飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

3月17日(火)

 多忙な日々が続く中で、徐々に蓄積されてきた疲労がついにピークに? ドーピングして騙しだましやってきたツケか? 38度の熱と下痢…。それでも休むわけにはいかない。このピンチをどう切り抜ける!?(汗)

 11日、「犬夜叉」は、思っていたのとはかなり違う方向に進み出した。前回の状況では、相当な深手だと思っていたのだが、肉体的ダメージよりもむしろ精神的ダメージの方が大きかったようだ。

 少し前までは、かごめが戦国時代に戻ってこないと文句を言っていた犬夜叉が、逆にかごめを現代に追い返した。「一緒にいたい。」よりも「死なせたくない。」という思いが勝ったからだが、それだけ今後の戦いが厳しいものになると、犬夜叉自身、実感したからだろう。このままでは守りきれないかもしれないと…。

 一方、追い返されたかごめは、戦国時代に戻れなくなる。恐らく、人間は四魂の玉を持っていないと時を越えられないという理屈なのだろう。しかし、この辺の設定は深く追究しない方がいいかもしれない。高橋先生の場合、結構そういう部分の設定が曖昧なところもある。「らんま」の呪泉郷がいい例だが…。(汗)

 まあ、それはいいとして、よくないのは扉絵のかごめの絵だ。普段、批判をしない私もさすがにこれには頭をかかえた。これまでの絵や本編の絵と全然違う…。ハッキリ言って下手だ。すぐに「代筆」という二文字が頭をかすめる…。実際のところはどうかわからない。しかし、こういう絵が出てきてしまうと、そうした疑惑を持たれてもしかたがないと思う。

 かつて「噂の真相」(1994年4月号)に当時のチーフアシスタントの清水彩さんと椎名高志氏の結婚が報じられた際、清水彩さんの紹介の中に「らんま1/2」の作画の大部分を担当しているとの記述があった。これに対し、高橋留美子が作画をしていないとの誤解を招くとして、1000万円の賠償を求める訴訟騒ぎに発展したという経緯がある。

 結果的には、賠償金額10万円で高橋先生側勝訴の判決が下った(山積状態の訴訟問題を片づけたがっていた「噂の真相」側も控訴しなかったものと思われる。)のだが、こういう絵が出てきてしまうと、思わず言葉をなくしてしまう…。(汗)

 もちろん、プロダクション・システムで仕事をしているのだから、仕事が分担され、中には高橋先生が描いていないページがあってもいいとは思う。しかし、ある程度の均質性は保ってもらいたい。アニメでも作画監督によるチェックが入るように…。もし、高橋先生本人の絵だとしたら……、なおさらである。(苦笑)

 12日、12000アクセスを突破した。1日に50近くあると進むのが早い。まあ、人気サイトなら、1000なんてあっという間だろうが、まだまだ1000進むたびに「おおっ!!」(ぱちぱちぱち)の世界である。そのくらいの方が楽しいのかもしれない。アクセス数の増加が全然気にならなくなったら、張り合いがない。(負け惜しみか? 笑) さすがに最近は、500ごとの告知はしなくなったが…。

13日、13日の金曜日で、しかも仏滅だ。1ヶ月ずれていたらあたるの誕生日と同じになるのだが、なかなかそううまくはいかない。(笑) しかし、縁起が悪いのは事実だった。土曜日だけでなく、とうとう日曜日も出勤が必要になってしまったのだ。(汗)

 最後の土日はしかたないとして、それまでは相棒と交替で土曜か日曜1日ずつ出ようということになり、最初は私が日曜日に出ることになった。ほんとは、日曜日にバンドの練習があるので土曜日にしたかったのだが、外注業者の要望で日曜日に私がいてくれないと困るということになり、そうならざるをえなかったのだ。

 というわけで、土曜日が休日になったものだから久々にネットサーフィンした。といっても、国内のるーみっく系サイトで内容の濃いところは、リンクをたどってほとんど行っていて、ブックマークにも登録してあるので、検索サイトで新しいところを発掘しようと思い、いままで使っていなかった検索サイトも利用してみた。

