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明けましておめでとうございます。 新たなる年の始まり、みなさんいかがお過ごしでしょうか。 最近は、どうもお正月気分があっと言う間に掻き消えてしまう私です(笑) 昔はもっとわくわくしたものだったのに、とふと、子供の頃のお正月を思い出してみたくなったりして・・・ そう言えば、小学生の時から百人一首が好きでした。 普通のかるたより、華やかで雅びな雰囲気のある百人一首・・・子供心にも、いにしえへの憧れがあったのかどうかは謎ですが(笑) 小さい頃はもちろん歌の意味もわからず、ただ絵札の中のお姫さまの十二単姿を見るのが好きだったのですね(笑) 一番お気に入りだったのが、そう、小野小町の絵札でした。 さすが小野小町、十二単も一番あでやかで、まさに美女と言う姿に描かれていたんです。 それに意味がわからないながらも「花の色はうつりにけりな・・・」と言う響きは、なにやらとても心地よく思えたせいもあります。 もっとも、さすがに百人一首を使ってまともに歌留多遊びをするには、少々難しすぎたのでしょうね(^^; 友達と遊んだのは、もっぱら「坊主めくり」でした(笑) なつかしいなあ、「坊主めくり」。みなさんも遊びませんでした? 絵札を裏返しにして一枚ずつめくって行く。男性の絵札ならそのまま自分の手に。 坊主が出ると、手持ちの札を捨てなくてはならず、次にお姫さまの絵札を引くと、捨てられていた札が自分のものになる。 最終的にたくさんの札を持っていた人が勝ち。 単純な遊びながら、どんな絵を引くかドキドキしながら、しかもその絵も風情あるものですから、お正月気分も味わえますし。 絵札の中の、十二単のお姫さまに見とれながら、少しずつ歌も覚えていったようです。 もうちょっと大きくなると、ちゃんとした(?)百人一首もやりました。 でも、あの歌の札を読む係を務めるのは、少々照れくさかったりして(^^; だって、どう読むか悩みません?(私だけかしらん) 一本調子に読むのじゃ味気ないし、と言ってあんまりおおげさに節をつけるのも・・・(^^; テレビなどで耳にした和歌の調子を、さりげなく真似ながら詠んだものでしたが(笑) 百人一首の大会があると言うのを知ったのもその頃。 あれだけたくさんの和歌を覚えて、しかも最初の数文字でどの歌かを当てるなんて・・・すごいなあ。 でも和歌を題材とするくらいだから、さぞ優雅なのだろうなあと想像していたのですが。 テレビの新春ニュースなどで垣間見たその光景は、なかなか迫力なのですねえ(^^; パシッと音を立てて、札を飛ばす姿は、優雅と言うよりは凛々しくてかっこいい!(笑) 百人一首をかるたとして遊び始めたのは、戦国時代とのことで、宮中や諸大名の奥様たちの間で行われていたとか。 もっとも、その頃はもっとゆるりとした遊びだったのではないかと想像するのですが。 いずれにしても、なんとも新春にふさわしい百人一首。今は現物は持っていないので、せめて解説書でも読み返して、ちょっぴりいにしえ気分に浸ろうかな(笑) すばらしい言の葉が綴られた和歌の数々・・・少しでもその天啓に預かりたいものだと思いつつ。 みなさんも楽しいお正月をお過ごし下さいね。 そして今年も管理人共々、どうぞ「POEM HOUSE」をよろしくお願い申し上げますm(__)m 平成18年1月1日 |
涼 |