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いよいよ秋も本番。これからます気候も爽やかになりますね。 心地よい季節になることですし、心も身体もすっきり清々しく在れたらと思います。 いきなりですが、みなさん、モーツァルトはお好きでしょうか? クラシック好きな方はもちろん、さほど意識していなくても、あちこちで耳にしていると言う方がかなりではないかと思うのですが。 あらためて聞いてみると「あれ、これ聞いたことある」と(笑) 私もそんな感じです(^^; そして、モーツァルトが心と身体を癒すらしい、と言うことも何かで聞いたことがありました。 先日も、テレビの某番組で、モーツァルトの音楽の効用について、実際にスタジオでのオーケストラの演奏を交えて説明されていたのを見て、「そうだ、モーツァルトを聴こう」と思い立った私・・・遅いって?(^^; でも、聞くとなるとモーツァルトの作品は膨大、どの曲がどんなメロディーなのか、聴いたことのある曲でもタイトルがうろ覚えだったり、癒しに効用のあるのはどの曲なのかもわからないし・・・(^^; 結局、手っ取り早く「モーツァルト療法」とタイトルの付いているCDを買ってみました(安易だ>自分) 一枚は「もっと頭のよくなるモーツァルト」(笑)、もう一枚は癒しのモーツァルト」。 商品戦線にしっかり乗せられてるぞ、と自嘲しながらも・・・(^^; なるほど「もっと頭のよくなる」と言う方は、早めのテンポで生き生きとした曲想のものばかり。 そして「癒し」の方は、ゆったりしたテンポの美しいメロディーが多いです。 もちろん、「どこかで聞いたことのある」曲がかなり入っていました。 中には、昔ピアノで弾いたことのあるソナタなどもあったりして(中学の頃まで習っていたんです、ピアノ)、ちょっとなつかしい気分まで味わいました。 それにしても、音楽がそんなにも心と身体に影響すると言うのは、なにやら不思議ですね。 確かにも好きな音楽を聴いている時は、誰もが幸せな気分になれる。 ウキウキしたり、穏やかな気持ちになれたり、やる気が出たり、あるいは切なくなったり・・・ 歌の入っている曲の場合は、歌い手の声や上手さ、歌詞にも影響されるのでしょうし。 モーツァルトの音楽の場合、その高音域に特徴があるらしい。 人間の脳は、高音域が詰まった音楽をたくさん聞くと、脳細胞が活性化してエネルギーが沸いてくるのだそうです。 実際に、モーツァルトがそれを知った上で作っていたと言うわけではないでしょうが。もし、そうだったら、すご過ぎますよねえ(^^; 天才と言われたモーツァルトは、自分の書いた譜面を推敲することがなかったとか・・・ ようするに、ぱっとひらめき、それをすぐさま完璧に譜面にしてしまうことができた? 彼の頭の中には、すばらしいメロディーたちが怒涛のように押し寄せていたのかもしれません。 いともたやすくミューズ(芸術の女神)を惹きつけることができたのか・・・ 自由に音楽を操り、あっけなく世を去ってしまったモーツァルト。 その音楽がこうして時代を超えてまで、人々にエネルギーや癒しを与えている、これってものすごいことだわ、とあらためて驚いてしまいます。 ピアノを習っていた頃は、けっこうモーツァルトの曲にも触れていたはずなのに、実を言うと私はさほどモーツァルトを好きとは思っていませんでした。 なんて言うのでしょう、モーツァルトって健康的すぎちゃう感じで(笑) からっとしていると言うか・・・(^^; むしろ、繊細で美しく、時に激情的だったり暗かったりと、ドラマチックな雰囲気のあるショパンのピアノ曲に惹かれていたように思います。 でも、こうして聴いてみると、やっぱりモーツァルトは素晴らしい。 流れ出る音が、とても生き生きしています。メロディーも自然でなめらか、無理がない。 まさに、「次はこの音だよ」と音楽の神に導かれるまま、音符にしていったのかと思われるほど。 音のひとつひとつが、きらきらと輝きながら飛び交っているようです。 健康的と思えたのは、きっとモーツァルトの音楽の根底にある明朗さ、音楽を楽しむ心の表れだったのでしょう。 それが聴く人にもエネルギーを与える。 音楽を聴く耳と言うのは、年と共に変わってくるのでしょうね。 若い頃には気づかなかった良さがわかってきたりもします。 そんな今だからこそ、あらためてモーツァルトも聞いてみたいと思ったのかもしれません。 さて、はたして効用は・・・これはまあ後回しでもいいのですね、きっと(笑) 音楽は、まず楽しまなくては。 そうそう、音楽とい言えば、先日映画「スウィング・ガールズ」のDVDをレンタルしてきて見たんです。 高校生の女の子たちが、ふとしたことからビッグバンドジャズに興味を持ち、はまって行くお話。 様々なドタバタの末、最後にお約束通り(笑)見事な演奏を聴かせてせてくれるのですが、このシーンはなんとも楽しかった。 メインの女の子数人が、次々とソロのアドリブを聞かせてくれる姿は、かわいくてかっこいい、見ていて嬉しくなってきてしまいます。 クラシックとはまた違うノリの良さ、わくわくさせるメロディー、しゃれたハーモニーなど、思わず一緒に手拍子してしまいました(笑) そう言えば、最近聞いていなかったけど、やっぱりジャズもいいなあ・・・ 音楽って、なんて様々な色彩や空気を持っているのでしょう。 この秋、もっともっと好きな音楽に出会いたいものです。 平成17年10月1日 |
涼 |