飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

3月24日(火)

 「犬夜叉」の新たな展開、一刻会の名古屋集会、久々に安息感を伴った充実感に浸る…。そしてまた、緊張感の中へ…。切り替えが難しい…。(汗)

 18日、「犬夜叉」の展開が非常に興味をひくものになってきた。犬夜叉が井戸をつぶしたことで、戦国時代に戻れなくなったかごめ…。その犬夜叉の行為に腹を立てて離反した七宝…。この2人をあえて外したことで、ストーリーがシリアスに締まってきて、ぐっと緊迫感が増してきた。

 特に、弥勒が疑問を提示したあたりから、犬夜叉、弥勒、楓の3人で夜盗の鬼蜘蛛がいた洞窟へ向かうまでの展開には、妖怪との闘いを中心としたシリーズには見られない奥深さが感じられる。次回以降が非常に楽しみだ。

 また、ここで面白いなと思ったのが、作品上でのかごめと桔梗の扱いだ。もちろん、桔梗復活のときに、かごめは桔梗の姿を目撃しているわけだが、こと過去の出来事の詳細に触れる部分では、排他的な状態になっている。

 桔梗が復活したとき、かごめの魂は桔梗の体に移され、その間、かごめは意識を失った状態のままだった。かごめは、犬夜叉と桔梗のやりとりを直接目撃はしていないし、魂がかごめに戻ったあとも記憶していない。

 今回も、話が桔梗をめぐる過去の話の核心に迫ろうという展開のときに、かごめは現代に追い返されて、その場に立ち会わないような流れになっている。この辺は意識的なのかもしれない。あえてかごめにはその部分を見せない。それは、後々の展開との絡みがあるからだろう。それをかごめが知ったとき、封印されていた過去の記憶が一気に蘇るのかもしれない。

 第1話で、様々な言い伝えについて、じいちゃんから何度聞かされてもすぐに忘れてしまうという設定が出てきていた。それは、過去の記憶が何らかの力(理由)によって封印されているからと考えられよう。その封印は、まだまだ解かれるべき時でないということで、意識的に排他状態を作り出しているのかもしれない。

 もしそうだとするならば、「犬夜叉」の展開はまだまだ先が長いと判断できるわけだが、果たしてどうだろうか?

 19日、一刻会の会報が届く、いつもなら発送準備作業に参加しているから、直接その日に受け取るのだが、ここ二月ばかりは郵送してもらっている。今回は古株がいい仕事をしてくれている。ここしばらくは、あまり深く関われない状態が続いているので、自分自身の中でボルテージが下がってしまっている部分があったのだが、これには刺激されるものがある。

 絵の技量では、とても追いつけないのはわかっているが、負けてられないという気持ちになってくる。ただ、気持ちは盛り上っても、体がうごかないこともある。(笑) 物理的に時間が足りないのは、いかんともしがたい。(汗)

 20日、時計坂通信社から怪しげな情報が届いた。めぞんファンにとっては朗報となるかもしれない。詳しいことは時計坂通信社に譲り、とりあえず5月頃に「めぞん一刻」にかかわる何かが発売されるらしいということだけ伝えておこう。

 めぞん一刻・原作初出掲載時資料室を公開している私としても、どのような内容のものになるのか興味深い。すでに印刷が始まってるとのことだから、よほどのことがなければコケることはないと思うのだが…。

 21日、出勤だ。もう、曜日感覚などないに等しい。いつものように仕事をして、いつものように帰りが遅くなるだけだ。しかし、翌日は一刻会の名古屋集会に参加するため、早朝出発しなければならないから、帰りが遅いのはつらい…。

 毎度、すべてのイベントに参加している飛鳥だが、さすがに今回は1日目から参加することはできず、2日目のみの参加予定だ。それだけに、朝一番から参加したい。9時半の集合に間に合うには7時過ぎのひかりに乗らなければならないから、必然的に6時過ぎには出発しなければならなくなる。仕事のときよりも早起きしなければならないぞ…。(汗)

 しかし、そういうときにかぎってトラブルは起きる。仕事も予定を1時間オーバーしたし、同じ職場の人の家族に不幸があって、いろいろと大変だったのだ。飛鳥は今年、職場の親睦会の幹事だ。こういうときは親睦会の名で弔電を打ったりしなければならない。ところが仕事が伸びて22時に帰り着けなくなってしまった。

 電報といえば115番だが、特に契約していなければ公衆電話は使用できない。あくまで一般電話からだ。職場の電話から申し込むと職場の方に請求がきてしまうので、職場からは115番では申し込めない。だから、自宅から申し込んで、料金の立て替えをするかたちをとらなければならないのだが、115番の受け付けは22時までなのだ。

 まあ、その辺は何事もインターネットで済む時代になってきつつある。電報もインターネットで24時間受け付けているから、それはよかったのだが、肝心の送り先の住所を職場に忘れてきてしまった。(おいおい。汗)

 これで、翌日の集会に朝一番から参加するという野望は果たせなくなってしまった。(しくしくしく…。)

 22日、しかたがないので、9時に一旦出勤する。そして、職場から電報を申し込んだ。(いいのか? 笑) 別にいいのだ。115番だと職場に請求がきてしまうが、クレジットカード決済で申し込める別番号がちゃんとあったのだ。(前夜、インターネットで調べた。) この番号が前日にわかっていれば、前日のうちに職場から申し込めたのに…。もっと、広報に力入れてくれよ、N○T…。

 さて、名古屋には昼頃の到着となった。午後からのゲームに参加して、久しぶりにリラックスした楽しいひとときを過ごした。新しい人、本当に久しぶりの人も来ていた。ゲームで優勝したチームに、先日押さえておいた「うる星」が表紙の少年サンデーをプレゼントしたところ、結構喜んだり、懐かしがったりしてもらえた。優勝できなかったチームの人には恨まれたかもしれないけど…。(汗)

 23日、再び緊張感の中に戻る。仕事だ…。しかし、朝から頭痛がする。どうも体調が悪い。(汗) 前日の名古屋行きがこたえたとは思いたくないが、精神的リラックスを得たのとは裏腹に肉体がちっとも休まっていないのは確かだ…。

 そんな中で、外注に依頼しきれなかったプログラムを自分で作る。これの方が性に合う。自分の頭の中にある構想を他人に伝えて実体化させることの難しさをつくづく感じる。自分でやってしまう方が、簡単なことがいくつもある…。まあ、高い金払ってるんだから、やらせにゃもったいないというのも確かにあるのだが…。(笑)

 24日、頭痛はなんとかおさまった。最近は、やることが多いせいか、時間が過ぎるのがやたらと早い。忙しいが、仕事がなくてどうやって終業時間まで時間をつぶそうかと考えるよりは何倍もマシだし、充実している。どこまで持つかという問題もあるが…。(汗)

 さて、先月ちらっと書いた「インターネットの歩き方」だが、編集が遅れて3月25日発売になったらしい。25日って…、なんだ、明日じゃないか!?(笑) この忙しさじゃ、なかなか買いに行ってる暇はないが、そのうち何とかなるだろう。4月になれば、仕事も山を越すし…。早く4月にならないかなー。(学生のときは、逆だったのにな。笑)

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