飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

5月5日(火)

 今年も一刻会の年間最大イベント、一刻CONがやってきた。東京は代々木の国立オリンピック記念青少年総合センターでの2泊3日の全国集会。久々にイベント企画にノータッチで臨んだ飛鳥だが…。つ、疲れた…。(汗)

 4月29日、みどりの日だが、GW進行のため少年サンデーの発売はない。「犬夜叉」がいいところにさしかかっているだけに待ち遠しいが、こればっかりはしかたがない。ということで、この日はもっぱら一刻会会報の原稿書きに費やした。

 一刻CONの2日目夜のイベントに予定されている公開編集会のために、いつもの連載原稿とナショナル住宅の資料送付用の封筒やチラシのために描き下ろされた響子さんのイラストを紹介した「こんなところに高橋留美子」というコーナーの原稿を作成するのだが、この日は連載原稿の原文の大筋をまとめるところまでしかできなかった。

 やはり、何だかんだいって疲れているのだ。ときどき休日の午後に、極度の睡魔に襲われて夕方まで睡眠をとることはあったが、この日は午前中からこの睡魔に襲われてしまい、11時頃から14時近くまで睡眠をとった。その影響もあったし、書こうとしている内容が自分自身も含めた一刻会会員に対して反省を促すような内容だったので、言い回しなどに苦労したのだ。

 いろいろやれると思っていたのだが、ほとんど何もやれなかった1日となってしまった…。うーむ、困ったものだ…(汗)

 30日、もう4月も終わりだ。が、原稿の依頼に対して返事がほとんど返ってこない…。同人の連絡が遅れるのはいつものことだが、今回は初めて自分以外の原稿を「依頼」というかたちでお願いしている。あくまで、お願いだからすべての人が受けてくれるとはかぎらない…。非常に不安だ。下手をすると、かなりやばいことになるかもしれない…。(汗)

 この日は、また帰宅が遅くなってしまったので何もできなかった。まだ、ときどきはこういう日が出てくるだろう。動き出した新システムは、必要に応じて順次改造を加えていかなければならない部分が出てくる。運用中だから、翌日の運用に支障がないように、前日のうちに差し替えて動作確認をしなければならない。つらいが、しかたのないところだ…。(汗)

 5月1日、とりあえず一刻会会報の連載原稿の原文はまとめた。まだ、おさまりの悪い部分もあるのだが、5月2日中には出力しないとならないし、ポイントだけきっちり押さえて、あとは反響があればフォローしようと割り切った。この日はもう、これだけで精一杯…。レイアウトと出力は翌日回しにして寝た。

 2日、連載原稿のレイアウトは定型パターンがあるので後回しにして、「こんなところに高橋留美子」のコーナーのレイアウトから手をつけた。しかし、画像の大きさで悩んで、結構時間がかかってしまった。いかにして問題のイラストを会員にしっかりと見せてあげるかが重要だが、ページの大きさにも限界がある。実物大でというわけにもいかない…。(汗)

 それに、それの出所を紹介するのが本来の目的だから、そのための文章を入れるスペースも確保しないとならない。このバランスというのが、なかなか悩むところなのだ。ちょっと、気を遣いすぎかもしれないが、決して事務的にやらないところが、プライベートなサークルのいいところだとも思っている。大変だが、それを考えてやっている時間がまたたまらなく楽しいのだ。うーむ、ちょっと変態かな?(笑)

 結局、連載原稿の出力まで終えたところで23時になってしまった。翌日の出発を考えると、早めに寝ておきたいところだったのだが、会報の「イラスト合戦」というコーナーのお題が、「桔梗の巻」だったことを思い出して、「しまったぁ、描かねば!!」となってしまった。(やっぱ、好きなキャラの回に参加しそこねるのは、プライドが許さないよな。笑)

 2時間ほどかけて小さなイラストを仕上げたが、まだそれで終わりではなかった。初日夜の部のイベントであるオークションのための供出品を見繕わなければならない。ちょっと惜しいものもあるが、なるべく集会参加者に安い基本参加費で参加してもらうための資金補填を目的としたイベントだ。なるべく、競ってでも手に入れたいと思うような品物を用意しなければならない。

 結局は参加者からお金が出ていくという、考えてみれば鬼畜な仕組みとも言えるわけだが、欲しいものを手に入れたという満足感で、そのあたりを充足してもらえればという気持ちだ。決してまるまる損をさせているわけではない。いちばん損をしているのは、品物をタダで供出する人間なのだ。でも、みんなが喜ぶ姿が見たいから、私はこれがやめられない。寝るのが、午前2時過ぎになってしまっても…。やっぱ、変人かな?(笑)

 3日、いよいよ一刻CON初日だ。昼の部では、主に一刻会の会誌「そると」や地方集会のあり方などについて討論した。ちょっと堅い話になるが、会員からのストレートな意見を吸い上げるためには貴重な時間だ。これが、「そんなこと、どーでもいいよ!」という話になってしまったら、そのサークルは終わりだと思う。私自身も言いたいことがあるし…。(笑)

 また、この日は東京都荒川区のサンパール荒川でるーみっく上映会が開かれていた。このサイトからもリンクを張っている「KOTATSUNEKO'S PAGE」の主宰者・こたちゃんが中心となって開かれたファンによる手作りのるーみっくイベントだ。残念ながら、一刻会の恒例行事とぶつかってしまったために私は参加できなかったが、午前中だけそちらに参加してきた会員に様子を尋ねてみた。

