飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

10月13日(火)

 この週の最大のイベントは、10日(土)の一刻会・高橋留美子バースデー集会だ。しかし、準備が何もできてない…。結局、今回もまた徹夜になってしまうのだろうか? 何とかそれだけは避けたいが…。(汗)

 7日、「犬夜叉」だが、弥勒のピンチに珊瑚とかごめを背に乗せて急行した犬夜叉。弥勒の危機一髪のピンチを救った。一瞬、間に合わず、胸を貫かれたかと思ったが、奈落の木の根状の腕は刺さっていたわけではなかった。フェイントだろうということは、なんとなく感じていたから、私はあせりはしなかったが…。(こんなところで弥勒を死なせて、盛り上がりに水を差すようなことはするまい。笑)

 もう、ここに至っては珊瑚をだまし続ける意味がないということだろうか、奈落が妙におしゃべりだ。退治屋の精鋭たちをおびき出し、退治屋の里が手薄になったことを妖怪たちに伝えて襲わせ、その混乱に乗じて四魂のかけらを奪う。一方、後々邪魔になる退治屋の精鋭たちも、妖怪の乗っ取られた殿様のせいにして始末しようとした…。

 このあたりは、ここまでくればだいたい予測できる範囲だった。そうなってくると、やはりあの若様が怪しくなってくる。犬夜叉に首を落とされてもなお、不敵な笑みを浮かべる奈落…。やはり、本体でないかもしれないという気もしてくる。あるいは、犬夜叉たちが驚くような人物に変化していたかだ…。

 次回は、そのあたりが判明するだろう。こんな程度で奈落が死ぬわけがないし、犬夜叉たちにいやな思いをさせるために、わざと首を落とさせたという考え方もできる。ほんとに奈落という奴は食えない奴だ。

 さて、この日から、10日の一刻会・高橋留美子バースデー集会の準備に入った。とりあえず、昨年好評だった「るーみっく単行本カルタ」の追加分作成を少し進めた。個別に取り込んだ画像をA4用紙1枚分に並べてプリントアウトするところまでだ。もっとも、翌日に発売される「めぞん一刻 総集編」第4集も追加しなければならないから、A4用紙2枚分のうち、1枚だけの印刷に止まった。

 問題も少し考えたが、20問ちょっとが限界だった。150問とカルタの出題40題程度も考え、収録単行本を調べなければならない。マジで何かやばくなってきた。(汗)

 8日、昼休み等を利用してクイズの問題を考える。それでも、短い時間では20問程度が限界だ。帰宅後も続けて、この日は80問くらいまで進めた。翌日の負担を考えるとあまり進んだとは言えない。問題の他に問題を選択するためのくじやプリントアウトしたカルタ画像をボール紙に貼りつけて切り抜く作業も残っている。これではまた徹夜になってしまいそうだ…。(汗)

 さらに問題なのは、この日の帰りに「めぞん一刻 総集編」第4集を入手できなかったことだ。この日のうちに取り込み、プリントアウトまでして、翌日は貼り込みと切り抜きだけにしたかったのだが、地元の本屋、Kiosk、コンビニ、どこを見ても置いてない。確か、8日発売になっていたはずなのだが…。

 翌日も入手できなかったら、遠出して買ってこなければならない。それだけカルタにするのをあきらめるという手もあるが、そこはこだわりたい。2日前発売のものまて入ってるぞと…。何とか入手できるといいのだが…。

 9日、帰宅時に地元の書店で「めぞん一刻 総集編」第4集を手に入れた。見た感じ、これまでの中でいちばん表紙の雰囲気がよかったので、どうせ中味は2色が4ページ復活しただけだろうが、これだけでもよしとしようと思った。が、この観測は見事に裏切られた。

 今回、収録予定の作品の中で冒頭4ページが2色のものは「風邪に抱かれて」と「一刻館の昼と夜」の2話だけだ。私は後者かなと予測していたのだが、まさか「キッスのある情景」の冒頭4ページがフルカラー復活されていようとは…。思わず、やってくれたと小さく拳を握りしめた。

 いままで、どんなに要望しても復活することのなかった長期連載作品のフルカラーページ…。たった4ページではあるが、これは小さな前進と言えるだろう。「めぞん一刻」掲載のスピリッツをすべて持っている私が喜ぶのも変な話かもしれないが、長年のファンの思いがわずかでも実ったことがうれしい。もちろん、これで満足とは行かないが、コストの問題もある中で、少しだけでもファンの期待に応えてくれたことに対しては、素直に評価したいと思う。

 さて、早速画像に取り込み、加工してカルタの2枚目をプリントアウトする。ボール紙への貼りつけと切り抜きは最後にして、とにかく残りの問題を作成した。150問とカルタの出題41題ができあがったのが、午前2時半。これのプリントアウトに続いて、問題選択のためのクジを作成する。これが終わったのが午前3時過ぎ、最後に残ったカルタの作成まで完了したのは午前3時半過ぎだった。

