飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

10月6日(火)

 何だか時間がない。意志の弱さに流されて、ついチャットなどで時間をつぶしてしまう。チャット自体が悪いわけではないが、やらなければならないことが後回しになるのはよくない傾向だ。そろそろ改めなければと思うのだが…。(汗)

 9月30日、「犬夜叉」だが、四魂のかけらを手に入れた奈落は、もう用は済んだとばかりにその場を去ろうとする。ここに至って、ようやく奈落のうさん臭さに気づいた珊瑚…。奈落によって背中に仕込まれた四魂のかけらの効力は、完全な回復をもたらすものではなく、痛みを感じさせないだけのものだった。知らぬ間に多量の出血をしていた珊瑚は、その場に崩れ落ちる…。

 前号までの展開では、残念ながら珊瑚は死んでしまうという線が強いように思えたのだが、今回、珊瑚が倒れたときに七宝が「わっ、死んだ。」と言ったのに対して、かごめが「気絶よ、気絶。」と返しているのを見て、これは助かる可能性が出てきたのかなと感じた。犬夜叉たちに同行するかどうかは別として、何とか死なずに済んでもらいたいものだ。(最低限の願いだが…。)

 一方、雲母とともに奈落を追う弥勒…。前回に続いて見せ場を作ってくれる。しかし、奈落の力は底知れない。今度は木の根っこのような手(?)を伸ばして雲母と弥勒を地面に落とした。もともと、複数の妖怪の集合体だから、いろいろなことができるのだろうか? 逆に言えば、固有の実体がないと言えるかもしれない。それに、若様が本体で、猿の毛皮をまとった奈落は分身という線もまた消えていない…。

 次回は、奈落と弥勒の戦いが中心になりそうだが、そう簡単には決着はつくまい。結局、逃げられることになるだろうが、かごめの持っていた四魂のかけらを取り戻せるかどうかがポイントと言えるだろう。もっとも、弥勒が持つ3つほどのかけらも手に入れないかぎり、奈落はすべてのかけらを手中におさめることはできないはずだ。それに奈落が気づいているのかどうか? その辺も見物だ。

 さて、この日は「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」をまた2話半ほど進めた。が、一刻会会報の連載原稿もそろそろ書きはじめないとまずい。頭をひねってみるが、ネタが浮かばない…。(汗) 前回、修羅場で落としているだけに、今回は落とせない。たった1ページのコラムだが、連載を持つ作家の苦労がよくわかる。レベルが違うから、これでわかったような気になられたのでは、プロの先生方にとっては心外だろうが…。(笑)

 10月1日、とうとう10月だ。いろいろと締め切りが迫ってくる。10日の一刻会・高橋留美子バースデー集会のイベント準備もしなければならないし、同人誌の執筆もそろそろスタートしなければまずい。なのに、夜になるとどうしてもチャットをして時間をつぶしてしまう。(汗) 少し、自粛しなければと思うのだが、どうにもやめられない。困ったものだ…。(笑)

 まあそれでも、「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」の追加分作成は、この日完了した。一刻会会報の原稿もネタが決まって冒頭の部分を書きはじめている。それなりに好調ではある。書きたいことが多すぎて、いかにして1ページにまとめるかが大変だろうが…。(それはいつものことだ。笑)

 2日、朝のTVの星占いによると、天秤座は運気が最高だった。思いどおりに行動してうまくいくということだ。あれっ? 何か、先週の金曜日も同じだったような気がする。それで例のカーバッジを手に入れたのだが、2週続けてそんなことがあるのだろうか?

 世の中、そんな甘いものではないと思いつつも、何か誘惑されてしまう。思いどおりに行動して吉なら、えーい、行ってしまえと、帰りに神保町に寄ることにした。実際、10日のイベントの賞品を調達しなければならないので、翌日には行く予定にしたいたのだ。1日早まったに過ぎない。…などと、心の中で理屈をこねて、自らを納得させる飛鳥であった。(笑)

 しかし、やっぱり甘いものではない。めぼしいものはなかった。といっても、自分にとってはなかったのであって、賞品の候補になるものは何点かあったのだ。が、期待がカラ回りした分、落胆もちょっとあって、結局何も買わずに帰ってしまった。賞品だけでも買っておけば、翌日来なくても済んだのに…。(え〜ん、星占いのウソつきっ!)