 天候も悪かったし、広報的なものが充分に行えたかということも含めて心配だったのだが、そこそこ盛況だったという話を聞いて安堵した。日程さえぶつからなければ、一刻会の会員を誘って連れていきたかったのだが、それができなかっただけに気にかけていたのだ。

 るーみっく関連のイベントがほとんどなくなってしまった昨今、こうしたファンの手によるイベントというのが貴重になってくる。是非とも成功させて、2回目、3回目と続いて欲しいものだと願ってたいたから…。

 さて、夜の部のオークション…。自分があまり品物を持ってこれなかったので、ちょっと心配していたのだが、思っていた以上に品数があって、かえって予定時間をオーバーしてしまったくらいだった。参加者も結構気合いの入った争奪戦を繰り広げてくれた。10円単位のせこい競り合いも結構あったが…。(笑)

 実は、それだけの品物が揃ったのには裏があった。私もオークションの最中に聞かされたのだが、その品物の大半は、私を含めた一刻会会員に多くの友人を持っていた人物の遺品だったのだ。昨年5月、このコーナーでも触れたが、事故で他界してしまった友人のコレクションの中から、るーみっく関係のものを一刻会で役立てたいということでもらい受けてきたという話だった。

 それを(事情を知らない)会員たちが競って手に入れようとしている姿を見ているうちに、熱いものがこみあげてきて…。自分も彼の遺品を手に入れたかったけど、自分が参加すると値が上がりすぎてしまう懸念もあるから、必死にこらえた。今はひたすら、手に入れたものを大切にして欲しいという気持ちでいっぱいだ。

 さて、今年は久々に初参加の、それも10代の人が来てくれたこともあって、非常にうれしかった。男女1人ずつだったが、女性会員が泊まりがけの集会に来てくれたというのは、集会を運営する側の立場にいる者としてうれしかった。やはり、まだまだ会員の比率としては男性が多いから、なかなか女性会員が来てくれないという実情がある。まして、泊まりがけの集会となるとなおさらだろう…。

 別に会員同士の男女交際を禁止する会則など存在しないし、実際の話、会員同士で交際を始めたり、結婚したりした人たちもいる。が、あくまで集会はナンパの場ではない。その辺はきっちりとしているつもりだ。宿泊施設もちゃんと別の部屋を用意している。それでもやはり、来にくいという雰囲気はぬぐい去れないだろう。そういう中で若い女性会員が来てくれたというのはうれしい。いや、別にスケベ心でうれしいと言ってるわけでは…。それも少しはあるけど…。(こらこら…。笑)

 4日、この日の昼間はゲームとクイズで遊んだ。今年は若手に企画と進行を任せたのだが、不慣れなために進行が滞るところが多々見られた。それはまあ、しかたのないことだ。言いたいこともあるが、とりあえずスケジュールをこなし切った彼らに拍手を送ってあげたいと思う。少しは自信になったようだし…。

 夜の部は、会報「友菱」の公開編集会だ。普段、編集会に来ない人たちに技術指導をしながら、集会参加者全員で会報の編集をやるという企画だ。しかし、2時間半という当日のスケジュールは厳しかった。予定時間が過ぎても終わらず、結局、宿泊施設の私の部屋に持ち込んで、常連スタッフが残りをやった。そのあたりはまあ、責任というものだ…。(笑)

 要は、編集会の雰囲気とやっている仕事、その大変さを味わってもらえればいいし、普段見られない他の会員の生原稿なんかを見て楽しんでもらえればいい。特に、絵を描く人にとっては、他人の生原稿を見るというのは勉強になるし、その人のこだわりをダイレクトに感じることができて貴重なのだ。確かに、時間に追われて大変だが…。(汗)

 5日、まずは1時間ほどるーみっくアニメの上映会をし、そのあと反省会を行った。昼食後はそれぞれ自由行動となる。今年は10人ほどが麻雀組となった。以前は、友引高校男子バレー部のようにあと1人が足りなくて涙を飲むことも多かったのだが、今年は2卓囲んで2人も余るんだぞーっという盛況となった。着々と進めてきた一刻会中国語講座・面子補完計画の成果かもしれない。(笑)

 しかし、疲労からか集中力がなく、前回の大勝からは想像できないほどの惨敗ぶり…。いつもは、振り込まない麻雀、我慢の麻雀を心がけている飛鳥だが、今回は注意力が散漫だった。しまいにゃ、親の大三元(役満)に振り込んで撃沈…。まあ、こんな日もある。(汗)

 麻雀で帰宅が遅くなってしまったため、ここの更新はできなかった。いや、やろうと思ったのだが、一刻CON参加者の1人から不満を訴えるメールが一刻会メーリングリストの方に届いていたこともあって、そちらの対応を優先したのだ。

 それぞれに好みや性格の違う人たちが集まる以上、満足な人と不満な人が出てきてしまうのは避けられない部分がある。ただ、不満は言ってくれないとわからないし、そのままになって悪循環に陥ってしまう可能性があるから、言ってくれる方がありがたい。言ってくれたことに対しては、こちらも真摯に応えなければいけないと思う。

 結局、返事のメールを書いていて午前4時近くになってしまった。(汗) それからの更新作業はさすがに無理だった。そういう事情で更新は1日遅れになってしまったわけだ…。(猛虎落地勢) とりあえず、6日は休暇をとってあるので、6日中に更新することにしよう。…って、これを書いてるのはすでに6日なのだが…。(笑)

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