「夢影」について




三国志、飛鳥時代、新選組と続くと、次はやはり平安かなあ、なんて(笑)
またもや、おこがましくも書いてしまいました(^^;
しかも、今回はかなりのパクリです。なにせ、「陰陽師」の世界と言ったら、夢枕獏さんの書かれた、すばらしい小説があり、その中の人物設定を、ずうずうしく使わせて頂いてしまったのですからm(__)m

稀代の陰陽師、安倍晴明。今や、すっかり有名になってますね。
そして、「陰陽師」の小説、漫画、または映画を見た方ならば、源博雅と言う人物もお馴染みでしょう。
博雅は実在の人物であり、笛を始め、音楽の才に恵まれていたのも確かでありますが、晴明と親友と言う設定は、あくまでも夢枕さんオリジナルのものです。
しかし、晴明と博雅のコンビがあまりにもすばらしく、これはもう外せない、と私の中ではしっかり定着してしまっています(笑)

さらに、今回どうしても登場させたかったのが、「陰陽師」の小説で登場する、晴明の式神、もとは藤の樹の精、蜜虫と言う女性です。
映画では、無邪気な少女のようで、しかも藤ではなく、蝶の精として描かれていましたが、私はやはり藤の樹の精、そして、静謐な雰囲気を持つ、大人の女性としての蜜虫がいいなあと思っています。

うちの(笑)蜜虫は、晴明のことを、とても人間らしい感情で慕っていると言う設定です。
人ならぬ身の蜜虫。冷静で、いささか皮肉屋の晴明。そして、美人にめっぽう弱く(笑)、感情豊かな博雅。
三人の織り成す物語を、なんとか書いてみたい、と・・・無謀です(^^;

実は、このお話を書くにあたり、あらためて夢枕さんの「陰陽師」を読み返してみました。
後悔しました(^^; 書くのをやめときゃよかった、と。
夢枕さんの小説は、本当にすばらしいです。
まさに平安の時代の、夜の闇の湿度まで感じられる。情緒にあふれ、切なさと怖さと、優しさと・・・
晴明と博雅の交わす会話の見事さに、惚れ惚れします。
あ〜、やっぱり私の書くものなど、夢枕さんの足もとどころか、小指の爪の先にも及びません(^^;
それなのに、どうしてか書こうと思ってしまった。
すみません、お目汚しですm(__)m

そんな拙いものですが、読んで頂けたなら・・・、とても嬉しいですm(__)m


                                 管理人  翠蓮


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