飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1999年>

1月26日(火)

 一刻会会報「友菱」100号記念本のセレクション作業は続く。ついに創刊号から24号までのコピー誌時代の会報の写しが届き、知らなかった黎明期の一刻会の歴史に触れた飛鳥…。だが、感動しているヒマはない。今月末までに第1次選考作業を終えなければ…。ちょっと厳しいが…。(汗)

 20日、「犬夜叉」だが、前回の予測とはちょっと違う方向に進んだ。一行の結束力の向上というより、犬夜叉の成長の方にスポットが当てられていた。いままで犬夜叉が鉄砕牙本来の力を引き出すことができなかったのは、犬夜叉自身が力不足であったからだということのようだ。もっとも、仲間を救いたいという強い気持ちが犬夜叉に成長をもたらしたとも考えられよう。

 犬夜叉の成長を感じとった奈落は、殺せない1匹を送ると言う。ラストのシルエットは誰が見ても珊瑚の弟、琥珀だとわかる。そう思わせておいて、ヅラをかぶった錯乱坊だったなどという意味のないまねをするな的ギャグは、さすがにありえないであろう。(ちゅど〜ん! 笑)

 一方、かごめらの間に弥勒に対する理解が深まった点も見逃せない。特に、珊瑚が弥勒に対する認識を新たにするエピソードとしてはもってこいの展開だったのだが、あそこでセクハラ行為に走ってしまうとは…。(汗) まあ、それでこそ弥勒なのであろう。それにしても見事なテクニックだった。その方面のプロテク研究所に出演させたいところだ。(笑)

 さて、100号記念本のセレクションは74号まで進んだ。思ったほどは進んでいない。この時期の会報は、フリートーク形式の前号の感想が流行していた時期だ。その1つ1つはいい出来のものが多いのだが、惜しいことに前号の内容をすべてわかった上で読まないとわからない。これでは、独立した原稿としてセレクションの対象にできないのだ。会員以外への外販を考えたらなおさらである。それで選択に苦しみ、あまり進まなかったのだ。

 それと、質の高い原稿がすでに本人に返却されてしまっているという実態もある。これをいかにクリアするかが問題だ…。できるだけいいもの、味のあるものを選びたいのだが…。

 21日、仕事で帰宅が遅くなった。しかし、その割には80号まで進んだ。残りは現段階では14冊だ…。もっとも、創刊号から24号までのコピーが届かないから、まだまだ時間はかかるのだが、ここまでくるとかなり進んだという実感が持てる。そのコピーもまもなく届く予定だし、今度の土日に第1次選考を終了できればベストだろう。

 また、帰宅途中にビッグコミックオリジナルを1日遅れで買った。毎年恒例の高橋留美子劇場を次号に控えて予告が載っているからだ。新作のタイトルは「君がいるだけで」…。どこかで聞いたことがあると思ったら、すぐにメロディが浮かんできた。なるほど、かつてのヒット曲のタイトルだ。でも、誰の曲だったか思い出せない。いつ頃のヒット曲だったかも…。ま、とりあえずいいか!(汗)

 22日、午後から外出してセミナーに参加した。開催場所が新宿だったので、帰りに世界堂へ寄って会報2月号の表紙用イラストに必要なトーンを物色した。結局、あまりいいトーンは見つからず、すでに持っているものの中でいちばんよさそうなものを使うことになった。いつになく、こだわりが弱い…。うーむ、いかんなぁ。(汗)

 帰宅後は、そういったこともあったので、しばらくそのままになっていた2月号の表紙用イラストの方に取りかかった。期待していた創刊号から24号までのコピーがまだ届いていなかったことも大きな原因だろう。まあ、このイラストも今月中に仕上げないといけないものだし、順番が予定と逆になっただけではあるのだが…。

 23日、プレステが安くなった…。あんまり関係ないが、飛鳥はプレステをまだ持っていないから、全然関係ないわけでもない。ゲームで遊んでしまうと集中力を分散できない性格のため、執筆等がおろそかになってしまう危険性があるので、ずっと自制しているのだ。まあ、ドラクエが出る頃には買うことになるんだろう。変な時期に出なければいいのだが…。(汗)

