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おしゃれの最後の仕上げは香り、と何かで読んだような気がします。 その日に着る洋服を決め、メイクをして、最後に香水をシュッとして、さあお出かけ・・・そんな図でしょうか(笑) 確かに香りと言うのは、おしゃれだけでなく、すべてのことにおいて大事なポイントとなりますね。 私は香りのいい花が好きなので、きれいに咲いている花に近づいて、さらにいい香りがしたりすると、感激ひとしおになります。 香り、匂いは食べ物の美味しさにおいても、大きな要素。 よく風邪をひいたりして、鼻が利かない時だと、食べ物の味がいつもより感じられない。美味しく食べられないと言うことがあります。 食欲をそそる香り、大切ですね。 香水に関してはきっと好き嫌いがあるのでしょう。 人工的な香りを身にまとうのは嫌と言う人もいるでしょうし、香りを存分に使いこなしている人も・・・ 私は、あまり香水には詳しくないですし、少しでも強い香り、きつい香りだと敬遠してしまうほうですが、それでも自分なりにささやかに香りを楽しむこともあります。 若い頃は、もっと興味あったのですけどね(笑) どうも年と共に面倒になってきたりして(^^; でも、また最近、好きな香りを探してみたくなったりしています。 もうずいぶん前です。国内の某有名化粧品メーカーから出た香水に、とても惹かれたことがありました。 「SASO」と言う名のその香水は、身体から沙棗花(さそうか)の香りがしたと言う中国の伝説の美女「香妃」のイメージで作られたと聞きました。 沙棗花と言うのは、シルクロードに咲く花だそうです。 黒い艶消しの容器には、うっすらと沙棗の花のイラスト(とてもシンプルで素朴な花でした)が浮き出ていて、キャップのふちだけに入った赤いラインが鮮やかでした。 香りは、それまでに出会ったことのないような、なんともオリエンタルな、でも不思議と清々しい甘さでした。 砂漠に咲く花、と言うイメージとも重なって、とても神秘的に感じられたものです。 それまで、香水と言うと、西洋のイメージだったものが、この「SASO」を知ってから、東洋風の香りの艶やかさもいいなあと思えるようになりました。 残念ながら、最近はあまり見かけません。原料となる沙棗花の確保が難しくなったらしいと言う噂も・・・(^^; でも、とにかく他に類を見ない印象的な香りで、好きな香水でした。 そう言えば、これもかなり前ですが、海外旅行のお土産=香水、と言う時期がありました。 あ、もちろん私は行ったほうではなく、もらったほうですよ(笑) 親戚の人とか、親の知り合いの方とか、海外からのお土産に香水を下さるのです。 それも、頂くものもほぼ決まっていて、ニナ・リッチの「レールデュタン」か、ディオールの「ミスディオール」、「ディオリッシモ」のいずれか(^^; この中で「ディオリッシモ」は好きでした。 すずらんの香りと言う触れ込みで、どことなくキュートで爽やかな甘さは、若かった頃の(笑)私のお気に入りでした。 「レールデュタン」は、正直甘すぎてだめでした(^^; なぁんて、頂く身で申し訳ないですけどm(__)m その後も、いくつか好きな香水はあったのですが、やはり香りにも流行があるのでしょうね。廃盤になってしまったものもあり、残念です。 今は、ネット上でも、香水等を扱っているショップはいろいろあるようで、様々な香水のカタログページを見るのは、けっこう好きです。 もちろん、画像だけでは香りはわからない。 もっぱら、書かれている説明や容器から、どんな香りなのかなあと想像するわけです(笑) 興味があるのは、爽やかさが強調されているもの。甘〜いとか、セクシーとか言うのは、だめです、合いません、くらくらしちゃいます(笑) グリーンノート、とか、爽やかとか書かれていると、つい試してみたくなります。 本当は、ちゃんと店頭で実際に香りを確かめるのがいいのでしょうけれど、田舎ではなかなかそういう機会もなく・・・(^^; そこで、お役に立つのがミニチュア香水。3mlから5mlくらいの少量のお試しサイズなのです。 いくつか気になったものを取り寄せてみたのですが、どうもいまいち「当たり〜!」と言うのに出会えませんでした(笑) 本当に自分の好みに合う香りと言うのは、そういくつもないと言うことでしょうか。 香水で大切なのは、いかに自分に合ったものを選ぶかと言うことと、あとはつけ具合、つける量の適切さですよね。 時々、数メートル先から、ぶんぶんと強烈な香りを発散させている女性(男性も?)がいますが、これはもう迷惑以外の何ものでもない(^^; 特に、食事をするためのお店などでは、たまりません。 以前、都内の喫茶店で、三つくらい離れたテーブルに座った外人女性の放つ香水のせいで、食べるどころではなかったことがありました(-"-;) いかに自分をアピールするものであっても、強引すぎては困ります。嗅覚と言うのは、視覚と違って、その場にいたら避けることができませんから。 ふと動いた瞬間に、自分自身がふわっとほのかな香りを楽しむ。 そして、たまたま近くにいた人だけが「あれ、何かいい匂いがしなかった? 気のせいかな」と言うくらいに、さりげなくつけることができたら、ちょっと嬉しいかも、なんて思います。 せっかく空気が澄んでくる秋、もちろん自然の香りも存分に味わいたいですが、時には自分自身の選んだ香りを、ほのかに楽しむのもいいものです。 さて、みなさんはお気に入りの香水がありますか? それはどんな香り? よろしかったら、こっそり教えて下さいね(笑) 平成19年10月1日 |
涼 |
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