G1十番勝負

   第6弾   ラストチャンス


   11月29日 第18回 ジャパンカップ 東京競馬場2400m芝






    LAST UPDATE 11/26
 
出馬表
枠番 馬番 馬 名 重量 騎 手
エアグルーヴ 55 横山典
シルクジャスティス 57 藤田
ユーセイトップラン 57 河内
フェイスフルサン 57 デットーリ
マックスジーン 55 アスムッセン
チーフベアハート 57 サントス
ステイゴールド 57 熊沢
カイタノ 57 ペリエ
スペシャルウィーク 55 岡部
10 トキオエクセレント 57 柴田善
11 エルコンドルパサー 55 蛯名
12 ゴーイングスズカ 57 南井
13 サイレントハンター 57 吉田
14 ウンガロ 57 ヘリヤー
15 ルソー 57 キネーン
 
いよいよ、この日がやってきました。
ジャスティス復活の舞台です。

メンバーが・・・などという声をよく聞きますが、そんなことやってみなけりゃ分かりません。

まず、メインのシルクジャスティスについて
前走は+10Kと、予想外の馬体重で太いと思われました。
下の調教のとこにも、そう書きました。
しかし、ちょっと感情的になっていましたね。
大敗の拠り所がほしかったのです。
おそらく、前走よりは減っていると思われますが、そんなことは関係ありません。
ただ一つ「ヤル気」なのです。
もう、あのガッカリさせるパドックはやめて下さい。
なんか、否定的な応援に聞こえますが、私は大丈夫であると信じています。
春の時点から思っていました。今年一番力を入れ、最も勝てる可能性があるのはJCであると。
自分の持っているポテンシャル以上の物を引き出してくれるこの舞台は格好なのです。

ただ、不満を言うなら「どうして天皇賞後、回避を口にしたのか?」ということです。
これを聞いたときはショックで寝込みました。(半分ウソ)
しかし、大久保先生はかなり変なお方ですから、そんなことは気にしなくても・・・カナ?

他の馬についての話。
スペシャルウィーク
この馬もデビューから応援しているので、肩入れしたいのは山々ですが、今回はそうはいきません。
まず、白井調教師の「メンバーが軽いし、有馬より・・・・」発言には非常に腹が立ちました。
私はかなり、白井氏を信頼していたからです。
そんな気持ちで出走させるのなら、危ないです。
しかし、強い馬であることは事実です。
菊花賞はたんなる展開の綾と言うやつですし、
あのパフォーマンスを見せつけたダービーと同舞台ですしね。
鞍上の岡部さんにも不安はないのでしょう・・・が、
あと一歩足りないような・・・気も・・・

エルコンドルパサー
経験&血統的に不安な同馬ですが、私は結構いけるのでは?と思います。
しかし、人気になるようですね。

エアグルーヴ
やはり、日本馬では一番手です。
が、今年に入ってからは、パッとしません。
前走の負けはスローペースということで、結論付けられていますが、
スローペースだったから、3着に留まった・・・という意見はどうでしょう?
今年のパフォーマンスだけで判断したら、決して暴論では無いと思いますが・・・

ステイゴールド
今回来たら脱帽です。
が、2着なら十分かもね。

他の馬は割愛しても・・・いいよね。


次は、手薄と目されている外国馬たちです。
まず、私は弱いとは思いません。
ここ数年来ていた馬達が凄すぎるのです。
しかし、実際6頭しか出ていないわけですから、上位独占などとは考えにくいですね。
日本馬との兼ね合いがもの凄く難しいです。


私の予想(応援、期待、・・・)

◎シルクジャスティス
○カイタノ
▲チーフベアハート
×エルコンドルパサー

言うまでもなく、単勝がメインです。


買わないけど、順位をつけると・・・
エアグルーヴ
フェイスフルサン
スペシャルウィーク
ルソー

いじょ。




    LAST UPDATE 11/25

 
ジャパンカップの予習2
ジャスティスの調教(水曜日)

 
水曜日の調教です。
いつものようにDWの単走追いでした。
ラストの部分しか見ることができないので何ともいえませんが、タイムほどの迫力は感じません。
それに、まだまだ太い?ですよね。

これ以上のコメントは今日は避けます。





    LAST UPDATE 11/24

 
ジャパンカップの予習
 
今回はJCの予習として、出走予定の外国馬について情報を書きます。
なお、すべて私個人的な意見です。いちおう。


チーフベアハート
カナダ(カナダ産) 牡6歳 栗毛
父 Chief's Crownチーフズクラウン (父父 Danzigダンチヒ)
母 Amelia Bearhartアミーリアベアハート (母父 Bold Hourボールドアワー)

