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3月・・・

もし、過去にタイムスリップできるとしたら、あなたはどの時代に行きたいですか?
歴史上の人物の誰に会ってみたいですか?
そして、もし自分が歴史上の人物になってしまうとしたら、誰になりたいですか?

すみません、いきなり突飛な質問ですね、これ(笑)
実は今読んでいる本が、そんなお話だったもので(^^;
浅倉卓弥さんと言う作家さんの「君の名残を」と言う小説です。
現代に生きる高校生が源平時代にタイムスリップすると言う、もしかしたらSF小説ではありがちな設定? 映画や漫画でもありそう(笑)
ところが、この小説ではタイムスリップしただけでなく、歴史上のある人物になってしまうんですね(^^;
要するに、この二人がタイムスリップしたことにより、その歴史上の人物が誕生してしまったと言うか・・・

ちょっとネタばれですが・・・m(__)m
二人の高校生は、タイムスリップの途中ではぐれ、最初はどの時代に来てしまったのかもわからず、たどり着いた場所で必死に生きて行くことになるのですが、その過程でいつのまにか自分がある運命に乗っていることに気づきます。
武蔵と言う名の男の子は、橋の上で一人の少年と戦った後、その少年に仕えることになり、その相手が源義経であり、自らが武蔵坊弁慶となることを確信します。
友恵と言う名の女の子は、助けてくれた少年が後の木曽義仲だとわかった時、自分が巴御前なのだと・・・
それぞれの先には悲劇が待っていることも、当然歴史を習っているから知っているわけです。それでも、その運命を生きるしかない。
さて、どうなるのか・・・実はまだ途中までしか読んでいないので、結末は私も知りません(笑)

私はSF小説はほとんど読まない人なのですが、以前新聞の広告欄にこの本が紹介されていたのを見て、源平時代にタイムスリップかあ、ちょっと面白そう、と思ってしまったのでした(^^;
その後、忘れかけていたのですが、たまたま本屋さんで目に留まったら、つい手にとってしまっていました。
そう言えば、ちょっと前に読んだ「神はサイコロを振らない」も、現代ものではあるけれど、やはりタイムスリップもののお話でした。
単なる偶然・・・とは言え、やはりどこか興味あるからなのかな(笑)

タイムスリップ、時を超えると言うことに対する憧れを、人は心のどこかに持っているのかもしれませんね。
もちろん、同じ超えるなら未来がいいと言う人、他人ではなく自分自身の祖先を辿りたいと言う人、様々でしょうけれど。
そうそう、映画「バックトゥザフューチャー」はこのパターンでしたね。
タイムマシンで自分の両親の青春時代にワープしてしまった青年の、痛快な冒険劇。しかもあろうことか、若い頃の自分の母親に恋されてしまうと言うアクシデント付き(笑)
はらはらしたわりには、最後は出来すぎなくらいのハッピーエンドでしたけど、大好きな映画でした。

でも、どうせ過去に飛ぶなら、私はやはり歴史上の有名人(?)を実際に見てみたいなあ。
誰を?と聞かれたら、そうですねえ(^^; 中大兄皇子、有間皇子、それに安倍晴明と言うところでしょうか。中国でもOKなら諸葛亮・・・って、別館での好みそのままですねえ(笑)

さて、みなさんは・・・
タイムスリップなんてばかばかしい? 興味ない?
それとも、もしできるのなら、と想像したりしますか?



平成18年3月1日
涼