飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

9月22日(火)

 ちょっとこの頃、チャットのやりすぎで疲れぎみだ。その割には、お宝探しにまめに出かけている。なんとなくアンバランスな日々…。気がつくと、もうそろそろ執筆開始時期だ。うーむ、休む間もないなー。(笑)

 16日、「犬夜叉」だが、ついに珊瑚と犬夜叉の対決となった。が、その前に問題なのが、珊瑚の命だ。もう永くないと自ら悟っている珊瑚…。本当にこのまま死んでしまうのだろうか? とりあえず、奈落が与えた四魂のかけらで回復しているが、それが取り除かれれば…。(汗)

 まだどうなるかわからないが、もし雲母(きらら)が犬夜叉たちに同行するようになるならば、飼い主である珊瑚の存在は足枷になりかねないから、そう考えると珊瑚が死んでしまうという可能性も否定できない。

 ファンの心情としては、それだけはやめて欲しいと思うが、作家がストーリーの展開上、それを必要とするならばやむをえないだろう。それによって、読者の奈落に対する憎悪が増幅されることになるだろうから、より奈落を倒すべき相手と強く認識させる手法としては、効果がある。そこまで奈落を憎悪の対象とさせる意図は、いまのところわからないが…。

 前回、珊瑚にはなんとか生きのびてもらって、せめてあの若様と…ということを書いたのだが、あの若様への疑惑も依然として残ったままだ。あの髪型はどうにも奈落を連想させる。以前、犬夜叉にヒヒの毛皮をはぎ取られて、顔を隠しながらも姿をさらしたのは、この若様へつなげるための伏線ではなかったのかという考えも捨てきれないのだ。あの、いかにもとってつけたような「やさしさ」がまた妙に臭う…。

 そこで面白い考えを披露した友人がいた。「やっぱりあの若様が奈落で、ヒヒの毛皮をかぶっているのは偽物ではないのか?」、あるいは「奈落は1人(1体)とはかぎらないんじゃないか?」といった考え方だ。これは当たっているかどうかは別として非常に面白い考えだと思う。

 前に逃げたあと、いくらなんでも奈落の変化は完了しているだろう。それにもかかわらずヒヒの毛皮をかぶっているのはなぜか…? 再び変化をはじめているという考えもあるが、だとしたら前の変化は何のためだったのかわからない。目的もなく変化するとは思えないし…。

 それに、奈落は何匹もの妖怪が寄せ集まって生まれた妖怪だ。とすれば、再び分裂すること、自分の分身を作ることも可能なのではないか? そういう考えも出てくる。珊瑚についてきている奈落を倒したと思ったら偽物(あるいは分身)だったというようなこともありえるだろう。

 ここのところ、高橋先生は読者の先読みを巧みにかわすような展開をしてきている。どのような結末が待っているのか、先を期待できるのは非常にうれしいことだ。

 17日、「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」のための取り込み作業を始める。日曜日に予定があるので、次回公開は無理だと最初から考えていたので、無理せず3話分だけにとどめておいた。もっとも、「願ひ事かなふ」は扉絵が見開き2ページに渡っているから、実質4枚取り込んだことになる。(これを合成するのがちょっと厄介だ。先が思いやられる…。汗)

 それから、日曜日の東京マニアックスに備えて売り物をかき集めてみた。しかし、過去3回の参加で売り払えるようなものはほとんど放出してしまった。もともと、るーみっくグッズはまだまだ欲しい方だからほとんどなくて、手塚治虫関係のもので結構濃いものを出していたのだが、さすがにもうほとんどない。

 もう、濃いものといったら、サイン入りのものくらいだ。だが、さすがにこれは手塚先生にサインしてもらったときの思い出が詰まってるから売れない。自分が年老いて死ぬ頃には、本当に大事にしてくれる人に渡したいと思っているが、フリーマーケット参加のために売る気はさらさらないのだ。売り物に困っているのは確かなのだが…。(汗)