 そのあと、賞品用に買った品々をゴチャゴチャになった机の周囲から掘り出し、出発の準備を整える。床につけたのは、午前4時だった。が、それでも5時間は寝られる。徹夜にならずに済んで助かった。

 10日、9時に起床して11時前に出発した。ところが、定刻に集まったのはたった5人…。当初は私が司会進行、会長には得点集計をやってもらうということにしていたのだが、解答者が3人では話にならない。私の計算では最低7人はいてもらわないと困るのだ。しかたがないので、15分待った上で会長にも解答者になってもらい、4人でスタートした。(年々ひどくなるな…。汗)

 まあ、その後パラパラと遅れて集まってきて、10人に達した。それでも、かつてに比べると淋しい人数だ。イベントの内容がクイズ大会に固定されてしまっているのも影響しているかもしれない。それを少しでも和らげるために、昨年から考えたのが「るーみっく単行本カルタ」だ。

 るーみっくのすべての単行本の表紙をプリントして作った手製のカルタで、作品名(長期連載の場合はサブタイトル)を読み上げて、収録されている単行本のカルタをとってもらうというものだ。結構、記憶力を必要とするが、お手つきなしなので、わからなかったら勘で適当に取ればいい。それに、ワイド版や文庫版など収録単行本が複数存在するものもあるから、ポイントできるのは1人だけではない。

 それなりにみんな熱くなる。狙っていたカルタを取りのがしてマジに悔しがる者もいる。それでも、やはり実力に比例した結果となる…。次回はもっと、実力以外で勝てる要素も考えよう。いつも同じ人が優勝ではおもしろくない。(苦笑)

 さて、クイズ大会は17時に終わり、二次会は立川に出て宴会となった。その後、ゲーセン組と麻雀組に分かれ、麻雀組に入った飛鳥は23時過ぎまで麻雀に興じ、午前1時頃帰宅した。この時間だと、新宿での中央線から山手線への乗り継ぎが1分しかないので、いつもあせるのだが、今回は何とか間に合った。

 11日、一刻会会報の発送準備のため、日野へ出向く。しかし、この日は会長と私の2人だけだった。もしかしたら、遅れて着いた者もいたかもしれないが、発送準備はたった1時間で終わってしまったのだ。連日の麻雀を期待していたのに、すっかり肩すかしを食らってしまった…。

 14時に暇になってしまっては、間が持たない。期待していた麻雀ができないという空虚感を埋めるには、もはやお宝探ししかなかろう。(何でそうなるんだ? 笑) というわけで、中野に向かった。

 しかし、こういうときの反動とは怖いものだ。つい、衝動買いしてしまう。このあと寄った渋谷も含めて、すでに持っているのに「いいや、予備のためい買っとけ!」とばかりに高額なものに手を出してしまったり、かなり無駄遣いに近いことをしてしまった。(いまさら反省…。汗) 

 12日、帰宅すると、通販の問い合わせが1通届いていた。それの返事も併せて、遅れていた手紙の返事書きをする。一山越えて、やっと一息といったところだ。が、そろそろ描き下ろし漫画を描きはじめないと、今度の新刊は再録作品だけになってしまう。それだけは避けたいところだが…。(汗)

 一刻会の「そると」の原稿も同じだ。が、こちらは理由があって遅らしている。一応、「犬夜叉」についての考察を書こうと思っているのだが、現在のシリーズが落ち着かないと読み切れない部分があるのだ。特に、珊瑚の作品上での位置づけ…。これによって書く内容が変わってくるかもしれないからである。決して、なまけているわけでは…。(ごにょごにょ…。汗)

 13日、前日に書いた手紙だが、朝、やっぱり投函し忘れてしまった。(汗) かすみおねーさんと顔を合わせたときの東風先生のボケに匹敵するくらい見事なお約束だ。帰りには何とか投函したが…。(私にしては、ましな方だな。笑)

 しかし、雨に降られてしまった。日曜日に折りたたみ傘を別のバッグに移して、戻しておくのを忘れたために、濡れて帰るハメに…。朝のTVの星占いでは運気は最高だったはずだぞっ。どうなってるんだこりゃあ?(汗)

 帰宅するとまた、通販の申し込みが1通届いていた。ここの更新作業と並行して、発送の準備をする。朝には、メールで問い合わせもあった。交流範囲が少し広がったせいだろうか? 別に、同人誌を売りたくて広げたわけではないが、結果としてそうなってるのかもしれない。(笑)

 さて、呪泉郷端展示即売会2までもう2週間を切った。残念ながら新刊の予定はないから、それほどの売れ行きは期待していない。むしろ、新たに知り合った人たちとの直接交流が楽しみだ。これを読んでいる人も、ぜひ余裕があったら来て欲しいと思う。少しでも、ファンによる手作りのイベントを盛り上げていきたい。これからのるーみっくファンのためにも…。

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