話数 サブタイトル |
第35話 ふりむいた惣一郎 |
扉絵 | ![]() |
掲載誌 | ビッグコミック・スピリッツ 1982年7月30日号 1982年7月15日(木)発売<定価200円> |
掲載頁 | P.199〜218(全20頁、うち4頁2色刷り、16頁墨1色<紙:白色>) |
収録単行本 | スピリッツコミックス・第4集−Part.3 ワイド版・第3集−Part.2 小学館文庫版・第3集−Part.2 総集編・第3集−Part.35 |
<解説>
初出掲載時の扉絵には、参照画像のとおり「愛犬・惣一郎」という記述が惣一郎の絵の下に入っていたが、単行本では消去されている。また、冒頭部分の響子のワンピースと五代のTシャツは赤で描かれていた。
また、この号の次号予告でもTシャツ1000名プレゼント第2弾の告知として、めぞん一刻Tシャツ(絵柄は、第30話「混乱ダブルス」扉絵の響子。)を着た男の写真(?)が載っていた。プレゼント予告の代表が2号とも『めぞん一刻』であったということは、当時のビッグコミック・スピリッツにおいて、『めぞん一刻』の人気が群を抜いていた証拠だと言っても過言ではないだろう。
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2号連続プレゼント第1弾、Tシャツ1000名プレゼントの中にめぞん一刻Tシャツが含まれていた。絵柄は第26話「家族の焦燥」の13ページ目、3コマ目の響子の絵で、試着モデルを勤めたのは高橋先生自身であった。フリーサイズということもあって、身長約150cmの高橋先生にはかなり大きかったようで、両袖を折り返した上に、ウエストのところを絞って右側で結んでいる。撮影場所は、当時住んでいた東久留米のマンションの仕事場で、手にペンを持っているところから考えると、仕事の手を休めて撮影したものと思われる。
単行本『めぞん一刻』第1集、第2集のおしらせが掲載されている。ページの上段に『めぞん一刻』、下段にたがみよしひさ氏の『軽井沢シンドローム』のお知らせという構成になっており、「ぼくの宝物。」という太字ゴシックの文字で仕切られている。カットとして、第31話「三年待って」、3ページ目の1コマ目、出かけようとしている響子の絵とそのバックに第34話「SOPPO」の5ページ目、6コマ目の五代の絵を拡大したものが使用されている。
「SPIRITS FAN」のコーナーには、「修学旅行に連れていった響子さん!?」、「三冊も買った『めぞん一刻』第2集」という2件の読者投稿が掲載されている。最初のものは、修学旅行のとき、単行本を持っていけなかったので、定期券くらいの大きさの響子を自ら描いて、魔の1週間を堪えに堪えたという内容で、2つ目めのものは、単行本第2集(初版のみ)についてたポストカードがうれしく、知らず知らずのうちに3冊も買ってしまったという内容。