 18日、「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」のための取り込みを続ける。この日も3話分を取り込んだ。しかし、この資料室もパターンが固定化してきている。特筆すべきものがないときはどうしたらいいかなど、毎度のことながら頭を痛める。

 何か別の目玉でもあればと思うのだが、少年サンデーと違って「めぞん」が表紙になったスピリッツはすでに高橋留美子漫画作品一覧の方で展示しているものしかない。そこで思い浮かんだのがスピリッツの車内吊り広告用ポスターだ。

 さすがに全部は集められないが、すでにいくつかは持っている。たまたま特筆すべき点のない回にあたるとはかぎらないが、これを該当する号のページから見られるようにすれば、また楽しみも増えるだろう。今後のお宝収集で増えれば、その都度追加していけばいいし…。うーむ、また妙な意欲が湧いてきてしまったぞ。(笑)

 19日、意欲が湧いてしまうと抑えきれないのが飛鳥の困ったところだ。先週、行ったばかりなのに、またお宝探しに出かけてしまった。しかし、その甲斐あって、持っていなかったスピリッツの車内吊り広告用ポスター2種を手に入れた。

 一方、失敗もあった。まんだらけ中野店マニア館外のウインドウになかなか絵のいい「らんま」のセル画を発見したのだが、とりあえず目的の吊り広告用ポスターを物色してからにしようと思い、店内に入ってしまった。その間、ほんの数分だったのだが、その隙にそのセル画は売れてなくなってしまったのだ。(汗)

 私自身はそれほどセル画には興味がない。以前、KACの通販のおまけでもらったセル画もみんな人にあげてしまった。だが、絵のよさの割に安かったので、イベントの賞品に押さえておこうと思ったのだ。これが、自分の欲しいものだったら、何を差し置いても店員に声をかけて押さえていただろうに…。(汗)

 帰宅後は、デジカメで吊り広告用ポスターの撮影だ。が、なかなかうまく行かない。どうしても蛍光灯の光が反射してしまう。ある程度はしかたないと割り切って撮影したが、かなり大変だった。(汗)

 しかし、バテてへたり込んでるわけにもいかない。翌日、東京マニアックスに持っていく売り物を集めなければ…。とにかく売っていいもの…、というか私が持っていてもしかたないもの、引き取ってもらいたいものをかき集めた。その気になると結構出てくるものだ。

 目玉はアニメ「美少女戦士セーラームーン」の絵コンテ2話分だろう。うち1つは幾原氏の赤鉛筆入りだ。こんなもの、何で私が持ってたんだろう?(誰にでも、知られたくない過去はあるものさ。ふっ…。笑) あと、同じく「セーラームーン」のカードダスやステッカーの山。もう、保存状態が悪いから反ってきてしまってる。こんなもの売れないだろうが、引き取ってもらえればラッキーだから持っていくことにした。

 その他、プリンセス・プリンセスのライブのパンフにうちわ、しまいにゃ宮沢りえの写真集も出てきた…。「まあ、意外な趣味があったのね。」とかすみおねーさんに言われそうだが、宮沢りえは単にブームに乗って買っただけだ。だから、いちばん持っていてもしょーがないものなのだ。しかし、こんなもの欲しがる人が今いるのだろうか?(うーむ…。汗)

 20日、東京マニアックスにサークル「すだま亭」の売り子として参加した。一刻会の会長と2人して持ち寄ったグッズを売る…。一応、るーみっくのものがかなり並んだ。私も一応、るーみっくのものは持ってきた。少年サンデーグラフィック「うる星やつら」の13巻や余った高橋留美子トレーディングカード、犬夜叉のクリアファイルなど…。

 それにしても、一時はるーみっくものを売っているブースが他にいくつもあったのだが、今回はほとんどうちぐらいなものになってしまった。みんな出し尽くしたのか、あんまり売れないから売るのをあきらめてしまったのか…? いずれにしても何とも淋しいことだ。(汗)

