「山下商店のSL」

 

 

 

 山下商店と言えば知る人ぞ知る放置SLではないかと思う。少年時代よりこの放置SLの存在は雑誌で知っていたが、九州ということもあり、訪問できずにいた。30年以上過ぎてからやっと会いにゆく機会をもうけて、ちゃんと残っていたのだから奇跡としか言いようがないと思う。駅からはバスもなく、TAXIを使用した。応対してくれた女主人の方は、最近でもTVの取材が来るとのことで、「直してはどうですか。」と言われるそうであるが、「土に帰します。」と返答しているとのこと、私も同感であった。

 正体不明の機関車は、深川造船所製であるという話を聞いているが、現役時代の写真を見たことがなく、一体どんなところで働いていたのか興味あるところである。以前は子供の遊びのマスコットとして、工場の前に置いていたとのことであるが、老朽化が激しく危険になってきたので、工場裏に移動したとのことである。よく見ると煙突がもうすぐ崩れ落ちそうであった。いつの時代までこんな浮き世離れした光景が残っているものか、興味あるところである。そして、また折を見て尋ねてみたいと思う。そんな機関車である。

 

 

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