捻じ曲げる禁忌
15 それを何と言うか、知っているか?
caution!! キラ、ラクス(ところによってはアスラン)がお好きな方は、お読みにならないことをお薦めいたします。 もし不快に思われましても、苦情等はお受けできませんので、ご了承ください。 申し訳ありません…。 なお、もし不快に思われましても、苦情は受けかねます…。(すみません) |
耳をつんざく程の爆発音が、先刻から腹まで響いている。振動もかなりのもので、足を踏みしめないと軽くふらつく。 ドオン!ドォォン!! 鳴り止む気配をみせない。さっき格納庫のモニタで見た限り、相当数の爆弾を仕掛けていた。まだまだ爆発は続くんだろう。 今は使われていないメカニック休憩室を、誰にも見られないようこっそり出ると、通路は右往左往するクルー達で混乱の極みにあった。この混乱に乗じてであれば、なんとかなる。ディアッカ達は、頷き合うと、格納庫に向かって走った。 目指すは、無傷で残っているザク2体。 もちろん、わざと爆弾を仕掛けなかったものだ。逃走用に。1体には、ラスティとアークエンジェルで待ち受けていた工作員の一人が。もう1体には、ディアッカともう一人の工作員が乗る手筈になっている。タラップを走り、ザクに乗り込もうとした、その時。 「何をしている!」 鋭くかかる声があった。 「ちっ!」 思わず舌打ちをしてしまう。振り向くと、アークエンジェルのクルーが2人立っていた。メカニックではない。手にはライフルを構えている。命令系統がマヒしている今、爆発音を聞いて格納庫に目星をつけて駆けつけたんだろう。いい読みだ。味方なら部下にしたいところだが、今はやっかいなだけ。 ああ、もう。もう少しでザクのコックピットに手が届くっていうのに! 「担当と名前を言え。認証カードを見せろ」 あらかじめ用意していた返答を、すらすらと舌に乗せ、偽造カードを見せる。 奥ですでにザクに乗り込んだラスティは、こちらに気づいたのか、動きをみせなかった。下手に動けば、ディアッカ達が侵入者と気づかれ、撃たれると知っているからだ。 銃口がこちらをピタリと狙っている。マズイ。背後にコックピットがあるが、一瞬の隙を突いて飛び込むのにはいくらか遠く、至難の業だ。しかも、ディアッカだけじゃない。もう一人の工作員も一緒に乗らなきゃならないってのに! 「すみません。ちょっと気になったものですから、確認をしに…」 笑みを浮かべて、ディアッカは2人のクルーに近づく。訝しげにディアッカを見るが、すんでのところでトリガーを引かない2人の合間を通り抜けざま、唐突にディアッカが両腕を振り上げた。 ガッ! 不意を突かれた2人は、おもわずライフルを落とす。 「何をっ!?」 聞いてる暇はない。もたついている方を一目で判断し、素早くライフルに手をのばそうとした1人の鳩尾に拳を入れる。よし、当たりは確実だ。これで「落ち」る。次は、もたついていた方を…。 時間で言えば、ほんの数瞬のことだ。1秒にも足りないところだろう。が。 ガーン! 爆弾の爆発音に紛れ、ライフルの射撃音が耳元でした。 「うぐっ…!」 視界の端に、崩れ落ちる工作員の姿。 「早過ぎだ!」 こいつは、ナチュラルじゃない。戦闘能力を上げたコーディネーターだろう。とんだ誤算だった。もたついていたのは、そう「見せて」いたんだ。そんな一瞬の判断が出来る奴なんて、相当の戦闘のプロか、コーディネーターしかいない。もちろん、アークエンジェルにそんな戦闘のプロが乗り込んでるわけがないんだ。 「くそっ!」 コーディネーターがこちらに銃口を合わせるのが見えたが、構っている暇はない。 ガァン! 鼓膜が裂けそうな音があったが、気にしている暇もない。 ライフルごとコーディネーターを掴んで、ひねり上げた。たまらず、ライフルを落としたところを、膝蹴りで鳩尾に一発くらわす。