 売れ行きも芳しくない。ほとんど身内のインサイダー取り引きで終わってしまった感がある。「セーラームーン」の絵コンテは、安くしたこともあってすぐに売れた。これで、参加費は何とかまかなえた。「うる星」の少年サンデーグラフィックは200円にしたが、なかなか売れず、最後に一刻会の身内が買っていった。(汗)

 カードやステッカー類も思いっきり安くしてしまった。10枚までならタダ。それ以上、何枚でも100円にしたら、売れないだろうと思っていた「セーラームーン」のカードとステッカーを全部買うという人が現れた。世の中、何が起こるかわからないものだ。この調子で宮沢りえ写真集も…と思ったが、やはり売れなかった。500円にしたんだが…。(七面鳥の佐藤さんと同レベルでも売れないとはね。汗)

 買ったものとしては、当時は定価2000円だった「うる星」のたれ幕を500円で入手できたのがいちばんの収穫だった。「らんま」関係のものなど、すっかり売れ残ってしまったが、もしこのフリーマーケットが「らんま」で盛り上がってる大阪で開かれていたらと思うと、何とも複雑だ。今では売っていないものを、欲しがる人に安く提供するつもりで参加しているのに、その欲しがっている人たちに出会えないというのは…。(汗)

 さて、終了後は麻雀の予定だったのだが、どーゆーわけか暇になってしまった。しかたないので、前日行ったばかりなのにまた中野に行った。ほんとに困ったものだ…。(汗) しかし、ほんとに世の中何が起こるかわからない。またもや持っていないスピリッツの車内吊り広告用ポスター1種と遭遇したのだ。

 帰宅後、これも撮影して画像をパソコンに転送した。なんだかんだ言って、吊り広告用ポスターはスピリッツのものだけでも20種に達した。まだまだあるだろうが、20種もあれば持ってる方と言えるのだろう。初めて手に入れたときから6年余り、随分コツコツとがんばったもんだ。(最初の何枚かはタダでもらったものだが…。笑)

 21日、疲れが残っている。仕事が閑散期に入っていてくれて助かった。午後、公用で外出できたのも助かった。一応、ソフト開発関係の仕事をしているから、新しい開発ツールの製品説明会やデモを見に行くのも仕事のうちなのだ。(笑)

 とはいえ、肉体的消耗が解消されるわけでもない。ここのところ、早く寝ようと思いつつ、ついチャットに参加して結局睡眠不足という悪循環に陥っているのも、疲労の原因の1つだろう。もうそろそろ控えないと、体が持たない…。26日にはまた1つ年をとるのだ。

 そんなわけで、この日はてきとーに過ごして寝ることにした。それでも一応、吊り広告用ポスターの画像を「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」の既存ページにリンクさせてみるくらいはやった。しかし、持っているポスターのほとんどが1984年のものなので、次回公開分を含む既存ページとリンクできたのは、わずか3枚…。意気込んではじめた割には、せこい結果となってしまった。(今後にご期待を…。汗)

 22日、翌日が祝日のため、この日が週刊少年サンデーの正規発売日だ。いつもなら、当然「犬夜叉」の感想を書くところだが、ここで書いてしまうと完全にネタばらしになってしまう。来週の「気まぐれモノローグ」に「犬夜叉」の感想がないのも淋しかろう。ということで、とりあえずパスしておく。けっして、更新間際に長文を書くのが面倒だったわけでは…。(ごにょごにょ…。笑)

 さて、「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」だが、とりあえずスピリッツコミックス第5集分の公開は次回更新以降にするとして、吊り広告用ポスターへのリンクを追加した3話分だけ先行して更新することにした。今週末は一刻会の名古屋集会だし、次回の公開も難しいものがあるから、少しでもサービスしとかねば…。(笑)

 名古屋集会ではイベントの企画を2つ任されている。その準備もそろそろしなければならない。23日は、それでつぶれるだろう。10月に入ればもう執筆開始時期…。何か、体も頭もちっとも休まらないな…。(汗)

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