GUNDAM SEED DESTROY

アトガキ



 最初から最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。おつかれさまでした。
 ココを先に読んでいらっしゃる方、ネタバレ話をしてしまいます。ご了承ください。

 書き終えてみて、一番最初に思ったのが、書いていた当時の精神状態をあらわしているのか、同じように長く書いた「捻じ曲げる禁忌」より、文章が荒いなということでした。
 読んでくださった方々には申し訳ないのですが、当時としては、これでも(相当…)頑張ったのです。端くれとはいえ、物書きとしては失格なんじゃないかとは思うのですが、この状態で本にしてしまいましたし、かといって、今の自分が修正して、当時の気持ちであるとかをないがしろにしてしまうのは違うんじゃないかと思い、これはこれで自分なので、恥を忍んでそのままサイトにアップいたしました。
 仕方ないヤツだな、と思ってくださると助かります。

 次に思ったことは。
 書きたかったことは、「トモダチ」では、シンとアウル。「遠き栄光」では、キラとオーブだったのだな、と思います。そういう意味で、きっとDESTINYで一番納得できなかったのは、そこだったんじゃないかと。
 ココにあえて書かずとも、お読みになってる方々は、読み取ってくださってるんだろうなぁ、とか思います。いただく感想には、思っていた以上のことを読み取って(救って)くださるので、こちらとしても目からうろこだったりします。ありがとうございます。

 放映当時は、DESTINYの歪んだ世界が、映されたものをそのまま純粋に受け取ってしまう世代に「これが正しき世界」と思われるのを、非常に危惧し、悩んだりもしました。
 まあ、今考えれば、そんなもの、どこかで自然と「それは違うんだ」と身につくものなんだろうな、もしくは「これが正しい」と思って違う道を進むのだとは思います。私が心配するこっちゃないワケですね。

 なんだかんだ書きましたけれども。
 一番根底にあるのは、シンが好き、ディアッカが好き、サイもラスティも、ミリアリアもイザークもシホも、アウルもステラもスティングも、ミネルバメンバーも、好きなのだ、と。それが全てなんじゃないかと。
 好きなものは救いたい。
 いたってシンプルな結論でした。

 ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
 ほんのちょっとでも、苦手だったシンを好きになってもらったら、心のすみっこにでも残るものがあったら、これ以上の喜びはありません。



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