念のために、首筋に手刀を入れると、ぐったりとした感触になった体をタラップに落とした。 工作員を振り返る。 「大丈夫か!?」 「…はい…」 全然大丈夫なんかじゃない。咄嗟の射撃だったから、狙いをつける余裕がなかったんだろう。幸い急所は外れていたが、脇腹から馬鹿みたいに血が溢れ出ていた。 駆けつけて、倒れていた体を起こす。 「すぐに手当てする。痛いだろうが、ちょっと待ってろよ」 確か、ザクのコックピットには、救急セットがあったはずだ。とにかく、止血をしなければ…。 しかし、工作員はディアッカが差し出した手を力なく押し返した。 「…私のことは、…置いていってください…」 「…なっ!」 耳を疑った。しかし、今にも命を手放しそうな青い瞳を見つめ返す。 「馬鹿言ってんじゃないっつーの!」 「…私は、…もう、無理です…。足手まといに…なります。分かって…いますから…」 「……おまえ、名前は?」 「…ケビン…です…」 死にゆく者の名前を覚えておこうというんだろう、そう思ったのか、ケビンは痛みに顔を歪ませながら、せわしない息遣いの合間に、そう応えた。 「そっか。分かった。悪かったな、最初に聞くべきだった。じゃあ、ケビン」 「…はい…」 「オレが、ケビンをセレベスまで責任持って連れて帰る。死ぬなよ」 「…え?」 応えを待たず、ディアッカはケビンを抱えて立ち上がった。まもなく意識を失ったケビンに、救急セットで応急処置をし、あらかじめ用意していたパスワードでザクを起動させると、ラスティに合図を送る。ラスティのザクは、迷わず格納庫の出口をライフルで撃った。撃った出口から、そのままするりと外界へ飛び出す。 一方ディアッカは、格納庫を振り返った。 仕掛けられた爆弾に、再起不能になったモビルスーツ達の奥で、爆発をものともせず、殆ど無傷のままのストライクフリーダムが悠然とそこにいた。 ディアッカの瞳が剣呑に光ると、ザクのライフルはストライクフリーダムのコックピットを爆破させていた。さすがのストライクフリーダムも、装甲が頑丈だろうと、内側の衝撃には耐えられようもない。開いていたコックピットの内側で、機器類が滅茶苦茶になり、黒コゲになっているのが見て取れた。 「ふんっ」 ストライクフリーダムをもう一度睨むと、ディアッカは、ザクをアークエンジェルから脱出させたのだった。 他の戦艦でも、同じように爆弾を仕掛けてある。どの戦艦でも混乱していたのだろう。ディアッカとラスティの駆るザクを狙うものはおらず、すんなりとレジスタンス基地に戻ることができた。 「ケビン!」 「すぐに治療を頼む!」 ザクから、ケビンを抱えて降りたディアッカに、レジスタンスのメンバーが駆け寄ってくる。すぐにストレッチャーが運び込まれ、ディアッカはゆっくりとケビンの体を横たえてやった。空気が変わったことに気づいたのか、ケビンがうっすらと瞼を上げる。 「分かるか?帰ってきたからな」 レジスタンスメンバーが固唾を呑んで見守る中、力なく、小さくケビンが頷く。血の気なく真っ青な顔は、それでも生きるのを諦めたような、生気のないもの。 「大丈夫。貴方は死なないわ。生きるの」 ぎゅっとケビンの血まみれの手を握る者があった。自分の小さな手が血に染まるのも気に留めることなく。 「ミリアリア…」 「私達が、貴方を死なせない。分かった?貴方は生きるのよ」 なぜだろう。その言葉で、ケビンの瞳に光が射した。 「頑張って」 ケビンが、ミリアリアの声に、今度ははっきりと頷く。何の魔法だ?とディアッカは首を傾げた。 白衣姿の数人に運ばれ、ケビンを乗せたストレッチャーが慌ただしく格納庫を出て行く。 「ミリアリア?今のは…」 「あんたは、こっち!」 問いかけようとしたその手を、血に染まったままの手でむんずと掴む。 