ・・・!!!
いえ、あそこ、いろいろ複雑だから迷いやすいんですけど、隊長も最初間違った方に行ってしまってお付きの人に「こっちです」と言われたのか、「分からなくなっちゃった(照っ)!」とかおっしゃって、足早に去っていかれたのです・・・。あ、もしかすると気を付けて帰ってねと気遣って下さったのかもしれませんが興奮し過ぎてもう何がなんだか・・・・・・・。米搗きバッタのように頭をお下げするしかありませんでした。。。

田島令子さん・・・改札で迷われるお姿が大変キュートでアルコールを探して部屋をウロウロするママの姿とダブります・・・。
とにかく、お傍にお寄りできたら圧倒されるくらいの貫禄をお持ちの大ベテランの女優さんでありながら、同時にとっても可愛らしく常に『今この瞬間に一生懸命よ!』という雰囲気の方なんです☆

私たち、ママを見習って、この先の人生を一生懸命生きていきます。
そして明るく笑って「私は私!!」と言えるよう、日々を頑張ります。


『厄介払い』・・・もし出来たら・・・再演して下さいね・・・っ!!!