 さて、この日も創刊号から24号までのコピーは届かなかった。だんだんと不安になってくる。翌週は鎌倉へ泊まりで出かけるため、ほとんど作業ができないから、この土日のうちに選考を終わらせたかったのだが、これですっかり目算が狂ってしまった。(汗) もっとも、前夜からの勢いもあって、会報2月号の表紙用イラストの方を仕上げてしまいたいという気持ちが強かったから、届いていてもこちらをやっていたかもしれないが…。

 残るはトーン貼りのみだったが、イラストの仕上げには結構時間がかかった。終わったのは午前2時…。まあ、他愛もない一発ネタのパロディなのだが、一刻会には知ってる人が多いだろうからそこそこウケるだろう。外販品だとちとやばいデザインなのだが、内部向けの会報なら大目に見てもらえるだろう。(笑) いずれ、このHPでも公開することになるだろうが…。

 24日、ようやく創刊号から24号までのコピーが届いた。飛鳥も初めて見る一刻会黎明期の歴史そのものだ。創刊号の表紙は何の背景もないところにラムがぽつんと描かれただけのもので、全体でもたった4ページという代物である。文字どおり0からのスタートであったことがうかがえる。そんな小さな燈火が14年間も燃え続けているなんて、ラムコムなどさらに古株のサークルもあるとはいえ、大したものだと思う。

 早速選考作業に入ったが、高揚感に満ちていたこともあるのだろう。作業は驚くべきスピードで進み、この日のうちに24号までの選考を終了してしまった。絵の質からいけば、今の方がずっとレベルが高いだろう。しかし、会員の、会報全体の勢いはこの頃の方があったように思う。何もないところを切り開いていくのだから、当然といえば当然なのだろうが、何だかとてもうらやましく思えた。年齢的にもさほど変わらない人たちだけになおさら…。

 25日、帰宅後はまず高橋留美子漫画作品一覧に「君がいるだけで」の枠を追加し、予告カット画像を作成する作業をした。A4サイズまでしか取り込めないので、片ページずつ取り込んで合成する。この方法も大分慣れてきたから、結構すんなりといった。今度の作品は、いったいどんなものなのだろう? タイトルだけ見ると、ちょっとほのぼのとした感じを受けるのだが、昨年の「お礼にかえて」は、そう思わせておいてハズしてきた。まさか、お礼にかえて九官鳥の世話を押しつけただけだったとは…。(汗) 今回も油断大敵だ。(笑)

 ところで、「君がいるだけで」というタイトルだが、米米CLUBのかつてのヒット曲だったことがようやくわかった。(知らなかったのは私くらいかもしれないが…。汗) たまたま土曜日にTVを見ていたら、過去何年かの年間シングル売り上げNo.1が紹介されていて、この曲は1992年の売り上げNo.1だったのだ。1992年…。この年は、飛鳥杏華にとって思い出深い年である。パソコン通信を始め、一刻会に入会し、同人デビューを果たした年だからだ。この年の大ヒット曲がタイトルとなっている今度の作品とは…? 何か妙な期待と不安が交錯するぞ…。(汗)

 26日、帰宅途中に反則技で早売りのサンデーを買って「犬夜叉」を読んでしまった。本格的な感想は次回にするが、いやーっ、結構なものを見せていただいた。(笑) この意味が知りたい人は、さっさとサンデーを買うように。(笑) それと、気になったので米米CLUBの「君がいるだけで」を買ってしまった。もともといい曲だとは思っていたのだが、米米CLUBにあまり興味を抱いていなかったので買っていなかったのだ。作品の内容と関係はないかもしれないが、歌詞が気になったので…。うむ、いい曲だ。歌うのは難しいが…。(汗)

 帰宅後は、ここの更新作業だ。ほとんど100号記念本の原稿セレクションに明け暮れた1週間だったが、次週もまだしばらくは続くだろう。並行して自分の本の原稿も進めなければ、今年の夏は2本立て進行なので間に合わなくなる。年々入稿が厳しくなってきているわけだし、気を引き締めなければいけないのだが、集中力の分散がきかない飛鳥にそれができるだろうか…?(汗)

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