飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

5月12日(火)

 一刻CONが終わって一段落…。本来なら、漫画の執筆に取りかかるところなのだが、なかなか心身ともに準備が整わない。とりあえず、1人は委託を受けてもらえたのだが…。(汗)

 6日、休暇をとって仕事を休んだ。これはまあ、例年のことだ。一刻CONの翌日から出勤というのは、さすがにつらい。今年は、就寝時刻が遅かったこともあって、さらにつらかった…。(汗) 例年なら、この日から夏のコミックマーケットに向けての漫画の執筆が始まるのだが、今年はほぼ1日休養にあてた。

 さて、2週間ぶりの「犬夜叉」だが、50年前、犬夜叉と桔梗を陥れた犯人は奈落だったという結論に行ってしまった。前回のラストで、奈落が50年前に生まれたということが明らかになったところで、そうなる可能性は感じていたが、これでは奈落の変化に時間がかかることを示唆した台詞との整合性がとれない。うーむ、あの台詞は何だったんだろうか?(汗)

 単純に考えれば、あくまで狼野干に犬夜叉を襲わせるために嘘を言ったということなのかもしれない。「らんま」のときの呪泉郷の設定に見られたような、整合性を欠く設定を作ってしまうポカという見方もできるが、その辺は深く追究しないでおこう。ただ、姿を現したものの、奈落は依然として顔を隠す仕草を見せており、まだ変化が完全には終わっていないのだと見ることもできるだけに、そのあたりの設定の整合性にちょっと不満も感じるところだ。

 しかし、その辺の不満点を差し引いても余りあるほどにストーリーの展開は面白くなってきた。奈落に関しては、もし犯人だとしたらこうだろうなという想像とほぼ同じだったが、鬼蜘蛛が桔梗に対してあさましい気持ちを抱いていたというあたりは、ちょっと予想外だった。

 以前、楓の回想の中で桔梗の乱れた顔を見てみたいなどと鬼蜘蛛が言っていたのを見て、勝手にそういう方面の想像をしたりしたのだが、これまでの高橋先生の少年誌での表現からすると、そこまでは出てこないんじゃないかと思い込んでいたから、ちょっと驚きだった。

 ただ、そこまで出したのなら、あの日、桔梗は単に致命傷を与えられただけでなく、鬼蜘蛛から引き継がれた肉欲の餌食となってしまった…というところまで踏み込んだ展開をしてみても面白かったのではないだろうか? さすがにそこまでくると、少年誌ではつらいものがあるのかもしれないが、ドラマとしては深くなる。犬夜叉の怒りも、さらに大きくなるはずだ。もっとも、鬼蜘蛛の邪悪な欲望に汚された桔梗は、さらに救われない存在となってしまうが…。(汗)

 7日、久々の出勤だが、疲れが抜けない。帰宅後もほとんどダラダラと過ごしてしまった。とりあえず、10日に一刻CONの反省会があるので、反省点などを自分なりにいくつか洗い出してみた。まあ、何事も完璧にはいかないものだが、かなり反省点は多い。自分がいちばん風紀を乱していた可能性も…。(初日の夜、オールドのボトル1本空けちまったしなぁ。汗)

 8日、届いたメールや郵便のチェックでほぼ終わってしまった。返事を書かなければならないのだが、なかなかいっぺんにはできない。少しずつ並行して返事を書いて行くが、集中力がどうも出てこない。一旦高めた集中力が緩んでしまうと、なかなか回復しないたちらしい…。(汗)

 こんなとき、手紙などで若いるーみっくファンの元気な姿を見ると、なんとなく心が安まる。一生懸命な姿勢が伝わってくると、つい微笑みたくなる。別に、自分が高橋先生になったような錯覚に陥ってるわけではない。(…と思う。笑)

 一時、一刻会などでも、自分が先頭に立って旗を振らなければ、誰も動いてくれないというような時期があった。潜在的なファンはいても、自分から積極的に前に出ようという人たちが少なくなってきていたようだった。誰かが動いてくれれば、そこについていくけれど、自分から旗を振るのは…、といった感じだった。

 しかし、自分のようなるーみっくファンの中でも上限に近い年齢層の人間が、いつまでも先頭に立って旗を振らなければならないというのは、必ずしも喜ばしいことではないと思う。若い力の台頭がなければ、いずれ衰退してしまう。そういう意味で、一刻CONで若手がイベントを仕切ったり、若いこたちゃん(もちろん、その陰にいる何人もの協力者を含む。)が企画した上映会を成功させたことは、年長のるーみっくファンとして大変うれしいことだ。

 そして、さらにその下の年齢層が活発にるーみっく作品を愛好している姿を見ると、かつてほどの爆発力はないながらも、その灯が消えることはないなという気持ちになってくる。ああ、こんな気持ちになるなんて、やっぱり年をとったんだな…。(汗)

 9日、久しぶりに寝坊ができたのだが、あまりよく寝たという感覚はなかった。それだけ疲れているのだろうか? とりあえず、手紙の続きや翌日の反省事項の洗い出しを続けるが、どうも進まない。来客もあったりして、結局、休日なのにほとんど何もしていないに等しいような1日になってしまった。(汗)

 10日、一刻会会報の発送準備兼一刻CON反省会のため、日野に出向く。反省会は20時過ぎまで及んだ。その後、食事をして半荘1回ほど卓を囲んだ…。(うーむ、我ながら好きだなと思う。笑)

 成績の方は、前回に引き続いて振るわなかった。まあ、そういうことが続くこともある…。(ほとんど負け惜しみ。笑)

 11日、相変わらず低調だ。仕事も帰宅後も集中力に欠ける…。そろそろカツを入れにゃいかんと思いつつも、いざ机の前に座ると…。(汗) これではどうしようもない。この土日からは、本当に執筆に入らないといけないから、どうしようもないなら体を休めておこうということで、早めに寝ることにした。(おいおい…。笑)

 12日、前夜、早く床についたにもかかわらず、いつも以上に朝がつらかった。帰宅後は更新作業を少し…。そろそろ、めぞん一刻・原作初出掲載時資料室の続きも手をつけて行かなければと思う。次回はスピリッツコミックスの第4集分だが、ここは結構カラーの回が多い。待っている人のためにも、なんとか気力を奮い起こしたいと思う。

 というわけで、とりあえず体力温存のために寝ることにしよう。(こらこら。汗)

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