 帰宅後は、一刻会会報の原稿を書く。が、完全にはまとめ切れなかった。この分では、翌日のお宝探しの時間が危うくなってしまう。午前中になんとか原文だけでもまとめられればいいのだが…。まあ、いつものことだから、なんとかなるだろう。(無責任)

 3日、午前中とは行かなかったが、原稿の原文は昼食までには終わった。昼食後は早速出かける。まずは、ターゲットがしぼれている神保町へ…。アニメ絵の「うる星やつら」のグッズ類をまとめて買った。

 続いて渋谷へ…。ここでちょっと懐かしいものを見つけた。私も思わず笑ってしまったのだが、以前、小学館が刊行していた「POPCOM」というパソコン雑誌の付録、「らんま」の5インチフロッピーディスクだ。5インチFD自体、今では過去の遺物になりつつある存在だし、さらに笑えるのは「5インチ2D」であるということだ。「2HD」でも「2DD」でもない。「2D(両面倍密640KB)」だ。現在売っているパソコンでは使えないぞっ。(笑) そのほかにも賞品に使えそうな小物をいくつか入手して、中野へ移動した。

 中野では、ラムちゃんのセル画(背景つき)が25,000円で出ていたが、これはちょっとパスだ。もともとセル画にはあまり興味はないし、絵的にも「これで25,000円はつらい。」と思えるものだった。9月13日に抽選販売された20,000円のものの方が絵としてはよかったと思う。中野では、残念ながら賞品向きの品は見つからなかった。

 だが、なぜか出費は中野がいちばん多かった…。「らんま」と「めぞん」の小学館コミックフェアのタペストリー(書店用非売品)などが見つかってしまったからだ。うーむ、こういうものはやはり保護せねばなるまい。(当然、自分のコレクション入りだ。)

しかし、床に置いてある雑多なグッズ類が詰め込まれたカゴの中に突っ込んであるとは…、危うく見逃すところだった。そのおかげで、他の人に見つからなかったのかもしれないが…。やはり、お宝探しはまめな巡回と「もしかして…」を考えての執拗なドブさらい精神がものを言うようだ。(そこまでしたくねーってか? 笑)

 帰宅後、一刻会会報の原稿のレイアウトと出力を行った。今回も校正を通す暇がなかったから自分で確認したのだが、もっとよく確認しておくべきだった。そのために、翌日苦労するハメになろうとは…。(汗)

 4日、一刻会会報の編集のため、日野に出向く。今回は編集総括が足を骨折して来られないため、私が代行を務めることになっていた。まあ、経験の方はそれなりにあるし、難しい編集を要する原稿もなかったので、作業は順調に進んだ。が、大きな落とし穴が待っていた。自分の連載原稿に2文字の脱字が見つかったのだ。

 一応、編集会場にはノートパソコンとプリンタがあるから、1段落分打ち直して貼り込めばいい。大した作業ではないのだが、インストールされているソフトの違いが悲劇を生んだ。(汗) 飛鳥は、いつもAdobe PageMakerを使用している。が、編集会場のパソコンには一太郎しかその手のソフトがインストールされていなかったのだ。

 飛鳥は、一太郎を使ったことがない。Adobe PageMakerで設定したのと同じ幅でオートインデントさせ、行ごとに均等をかけるやり方などわかるはずもない。電話で自宅療養中の編集総括に説明を聞くが、らちがあかない。これで悩んで時間を食い潰すくらいなら、帰って出力しなおしてきた方が速いと判断し、片道1時間半かかる自宅と編集会場を往復することになった。復路では、JR中央線が人身事故で遅れるわ、えらい苦労をしてしまった。(汗) しかし、それでも19時頃には編集を完了した。

 5日、帰宅後、10日のイベントのために昨年の10月以降に発売された単行本類の表紙を画像に取り込んだ。昨年好評だった、単行本カルタの追加分を作成するためだ。今度の「めぞん一刻 総集編」第4集だけはまだ無理だが、それ以外の10冊を取り込んでカルタサイズに加工する。台紙用のボール紙を用意していなかったので、プリントアウトはしなかったが…。

 それが一段落すると、またチャットに走ってしまった。クイズの問題も150問ほど考えなければならないのに、困ったものだ…。まあ、何とかなるとは思うが…。(すげー無責任。笑)

 6日、帰宅後、ここの更新作業にかかる。今回は「めぞん一刻・初出掲載時資料室」がメインだ。なかなかコンスタントにできないから、とうとう「めぞん一刻 総集編」に追い抜かれてしまう。もっとも、こちらには総集編にはないものもあるから、変に対抗意識を燃やす必要などないのだが…。(でも、ちょっとくやしい…。)

 とりあえず、今回の更新で約1/3だ。このペースだと、あと2年はかかってしまう。もっと他にもやりたいこともあるのだが、ままならない。せっかく、ASAHIネットはHP容量50MBもあるのだから、もっと資料を展示したいのだが…。もっとも、引用の範囲を逸脱してしまってはいけないが…。(汗)

 いつもながら、分身が欲しいと思う飛鳥であった。

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