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5月・・・

爽やかな新緑の季節・・・
心浮き立つこの時期に、なんとしばらく歯医者さん通いをすることになりました。
実は、恥ずかしながら歯医者さんは大の苦手(^^;
いい年して、子供みたいと思いながら、やはり苦手は苦手です。

歯って、人の身体の中でも、絶対に、どうがんばっても自力では治ってくれない部分ですよね。
たかが歯、されど歯(笑) こんなに小さいものなのに、痛い時はたまらなく痛い。
わかっていたんです、半年くらい前から。あ、まずい、ここ虫歯になってきてる、って。わかっていても、そこが歯医者さん苦手の困ったところ。
まだ痛むと言うこともなかったので、ついつい・・・ほっといて治ることはありえないのにね(^^;

しかも、さらに悪いことには、その虫歯は親知らずなのです。
親知らず・・・不思議ですよねえ、なぜ生えてしまうのでしょう。
人の身体は、何かしら必要があるものでできているはずだと思うのに。
なぜ、いらないと言われる歯が生えてきてしまうのでしょう(^^;
生えてるってことは、きっと何か意味があるのかもしれないじゃないか、と思うのは抜くのが怖いと言う本音のごまかし?(笑)
きっと歯医者さんに行ったら「ああ、親知らずですね。じゃ抜きましょう」とあっさり言われてしまうんだろうなあ。
いえ、抜くのがものすごく苦痛だったと言う思い出があるわけではないのですが、それでもあの奥歯を抜かれる時の、力まかせなイメージ、メキメキッと言う歯が割れる音やら、その後の口の中の血とか・・・どうもあまり嬉しくない記憶が蘇るんですねえ(^^;

何だかんだ、しばらく自分をごまかしていた私ですが、どうも歯の痛みが頻繁になってきた。
ひどい時は、夜寝ている時に痛んで目が覚めたり、なんとか眠ると今度は必死で歯医者さんを探し回っている夢まで見てしまう(笑)
これはだめだ、もう覚悟するっきゃないな、と。おおげさですねえ、我ながら(^^;
ドキドキしながら、久しぶりに歯医者さんへ。
でも、「抜きますか、それとも残したまま治療しますか」と聞いて下さいました。
幸い、へんな生え方ではないので、治療して残すこともできるとか。
ただ、どうやらけっこう大きな虫歯らしく、治療する期間がかかってしまうのだそうです。

できれば、抜かずにすむ選択をしたい。でも、そうなるとしばらくは通わなくてはならない。
貴重なお休みの日を歯医者さん通いに当てるのも何かなあ(^^; 
抜くなら、一日で終わる。どうしよう・・・
抜くと二、三日は腫れるかもしれないとのこと。ちょうど仕事が忙しくなるところだったので、腫れて痛んだりすると、仕事をするのにいささか困ってしまう。
それに、とことん虫歯がひどくなっているなら、仕方ないやとあきらめきれるけれど、まだ治療が効く段階で、根っこから抜いてしまうのは何やら哀しい気がしてしまうし。

散々、自分勝手な都合で迷った末、結局未練がましいとは思ったけれど、治療をお願いしました。
親知らずだって、生えてきたんだから、身体の一部・・・と、これは自分への都合いい言い訳ですが(笑) 
意気地のない自分を、ちょっぴり自己嫌悪しながら・・・ しばらく歯医者さんにご厄介にになることにしますm(__)m 
みなさんも、どうぞ歯は大切に!



平成18年5月1日
涼