飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

6月16日(火)

 6月も半分を過ぎてしまった。もう、調子が出ないなんて言ってられない。表紙用CGの制作もいよいよ始まった。デザイン的にはイメージしていたものから大分かけ離れてしまったが…。(汗)

 10日、「犬夜叉」の展開は、桔梗が犬夜叉を地の底へ引きずり込もうとしているかのような様相を呈してきた。少なくとも、ここまではそう見える。犬夜叉への想いが強い桔梗は、共に時を止めることを、共に眠ることを犬夜叉に求めたということなのだろうか。誰にも渡したくないと…。

 50年前、犬夜叉を自ら封印したあと、生きようとせず死を選んだのも、裏切られたという激しい怒りと悲しみがあった一方で、それでも消せない犬夜叉への想いがあったからなのかもしれない。おまえを殺して私も死ぬと…。愛する者から裏切られた悲しみを背負って、このまま生きてはいけないという気持ちもあっただろうが…。

 一方、今回は桔梗と犬夜叉のキスシーンを見せつけられるなど、とんだ道化を演じさせられたかごめ…。前々回、自分だったらとりあえずよりを戻すと言った弥勒を、冷たい視線で射抜いたわけだが、図らずもここまでの犬夜叉の桔梗に対する姿勢は、かごめの目にはそれと同様に映ったに違いない。このあたりのさりげない伏線は、目立たないけれどもさすがと言える。

 それはさておき、恐らくかごめがこの場にいることが、犬夜叉を救うカギとなるであろうことは想像に難くない。しかし、どのようなかたちになるのだろうか? 桔梗の生まれ変わりであるかごめの中に眠っている力が目覚めるのか? それは次回のお楽しみだ。うーむ、この構成には魂が引きずられるなぁ…。(笑)

 さて、この日は幹部の送別会でバンドの演奏…。到着してすぐ、リハーサルなしでいきなりの本番だ。いつものことなのだが…。(汗) 内容は、ブランクがあったわりには、そこそこだったと思う。しかし、今まで1回も練習してない曲をいきなり本番に演らせるのは勘弁して欲しいものだ。しかも、渡された譜面はメロディー譜で、ギターコードも書いてない。どないせーっちゅうんじゃ!?(汗)

 11日、帰宅後、表紙用CGの原画にとりかかる。しかし、イメージしていたものをうまく絵にすることができない。それどころが、全然、描こうとしているキャラに似ないのだ。これは困った…。(汗)

 結局この日は何も描けず、構図の見直しを考えなければならなくなった。より高度なものを目指したいが、背に腹は代えられない。ただし、キャラが似ないのは困りものだ…。うーむ、どうしよう?(汗)

 12日、前夜に続いて表紙用CGの原画の構図を考えるが、なかなかうまくいかない。というのも、当初思い描いていたイメージが技術的に無理なら、最後はこれだと思っていた構図を、なんと今週の「犬夜叉」の扉絵でやられてしまったからだ。さすがに同じことはやれまい…。似たようなものならいいかもしれないが…。(こらこら。笑)

 結局、午前2時過ぎまでかかって、基本的な構図を決めて終わりにした。もう、前述の内容から私がどのキャラを描こうとしているかはバレバレだから言ってしまうが、今回は「桔梗」だ。今の私ならこれしかない…。結羅も捨て難かったが、時期的にみて今は桔梗が旬だろう。大穴狙いで小夜ちゃんという手もあったが…。(笑)

 13日、昼食前までに原画を描き終えたかったのだが、思ったより時間がかかる。結局、ペン入れを含めて夕方までかかってしまった。あまり桔梗に似ていない。目がタレ過ぎてしまったせいかもしれない。だが、あまりつり目にしすぎるのもどうかと思うし、平行だとなんか変になってしまう。(汗)

 とりあえず、このまま作業を進めて画線修正の際に直してみようと思う。その結果、無理な修正をするより、このままのが無難だという結論に落ち着けば、タレ目の桔梗のお披露目となる。(笑)

 夕食後にスキャナーで取り込み、早速画線修正に入った。描いた桔梗は右寄りにアップが1態と左側にロングが1態という組み合わせだ。まずは、アップの方の前髪あたりから作業にかかる。飛鳥の画線はあまりきれいとは言えない。拡大してみると、ぶれてるのがよくわかる。(汗)

 この日は、午前2時頃までの作業で、なんとか前髪部分の9割まで修正した。やっぱり、夜からではそんなに進まない。翌日もW杯の日本VSアルゼンチンが、何だかんだ言っても気にかかるから、あまり進まないような気がする。くそーっ。何でこんな時期にやるんだろーなぁ…。(苦笑)

 14日、一刻会の会報発送準備の日だが、今回はパスさせてもらった。発送準備は2、3人いれば用が足りるから、私が行くまでもあるまい。早く終わる分、麻雀のチャンスがあるから、いつもは行ってるのだが…。(笑)

 表紙用CGの画線修正で、この日はまるまるつぶれた。前髪の残りから髪と顔の輪郭など手がけて、アップの方の画線のおよそ2割程度まで進んだ。まだ、先は長い…。21時半からはさすがに手を休めてW杯を見たが、試合終了後、午前1時まで作業をして寝た。手紙の返事書きとか、通販の発送準備とか、すっかり忘れていたことに気づいたのは夢の中だった。(おいおい。汗)

 15日、帰宅するとコミケット準備会からブースの当落を知らせる通知が届いていた。ラベルの色はピンク…。これで3連勝だ。8月16日(日)、東地区のJ−34b…。東1ホールのトイレ寄りの方になる。これでますます本が落とせなくなった。(汗)

 そう思うと、表紙用CGの画線修正を急がねばという気持ちが先に立ってしまって、またしても手紙の返事と通販の発送準備を忘れてしまった。すっかり忘れていたことに気づいたのは、翌朝だった…。(どわーっ、ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ。汗)

 16日、とにかく手紙と通販の発送の方を優先した。続いてここの更新だ。ここの更新も、しばらくは「気まぐれモノローグ」だけになってしまう可能性が高い。すでにここ2週ばかりそうだった。しかし、それでは何とも味気ない…。高橋留美子にとってのマカロニのマヨネーズあえのようなものだ。(濃いファンなら知ってるよね。高橋先生の嫌いな食べ物…。)

 そこで考えたのだが、どうせ「REAL LOVE」Vol.3の表紙画の内容をバラしてしまったのだから、画線修正が終わったらその後毎日、作業が終わったところまでのCGを同人サークル「飛鳥鳳凰堂」のページに掲載して、表紙CGが出来上がっていく過程を見てもらうというのはどうだろう?

 ちょっと元ファイルが40MBくらいの巨大ファイルなので、サイズダウンとか作業に手間がかかるが、不可能ではなかろう。前日とどこが変わったかわからないくらいの進捗で、間違い探し状態になってしまう危険性もあるが…。(笑)

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