2003年04月20日(日) ささやかな発見


その映画を最初に見た時、はたして細かいところをどこまで見てとることができたか、と言うことになると、私はほとんど自信がない。
きっと、それほど注意力がある方ではないのだろうなあ(^^;

「ロード〜」のスペシャル版DVDの中で、あるスタッフがなにげなく言っていたこと・・・雪のカラズラスを旅の一行が辿るシーン。みんなが腰まで雪に埋もれて進んで行く中、エルフのレゴラスだけはサクサクと雪の上を軽やかに歩いて行く。
映画を見た友達20人ほどに聞いてみたところ、そのことに気づいていたのは2人だけだったそうだ。
私は・・・もちろん気づかなかった(^^; 後でDVDを見返すようになってから、あ、なるほど、と気づいた。遅い!(笑)
でも、このことに関しては気づいた人の方がすごい、と言うことかな(笑)
そんなわけで、今日はふと気づいたささやかなことについて。

☆エルフのお辞儀?
エルフ式のお辞儀、相手に敬意を示す仕草があるらしい。
右手を左の胸の辺りに当ててから、どうぞと言うように開く。その時に、少し頭を下げることもある。なかなか優雅ではある。
まず気づいたシーンは、ロスロリアンの森で、一行がエルフたちに足止めされた時。エルフの長らしいハルディアがレゴラスに向かって、この仕草をする。
でも、何度かDVDを見ているうちに、もっと早い段階のシーンで、この仕草が出てくるのに気づいた。
裂け谷を出発するシーン。これはスペシャル版にのみ入っている未公開シーンのひとつだけど。
エルロンドが旅立つ仲間たちに言葉を贈ると、それを受ける一行が全員画面に映る。その時レゴラスが、そしてほんの少し遅れてアラゴルンが、同じ仕草をする。
エルフのお辞儀だから、レゴラスがするのは不思議はないが、なぜアラゴルンも?と言うことになると、これはアラゴルンが幼い頃裂け谷で育ったので、エルフの習慣を身につけていたからなのだと、暗に示しているのかもしれない。
他のメンバーはこの時動きがないので、この二人のお辞儀がとても優雅に見える。ちょっと嬉しいシーン(笑)

☆レゴラスの身軽さ
レゴラスはとにかく身軽さが身上。前記のカラズラスでも、そしてモリアの坑道でのトロルとの戦いでも、驚くほどの身軽さを見せる。
映画「二つの塔」では、ヘルム峡谷での階段滑り降りのシーンにびっくりさせられる。こういうシーンでは、見事にレゴラスにスポットライトが当る感じなのだけど(笑)
でも、もっと地味なシーンでひとつ、レゴラスの身軽さを発見(^^;
やはりモリアでのシーン。バルログが迫ってくる気配を察して、ガンダルフが「橋を渡れ!」とみんなに向かって叫ぶ。橋に至る道は崖に添うように細く、一旦下ると急な角度で折れ曲がって続いている。
みんなが道の通りに、下って曲がるところを、レゴラスだけが、下まで降りないで途中から崖の横をひらりと飛び降りているのに、何度かDVDを見るうちに気づいてしまった(笑)
ここは画面も暗く、みんなが固まって走って行くので、それまではまったく気づかなかった。これまた、ちょっと嬉しい(^^;

☆レンバス
レンバスと言うのは、エルフの携帯食で、パンともビスケットとも見える食べ物。ロスロリアンを立つ時に餞別に贈られる。
メリーとピピンの乗る船に、レゴラスがこのレンバスの包みを積みこむのだが、その時にひとつ出してみて、レンバスの説明をする。「ひとくちで満腹になる」と言って、実際にひとくちかじってみせるのを、メリーとピピンは頷いて聞いている。
が、実はふたりとも、すでにひとくち以上食べた後。何口食べたか、とメリーに聞かれ、ピピンは「4口」と言ってげっぷをする(笑)
それくらい驚異的なレンバスなのだが・・・ 映画二つの塔で、道に迷ったフロドとサムが何か食べようとなった時、サムはレンバスがある、と言って、かなり大きなかけらにレンバスを割り、フロドに投げる。そして自分の手元にも同じ大きさのかけら・・・
思わず「えっ、そんなに食べるの?」と思ってしまったシーン(^^;
もっとも・・・実際にはサムはひとくちかじっただけみたいでした(笑)

以上・・・すみません。ゴミですねえ、これ(^^;
しかも、みんなエルフがらみだし(笑)
こんなこと、とっくに気づいていたと言う方、そして「なんだ、こんなことか」と思われた方、ごめんなさいm(__)m


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