「は?…何?」 「あんた、気づいてないの?怪我してるわよ」 言われて初めて気づいた。なんだかさっきから視界が見えにくいと思っていたのだ。それもそのはず。額の端から耳の上まで、鋭い裂傷があった。殆ど血は止まっているが、今も少しずつ流れる赤いものが、目の際を通り、雫を作っていく。 そういえば、アークエンジェルクルーが2発目を耳元で撃ったのを思い出した。ケビンの負傷で脳を沸騰させてたものだから、自分の傷の痛みには、さっぱり気づかなかったのだ。 「手当てするから」 「いいって、これくらい…」 小さな手を振り解こうとすると、ミリアリアはディアッカをじとりと見上げる。そして、ふと、表情を緩ませ、小さく微笑んだ。 「大丈夫。あんたが時間を稼いだんでしょ?まだ出撃までは、手当てをするくらいの時間はあるから」 頬に流れ、乾ききった血の跡を、ミリアリアが丁寧に拭いていく。額の傷に消毒液を吹きかけた時は、さすがにじりっと沁みる痛みがあった。 「…っ!」 「我慢して」 「子供じゃないんだから、平気だっつー…っ!」 痛み止めかつ傷を自然に縫合していく薬を塗った瞬間、さすがにディアッカもビクリと体を震わせた。通常なら麻酔をかけてゆっくりと縫合するところだ。すぐに出撃するのだから、麻酔をするわけにもいかず、痛みもそれ相応。 ミリアリアは、何もなかったように傷にパッチを当て、丁寧に包帯を巻いていった。巻き終わって、テープで留めると、ちょんと指先で包帯をつつく。 「はい、終わり」 「……さんきゅ」 しばらく痛みと戦った後、ディアッカは礼を口にした。 まったく、こんな痛みを忘れてたってんだから、どんだけオレは必死だったというのか。小さくため息をつく。 「さっきのさ…」 「…何?」 医療道具をてきぱきと片付けていくミリアリアが、手を止めて振り向いた。医務室には、ディアッカとミリアリアの他に誰もいない。2人が黙ってしまえば、静かな時間が流れた。 巻いたばかりの包帯を撫で、ディアッカは問う。 「ケビンに何を言ったんだ?」 「…ああ。あのことね」 それだけで、ミリアリアは理解したらしい。再度、手を動かし始めると、棚の扉を開いて、消毒液などを次々と元あった場所に戻していく。 「あの人は、忘れていたみたいだったから」 「…何を?」 「レジスタンスの皆が、『死なないで』って思ってること」 「え?でも、それはオレだって…」 言ったぞ?と。そう思ったけれど。 「それとは、ちょっと違う。『私達は、貴方を死なせない』って言ったの」 ああ、と合点した。 私達は貴方を死なせない。私達が、貴方を生かす。貴方が生きているから、私達も生きていける。 もし、貴方が死んでしまったなら、それは私達の責任だ。 そんな意味が、あの言葉にはあったのだ。そんな言葉を聞いてしまったら、何が何でも、ケビンは生き長らえなきゃならない。自分が死んだ責任を、仲間に押し付けるわけにはいかないからだ。 「…は、はは…。やっぱ、すげーな、ミリアリア」 「だから、あんたも…」 「え?」 「生きて帰って来なさいよ」 棚に向かったまま、ミリアリアは椅子に座ったディアッカに背を向けている。その後姿を見つめていると、小刻みに肩が震えているのに気づいた。 ふいに、愛しくてたまらなくなる。 「…ああ、分かった」 立ち上がって、その細い肩に手を乗せた。段々と震えが小さくなり、やがては消えてなくなる。小さな息が、ほう…、と吐き出された。 「私も、何かできればいいのに…」 「ミリアリアのすべきことは、戦いを撮ることだろ?」 ラスティとサイが練り上げた作戦。サイは、一人一人に細かな指示を出していた。 ミリアリアの任務は、プラントがセレベスに侵攻する暴挙を、一部始終報道すること。簡単なことではないし、戦いの発端から見つめているミリアリア以外にできないことだった。 