飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

3月31日(火)

 3月もいよいよ大詰め…。もう、土曜も日曜もない。いつまで続くこの状態? 仕事が落ち着いたら休暇取ろう…。絶対取るぞっ!!(笑)

 25日、「犬夜叉」だが、前回の緊張感から一気にという展開ではなかった。自らは手を下さず、他の妖怪を利用して犬夜叉を襲わせる奈落…。洞窟では、犬夜叉たちが訪れるのを予測して、桔梗の幻影を見せて惑わせようとする細工もしていた。どこかから見張られているんじゃないかという疑心暗鬼に陥る犬夜叉たち…。

 まさに、真綿で首をしめるが如し。いやらしい戦法である…。しかし、その個々の仕掛けは、結構ちゃちだったりもする。幻影は簡単に見破られたし、襲撃も成功はしなかった。このあたりがまた引っかかる。

 奈落はわざとちゃちな仕掛けをしていきているんじゃないだろうか? 襲撃にしても、本気でしとめるつもりで刺客を送り込んだのではなくて、わざと退けられる程度の妖怪に襲わせた可能性もある。精神的に揺さぶりをかけようとしているのかもしれない。事実、犬夜叉の心は乱れてきている…。

 しかし、なぜ犬夜叉を狙うのだろう? 楓の話などから推測すると、かつて奈落は、桔梗の心を乱し、四魂の玉を汚れさせるために策略を弄したことになる。今も同じだとするならば、当然今度はかごめの心を乱そうとするはずだ…。なのに、なぜか犬夜叉を襲っている。

 いや、もしかしたら今回、かごめが同行していないというのは奈落にとって計算外なのかもしれない。そうなると、犬夜叉が強引にかごめを追い返したのが吉となるわけだ。そこまで計算しての構成だろうか?

 いずれにしても、まだまだ奈落の真意は見抜けそうにない。いったい、奈落は何をどうしたいのだろうか? 楽しみは当分続きそうだ…。(笑)

 26日、特に何もない。このところ何度も書いているが、いつものとおりの生活だ…。(ちょっと異常だが…。汗) 何もないので、特にこの日と関係ない話をしよう。(笑)

 前々回の「犬夜叉」の扉絵について、珍しく批判的なことを書いた。しかし、あれに限らず、批判はあまり読んでいて気持ちのいいものではない。中には「そうだそうだ!」と同調する人もいるだろうが、ショックを受ける人も多かろう。その点では少し反省している。

 私は、作品や作風、キャラの扱いとかに対する批判をするつもりはさらさらない。ただ、かつて訴訟問題になって、勝訴しているという経緯があっただけに、「そら見ろ、やっぱり!」というようにつけ込まれるような隙を見せて欲しくなかったのだ。

 先々週も書いたように、すべてが高橋先生の絵でなければいけないとは思わない。要はクオリティの問題だ。あまり大きな違和感を与えては、やはりまずかろう。

 27日、ようやく「インターネットの歩き方」(コミック)を手に入れた。「ファン」という項目の中にるーみっく関係のサイトが8つばかり載っていた。いずれもすでにおなじみのところだ。私のホームページも掲載されるという話になっていた。だが、なぜかそこには見つからない…。(汗)

 げげっ、落とされたが!? 一瞬、衝撃が走る…。が、よく探したら「インディーズ」という項目の中に含まれていた。なるほど、あくまで同人作家・飛鳥杏華のホームページとして扱ったわけだ。以前、某・漫画喫茶のホームページのリンク集で私が漫画家として扱われていたのと同じ理屈だろう。

 それはそれで、同人とはいえ「作家」として認めてもらえたのだから、ありがたいことだ。でも、他のるーみっくサイトと離れてしまったのが妙に残念でしかたがない。まあ、載っただけでも、よしとすべきなのだろう。(笑)

 28日、仕事は続く。いよいよ3月最後の土日だ。ここはさすがに休めない。根性入れてやるしかない…。だが、そうなるとここに書くことがなくなってくる。(汗) そろそろ一刻会の会報の連載(文章)の原稿も書かなければまずい。うーむ、困った…。(汗)

 29日、出勤の途中で考える。夏の「REAL LOVE Vol.3用の漫画をどうしようかと…。とりあえず、昨年の冬に出せなかったものが、途中まではできている。これに昨年同様、長編1本とショートギャグ何本かを追加し、あとは他の執筆者に期待するというパターンになるだろうとは思うが、長編のネタをどうするか迷ってしまった。

 過去の「REAL LOVE」シリーズでは、ギャグで通してきた。しかし、シリアスなネタもいくつかたまっているのだ。特に、ここ4年以上も本家である高橋先生が人魚シリーズを描いていないことから、自分自身、「人魚」が読みたいという気持ちが強くなってきていて、先生が描いてくれないのなら自分で描いてしまおうという悪い気を起こしつつあるのだ。(笑)

 人魚シリーズを長編で描くとなったら、ギャグというわけにはいくまい。やはり、それ相応のクオリティを要求されるだろう。やってみたいという意欲はあるが、難しい…。失敗する可能性も高いだろう。それに、今度もまたギャグを期待されているかもしれない。そう考えると、つい躊躇してしまうのだ。

 本全体の傾向を考えても人魚シリーズのようなシリアスな長編は、浮いてしまいそうだ。(汗) 仮に描くとしても、発表する場を選ばないといけないかもしれない。

 30日、月曜日だが、もう曜日なんて関係ないに等しい。とりあえず、やらなければならないことを1つずつ片づけていくだけだ。通信販売の発送も飛鳥にしては珍しく忘れずに、出勤途中にこなした。

 最近は、大型の郵便物を直接投函できるポストが出てきたので、なかなか郵便局に行けない私としては助かる。もっとも、投函を忘れる例の悪い癖が治らなければ、意味がないのだが…。(汗)

 31日、さあ、残すところあと1日、明日になれば運用初日だ。なんか、どっかで聞いたような台詞だな。このまま運用開始前日のドタバタが際限なく繰り返される…なんてことは、あったらいやだな…。(笑)

 実際、運用前の最終チェックが午前2時までかかってしまった。帰宅したのは午前3時前だ。さすがにここの更新も断念してすぐに寝た。3時間後には起きて出勤の準備をしなければならない。これからが本番なのだ…。(汗)

 しかし、何だかんだあって3ヶ月遅れてスタートしたプジェクト。担当は2人きりだ。よくここまで持って来れたと思う。まだまだバグとの闘いは続くだろうが…。(苦笑) バグかぁ…。ついでに、人生のバグも修正できたらいいのにね…。

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