「射干玉」について




射干玉・・・「ぬばたま」と言う言葉が、黒いと言う意味から、、「黒」「夜」「夕」「宵」「髪」などにかかる枕詞(まくらことば)だと、確かはるか昔に(笑)、古典の授業で教わった記憶がありました。
では、ぬばたまとは何か、と聞かれては、さっぱりわからず、ただその響きが、いかにもじっとりと濃い闇を想像させるなあと思っていたくらいで・・・(^^;

今回、久々に陰陽師もののお話を書いてみたくなり、なんとなく構想が出来上がって、さてタイトルは何にしようかと悩んだわけです。
これは、わりと毎回のことで、どうもタイトルをつけるのが最後になる(^^;
こんな感じの話だから、さて、どんなタイトルならしっくりくるだろう、と。
なかなかピンとくるものが浮かばず、まあいいか、と結局ごく単純なものになってしまいます(笑)

今回もやはりそう。どうしようかなあ、何かいいタイトルはないかなあと、あれこれ考えて、ふと頭に浮かんだのが「ぬばたま」と言う響きでした。
あれ、漢字だとどう書くんだろう? う〜む、こりゃ読めないなあ(^^;
で、いったい「ぬばたま」って何? 調べました。

檜扇(ひおうぎ)と言う、夏に咲くオレンジ色の花の実のことなのだそうです。
この実は真っ黒で、つぶつぶしています。
見たことないなあ、花自体も知らなかったし(^^;
実が黒いことから、烏扇(からすおうぎ)と言う別名もある・・・
あらら、これなら今回のお話にぴったりかも(^^)v ・・・と、実は、すでにタイトル決めてしまってから調べて知ったことでした(笑)
なんていい加減な>自分σ(^_^;

前回、初めて陰陽師ものを書いた時、人物設定を、夢枕獏さんの「陰陽師」シリーズから、すっかり頂いてしまったのでした。
今回も、その繋がりなので、やはり設定はそのままで・・・、夢枕さん、ごめんなさいm(__)m
ただ、もう一人(一羽?)、増えました。
なんだか変なキャラクターですが、うまく 馴染んでくれるかしらん(^^;
不安いっぱいながら、頑張ってお話進めたいと思います。
お付き合い頂ければ、とても幸いですm(__)m


                                 管理人  翠蓮


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