去年のブリーダーズカップターフ(2400m芝、ハリウッドパーク)を勝った馬です。
ちなみに、今年の同レース(チャーチルタウンズ)では、4着に負けました。
   ここで、ちょっと説明をしておくと、ブリーダーズカップと言うのは、
   JCと同時期に始まった、アメリカのG1レースです。
   いろいろなカテゴリーの7つのG1を一日で行います。
   その会場となる競馬場は毎年変わり、ローテーションでいろいろな所で開催されています。
この馬のレース運びは、常に後方一気、という追い込み馬です。
それ故、取りこぼし、不発も十分に考えられます。
日本の馬場への適正は、◎だと思います。
スピードの出る日本の馬場はこなすと言うより得意であると思われます。
不安点も多々ありますが、一つを上げるとすると、今期すでに8戦している所でしょうか。



カイタノ
ドイツ(イギリス産) 牡5歳 鹿毛
父 Niniskiニニスキ (父父 Nijinskyニジンスキー)
母 Eversinceエヴァーシンス (母父 Foolish Pleasureフーリッシュプレジャー)

去年のジャパンカップ4着馬なので馴染みがあると思われます。
今年は6月から始動し、G1競争を5戦しましたが勝ち星なしです。
しかし、去年のレースを見る限り、日本の馬場への適正は既に証明されています。
この辺は強みでしょう。
凱旋門賞5着の後望んだ、BCターフでは8着と惨敗しましたが、
スタートで出遅れたのと、かなりのスローペース、
チーフベアハートと同様に追い込みの同馬にとっては馬場が合わない、など敗因しっかりしています。
それと、BC前に日系人?と思われるG.A.タナカ氏に転売されています。
この事を考えると、BCはジャパンカップへの調整であった、と考えてもおかしくないのでは?



ウンガロ
ドイツ(ドイツ産) 牡5歳 黒鹿毛
父 Goofalikグーファリック (父父 Lyphardリファール)
母 Ustinaウスティナ (母父 Star Appealスターアピール)

この馬もドイツの5歳馬です。
カイタノが今期未勝利なのに対し、こちらはG1、2勝と今年になって台頭してきました。
その2勝したレースのいずれにも、カイタノは出走していています。
つまり、カイタノに勝っているわけです。
では、カイタノよりこちら?というと、そう簡単にはいかないでしょう。
日本の馬場への適正は未知数と言うよりは苦手では?という気もしますし、
もはや、調子のピークは過ぎたのでは?といった感もあります。



ルソー
イギリス(イギリス産) 牡7歳 鹿毛
父 Salseサルス (父父 Topsiderトップサイダー)
母 Lucayan Princessルカヤンプリンセス (母父 High Lineハイライン)

世界を股に掛けて活躍する、まさに国際馬です。
特に、香港で行われている「香港国際ヴァーズ(G2)」を2連覇している点は強調できると思います。
同じ東アジア圏ですし、馬場も結構日本のそれに近いですからね。
しかし、彼も既に7歳であり、今期は調子落ちの「ウンガロ」を破った1勝のみで、
ややインパクトに欠けるという感は否めません。
人気よりは上に来る、といった感じなんですけどね。
ただ、9月のレースで大敗した後じっくりと、ここへ調整してきた点は評価できるでしょう。
あとは、日本に来てからの状態次第であると思われます。



フェイスフルサン
イギリス(アメリカ産) せん5歳 鹿毛
父 Zilzalジルザル (父父 Nureyevヌレイエフ)
母 Carduelカーデュール (母父 Buckpasserバックパサー)

まず、一言目にはこれでしょう。
この馬は、あのモハメド殿下のゴドルフィンの馬です。
これだけで、怖いです。
なにせ、あのバラエティーに富んだ馬たちの中から、日本の競馬に合う馬を必ずつれてきます。
しかし、今回この馬を聞いたときは「なにそれ?」というのが正直なところでした。
しかも、前2走はオーストラリアに遠征して、その足で日本へ、というローテーションです。
この馬自身、欧州では2000mを主に使われているのですが、
先のオーストラリアでは長い距離を使い惨敗しています。
時計的な裏付けが無い通り、日本の様な馬場は初めてですが、
陣営がそれだけに適正はあるのでしょう。
日本に来ての体調次第ですが、訳が解らない分怖い馬です。
人気も解りませんが、あまりにも無いようだったら、妙味を考え軽く押さえておくべきでしょう。



マックスジーン
アメリカ(アメリカ産) 牝6歳 芦毛
父 Cozzeneコジーン (父父 Caroカロ)
母 Jacky Maxジャッキーマックス (母父 Sexton Blakeセクストンブレイク)

はっきり言って、見劣ります。
ここ2年ほどは、ずーっと牝馬限定戦を使っています。
確かに今年の夏までは勝ちまくっていましたが(G1除く)、そのレベルも大したこと無いです。
しかも前走は5頭中、5着というものでした。
父コジーンという馴染み深い血統で、日本の馬場への適正は十分だと思われますが、
如何せん、牝馬限定のG1ですら、勝てない馬です。
もし、この馬に日本馬含む他の馬達がまとめて負けるようなことになれば、大問題でしょう。
開催時期、条件、賞金・・・など色々考え直さなければなりません。
ちなみに、馬主は悪評高い「フサイチ」の関口氏です。
去年の夏に買われたそうです。



以上、外国馬6頭に対する私の考えでした。


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