飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

9月15日(火)

 メールパニックの状態は、依然として続く。少しは落ち着いて見られるようになったが、挨拶のメールを書くのがやっと…。返ってきたRESにどう対応していこうか? うーむ、それが問題だ…。

 9日、「犬夜叉」の展開は、想像していた中でいちばんいやな方向に動き出してしまった。(汗) 前回までは若様が奈落かもしれないという状況だったから、奈落が若様の御庭番みたいな役割におさまっていたという点は予想外だったが、奈落に利用されて珊瑚が犬夜叉と敵対する存在になるという可能性は、前回のラストの雰囲気からありうるなとは思っていた。(あまり、想像したくなかったが…。汗)

 しかし、復讐に燃える珊瑚…。腰巻き姿(?)で寝床から這い出してきたその姿には、怒りの大きさがうかがえる。なりふりなどかまってられないほどの激しい怒りなのだ。初登場のとき、珊瑚は納屋を借りて着替えていたから、恥じらいを持たないタイプの娘では決してないはずだ。桔梗に続く被害者が、また奈落によって生み出されようとしている…。

 一方、相手が罪のない人間となると、犬夜叉たちも非常にやりにくくなるはずだ。そういう意味で手こずることは大いに考えられる。今回のシリーズで決着がつかず、今後、何度となく復讐をしかけられるとなると、妖怪よりも厄介な存在となるだろう。

 だが、里の人々が全滅してしまった今となっては、四魂の玉誕生の経緯を(すべてでないにしろ)伝えられる人物は珊瑚しかいない。そう考えると、しばらく敵対関係が続くとしても、最後までそのままということはありえないだろう。このシリーズが、四魂の玉誕生の秘密の一端を解き明かすものとして用意されたのであれば、このシリーズの中で敵対関係解消が実現すると考えるのが最も自然だ。

 そのカギとなるのはやはり雲母(きらら)であろうか…。雲母(きらら)は、予想したとおり妖怪だった。しかも、強大な力を持っているようだ。久々に登場した冥加によって犬夜叉たちが敵ではないと知らされた雲母(きらら)が、珊瑚にそれを伝える役目を果たすことになるのかもしれない。

 それにしても、憎々しいのは奈落…。自分の手を汚さず、他人を利用して事を運ぶいやらしい妖怪だ。犬夜叉たちが退治屋の里に駆けつけるのも計算に入っていたかのようだし、利用した妖怪どもも、ちょうど里に残った人々と相打ちで全滅する程度にとどめたのかもしれない。これからも犬夜叉たちは、この奈落に苦しめられることになるのだろう。

 10日、ここのところネットでの行動範囲を広げたこともあって、少し疲れが出てしまった。若いファンたちのあまりの元気さに、つい息が切れてしまった感じだ。といっても、悪い意味ではない。単に自分が年をとって突っ走る若手と併走できなくなっただけの話だ。元気のいい若手たちの背中を見て、元気だなーと思わず笑いながらへたり込んでしまった格好なのだ。

 特に爆発している「らんま1/2メーリングリスト」では、次々とキャラ別のファンクラブが名乗りをあげていく。黎明期のパソコン通信をも凌駕する勢いだ。名乗りをあげるのは簡単だが、活動を続けていくのは難しいから、いずれ淘汰されて活発なところが残っていくことになるだろうが、こうした様を見ていると、かつてからの流れの継続でなく、全く新しい流れが生まれ育ってきたのだということが改めてわかる。

 誰かが人為的に作ったものではない。作ろうとして作れるものではないが、その辺がまたうれしい…。かつての爆発には及ばないかもしれないが、るーみっくはまだまだ面白いのだ。へたり込んでばかりもいられない。立ち上がって、彼らに追いついていかねば…。(笑)

 11日、8日にリンクに加えた如月さくらさんのHP、「熱烈歓迎」の3000HIT記念に贈ると言っていたCGの制作にようやく取りかかる。もう、すでに3000を遥かに越えて、そろそろ4000HITが近い。結果的に4000HIT記念になってしまうだろう。いや、もしかしたら5000HIT記念になってしまうかも…。(汗)

 他の人が贈ったものを見ると、即興に近いかたちで描いたものが多い。それでいいのかもしれないが、まがりなりにも同人作家をしている自分としては、そういうわけにもいかないだろうと思う。人様に贈るものには、やはり心を込めなければ…。(なんちゃって、単に下手くそと言われたくないだけだったりして…。笑) とりあえずは、原画の下描きをしたところでこの日は終わった。