「でも」 「一番大事なことだって。プラントの暴挙を、世界に示さなきゃ。ミリアリアの撮ったものが、最期の砦だぜ?例えオレ達が死んだとしても、優先すべきはそっちだ。ミリアリアは、絶対に生き残らなきゃいけない」 「死ぬなんて言わないで!」 弾かれたように、ミリアリアは振り返った。怒った表情に不釣合いな、涙をにじませた目の際。 ふと、ディアッカの表情が優しくなる。 「死ぬ気はないけどね」 「また、会うの。約束しなさいよね」 「ああ、分かってる。でも、ミリアリアも危険な任務なんだからな?」 ディアッカを見上げたミリアリアは、小さく詰まった。 確かに、安全な仕事ではない。戦場が見える海岸の丘で、直接現場を撮影する任務なのだから。もちろん、自動操縦の小型ヘリで撮影することも考えた。けれど、それはオトリだ。 なぜなら、間違いなく相手に落とされるから。 相手にいるスーパーコーディネーターの優しい笑顔を思い浮かべる。虫も殺さなそうな笑顔で、彼は幾つものモビルスーツを同時に落とすのだ。しかも、モビルスーツの足を狙うとか、腕を狙うとか、そこまでの精密さを伴いながら。 鈍重な動きで、対抗する武器をも持たない小型ヘリなど、彼にとっては外すことなど想像もつかない、簡単過ぎる的に違いない。 けれど、それは反対に、ミリアリアの姿に気づく、ということにもなる。まさか、あの心根の優しい彼が、かつての友人を撃ち殺すとは思えなかったが。 「ま、オレが守るけどね。だから、心配することないし?」 ごく軽く、ディアッカは言う。 ああ、きっと、そうなのだろう、とミリアリアは思う。何倍もの性能を持っているストライクフリーダムに、ミリアリアを守るためなら、躊躇なく突っ込んでいく。そんな態度をおくびにも出さないで、彼はミリアリアの胸に切なさを残していくのだ。 きっと、「無理はしないで」と言っても、にこやかに頷き、それでも辿りつく行動は変わらない。 それを知っていたから、ミリアリアは何も言えなくなった。俯き、小さく頷く。 しばらく、顔は上げられそうもない。そして、ディアッカが辛抱強くそれを待ってくれることも、ミリアリアは知っていたのだった。 「あんなもんに勝てるわけがなかったんだっ!あんな化けモンにっ!」 ミリアリアに手当てをしてもらい、急いで戻った司令室で、丁度その叫びを耳にすることになった。 「ケビンがあんな大怪我するなんて!アイツは、俺達より、断然優秀なんだぞ!?ラスティがついてて、それでもそんなアイツが怪我したってことが、どんなことか分かってるのか!?」 堰を切った心の叫びは止まらない。 「どだい、無理だったんだ。コーディネーターばかりのプラントだぞ!?こっちは、地球の小さな島国だ。ラスティの作戦で、なんとかなると思ってたけど、そんなレベルを超越してる!なんとかなるような相手じゃなかったんだ!敵うわけなかったんだよ!」 恐怖や劣等感や絶望で、何がなんだか分からない、という表情。悲痛な叫びは、司令室にこだまする。集まったレジスタンスのメンバーは、一様に押し黙ったまま、俯いていた。一体化した空気に、皆そう思っているのだ、と感じ取ることができる。 「しかも、相手には、ストライクフリーダムがいるんだろ?あの爆弾の火力でビクともしなかったモビルスーツって何なんだよ。パイロットだって、あのラクス・クラインが従えてるっていうスーパーコーディネーターだって聞く。天と地との差だ。凡人が神に戦いを挑んでるようなもんだろ。俺達が勝てるわけがないんだよ!」 「…だから、何」 ボソリ、と呟いたディアッカに、司令室の全員が振り向いた。 怒るわけでもなく、弱音を吐いた戦友達を笑うわけでもなく、ディアッカの表情には何もなかった。 「オレは、そんなの知らない。どうでもいいさ。