 12日、表参道で開かれている「−マンガ・クロニクル− 漫画がとらえた時代のすがた」展を見に行った。こうもたて続けに高橋先生の原画を拝む機会に恵まれるとは、他の地方の方には申し訳ないが、東京に住んでてよかったなと思ってしまう。

 高橋先生の原画は全部で9枚展示されていた。「うる星やつら」、「めぞん一刻」、「らんま1/2」、「犬夜叉」、「1ポンドの福音」からセレクトされている。「めぞん」の「パジャマとネグリジェ」の扉絵にはロゴが入っていなかったので、一瞬、違和感を感じたが、それがまた新鮮でもある。原画ならではだ。この時期は、まだ例の高橋留美子オリジナル原稿用紙は使われていなかった。

 「らんま」からは、「キューピッドの罠」の9ページ目(少年サンデーコミックス第12巻 125ページ)が展示されていたが、最終コマの自転車の前に端っこだけが見えている看板は、実は「耳鼻科」の看板で、ちゃんとホワイトで「耳鼻科」と書かれていたのだ。少年サンデーでも単行本でも切れてしまっていたから、そこまで丁寧に書いてあるとは思わなかった。骨折り損と言えば、確かにそうだが…。(汗)

 展示スペースに隣接した公開スタジオでは、水島新司先生とアシスタントの方々が仕事をしていた。「ドカベン プロ野球編」の執筆を公開のもとで行っているのだ。原画を見るだけでも勉強になるのに、プロの仕事を見られるとは、これほどすばらしいことはない。欲を言えば、これが高橋先生だったら…。(無理かな、やっぱり…。汗)

 展示会の見学に続いて、久しぶりにお宝探しをした。そうそう掘り出し物に出会えるものではないから、収穫はあまりなかったが、「うる星」の2色の回が載っている少年サンデーをまた1冊手に入れた。その他、テレカ類も1000円で出ているものが結構あったので、とりあえず仕入れておいた。

 もともと、テレカの収集には興味がなかったから、ほとんどるーみっくのテレカも持っていなかった。すっかりプレミアがついてしまった今となっては、原作絵のものだけでもまめに買っておけばよかったと後悔しているが、1000円で出ているなら悪くはない。(もっとも、最近出た新しいものがほとんどのようだが…。)

 夜は記念CGの制作だ。原画にペン入れし、取り込んで、髪のペイントまでは終わらせた。この分では、本当に5000HIT記念にずれ込んでしまうかもしれない。(汗) まあ、そうなったらそうなったでいいか…。急ぐあまり、てきとーなものを贈るよりはよっぽどマシだし。(と、一応かっこだけはつけておこう。笑)

 13日、一刻会会報の発送準備のため、日野へ出向く。といっても、あまりやることはない。作業は15時過ぎには終わった。ふと、見渡せばちょうど4人だ。そうとなったらやることはアレしかない。というわけで、八王子の雀荘へ…。(笑) 結果の方は、勝ったり負けたりだ。四暗刻食らったりしたので、負けの方が大きかったが…。(汗)

 14日、記念CGを進めた。なんだかんだ言って午前4時頃までかかってキャラ部分を完成した。早く寝るつもりでいたのに、どうも乗り出すと止まらなくて困る。これで、15日中には送れるだろう。メールで画像を送ったことないから、若干不安だが…。(汗)

 15日、外出も考えたのだが、台風も近づいているし、結局睡眠不足してるからやめにした。14時過ぎにようやく記念CGを完成させ、一段落…。と、そこで大事なことを思い出した。自分のHPの更新準備をすっかり忘れていたということを…。(ちゅど〜ん! 笑)

 とりあえず、この文章の執筆をして、るーみっくイベント・情報館の「−マンガ・クロニクル− 漫画がとらえた時代のすがた」展をより詳しく紹介することにする。「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」の次回分の準備も少しはやっておきたいところだ。

 この次の日曜日の東京マニアックスも紹介しなければ…。最近は、あまりるーみっくの掘り出し物はないが、私自身サークル参加するわけだし…。うーむ、なかなかゆっくり休めないなー。(自業自得だ! 笑)

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