先に行くから」 そして、あっさりと踵を返すと、閉じた扉の向こうに姿を消した。言葉どおり、格納庫に向かうのだろう。 ディアッカの言葉は、ひそやかに波紋を広げていく。 「うん、気持ちは分かるよ。でも、あまりかっこ良くは、ないね」 そう言ったサイも、ディアッカよりは穏やかな表情のものの、その場に立つレジスタンスメンバーを置き去りにして、司令室の自分の席に戻っていった。振り返るそぶりもない。メイリンが、それにそそくさとついていく。 「あちゃー。言われちゃったねぇ」 場違いな明るさで、ラスティが笑った。 「笑っている場合か!俺達はみんな、死の宣告を受けたようなもんなんだぞ!?」 「なんだよ、今更そんなこと言うわけ?」 「今更って…!」 ラスティに食ってかかった青年が、頬に朱を走らせた。 「まあ、待ってよ。じゃあさ、セレベスの家族は死んじゃってもいいの?」 にこやかなラスティだが、その問いは痛烈なものだった。 「俺はやだよ。セレベスの皆が大好きだ。俺の全力で守りたいんだ。もちろん、話し合いでなんとかしたかったけど、ラクス・クラインに言葉が通じなかったのは、皆知ってるだろう?」 セレベスの大統領は、国を守るために必死だった。持てる手段は全て講じた。自らの命さえも投げ出すほどに。それでも、ラクス・クラインは天使の笑みで微笑みながら、脅威を持って、今セレベスに訪れている。 司令室に沈黙が流れた。 そう。知らないわけがない。そして、皆思いは同じなのだ。 セレベスを守りたい。 「…でも!ラスティはコーディネーターだろ?なんでそんなにまでして、セレベスのために…」 ラスティは、微笑んだ。優しい、笑み。清廉な表情だと、思った。 「セレベスは、命を張って俺の命を救ってくれた。守ってくれた。今度は、俺が命を張ってセレベスを守る番だから」 脳裏に溢れ出す記憶。そのどれもが、厳しく、叱咤され、どんな言い訳も通用しない、生身の応酬だった。けれど、それは心から優しかったのだ。 決して、裕福ではなかった。しかし、貧しくとも、困った人に手を差し伸べる、温かな国だった。そんな国に育まれてきた。陽の光をいっぱいに浴びて、健やかな今の自分があるのに、黒い影が忍び寄る今、怖いと言って逃げてしまったら…。 「じゃあ、俺も行くから」 そして、ゆっくりと司令室を退室していく。誰もが、何も言えぬままその後姿を見送った。…と、扉に立つ小柄な女性が目に入る。なぜか集まった視線に、彼女は困ったように苦笑した。 「…でも、これは命に関わることだから。皆さんそれぞれの考えでいいと思うの。…でもね」 外側にはねた茶色の髪が、微笑むのと同時にふわりと揺れた。 「思い出して欲しいの。大事な人たちを。セレベスの、愛すべきものたちを」 もし、ここで抵抗せずに蹂躙されたのなら、結果は火を見るより明らかだ。ラクス・クラインが、再三の訪問拒否を無視し、セレベスを訪れようとしているのが、何よりもの証拠でもある。 それぞれが、空気のように隣にいて当たり前の人々を思い描いた。いつもケンカばかりするけれど、貴方がいなければ、私はいない。貴方のいないこの世界なんて、生きていて意味がない。 …これを何と言うか、知っているか? 静かに沸き起こった空気は、その場にいたメンバー全員の心に火を灯した。 優しい、温かい、火。 to be continued |
ケビンは、完全オリジナルです。 二次創作にオリジナルキャラを出すのは苦手なので、人格は与えてないつもりですが…。 どうだかなぁ…。 内容的に、段々怪しくなってます。 メカ系。機械系。っつーか、モビルスーツ…。 なんだか、前々回も含め、久々にちゃんとしたディアミリを書いた気が…。 |
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