 しかし、出てくるのはやっぱり見たことのある名前ばかり…。(笑) しかたがないので、リンク逆引き検索で遊んでみた。私のホームページにリンクを張っているところが、メールで連絡をくれたところ以外にどれだけあるか興味がある。

 結果として、それほど多くはなかったが、やはりそういうサイトがあった。気に入って張ってくれたのだから、それはもちろんありがたいことだ。しかし、その中で思わずブッ飛んでしまったところがあった。とあるまんが喫茶のホームページなのだが、漫画関係のリンク集で飛鳥杏華が漫画家として扱われていたのだ。(爆笑)

 秋本治、吾妻ひでおに続いて3番目に並んでいる。続いて、井上雄彦(井上雅彦となっていたけど、間違い。)、内田春菊…と、そうそうたる顔ぶれだ。もちろん、高橋留美子もある。高橋先生の名前の下には、時計坂通信社やこたつねこのページなどおなじみのサイトがぶら下がっていて、本来なら飛鳥杏華のホームページもそこに入るはずなのだが、なぜか漫画家・飛鳥杏華が独立していて、その下に飛鳥杏華のホームページがぶら下がっているのだ。これにはさすがにブッ飛んだ。(笑)

 そーか、私は漫画家だったのか…。(おいおい。汗) たぶん、同人作家も漫画家と同じ扱いにしてくれてるんだろう。プロの漫画家でないことがわかったからといって、直さないでくれるとうれしいな…。(本音)

 14日、久々の土曜の休み…。午後からまたコレクションの発掘に出かけようかと思っていたのだが、なんか気乗りがしなかった。予定を変更して、少し書きたまっていた「飛鳥の同人物語」第2章の続きの一部に手を加え、ページに追加する作業を行った。

 今回の追加は、「昆虫採集との決別」「漫画との再会(そして、執筆へ…)」「初恋の女性…」の3つだ。まだ、もう少し第2章の少年時代が続く。まだまだ先が長いが、だんだん今の飛鳥を形成するにあたって重要なターニングポイントとなったものが出てくる。素人の自伝などつまらないだろーが、まあ、ほかに見るところがなくなったら読んでみてもいいのではないだろうか?(笑)

 15日、日曜出勤だ。ところが、前夜からどうも腹の具合がおかしい。夜中になって発熱も感じた。朝、体温を測ってみると38度…。食欲も全然なく、ドリンク剤とグレープフルーツ半分を口にしただけだった。(汗)

 この日、職員の出勤は飛鳥だけだ。飛鳥が出勤しないと外注業者が仕事できない。遅れて納期ぎりぎりの状態で、休日の作業をドタキャンするわけにはいかない。他の職員と交替してもらうという手もあったが、連絡先の名簿を職場に置き忘れてきてしまった。(汗) 休めない…。

 とにかく、予定の時間まで職場にいて、外注の作業を監督していればいい。最低限やらなければならないこと(修正が完了したプログラムの再テストなど)だけやって、なんとか持たせれば…ということで、フラフラと出勤した。

 午前中はなんとかなった。しかし、食欲は全然ない。昼はアイスクリームとヨーグルトだけだ。午後になって、15時半あたりから猛烈な悪寒に襲われる。全身に震えがきて止まらない…。書類にパンチで穴をあけようにも、書類がまともに固定できないほどだった。(汗)

 しかし、この危機的状況は30分ほどでおさまり、なんとか時間まで持たせることができた。帰宅すると、もう熱は下がっていた。珍しく回復が早い…。それでもまだ、軽い頭痛が残っていたので、早めに床についた。

 16日、朝のTV番組の星占いで、てんびん座は愛情、金銭、健康とも好調となっていた。まだ、前日からの体調不良が残っていたので、これのどこが健康良好なんだと思ったが、帰宅するまでにはほとんど完全に回復して、結果的には当たっていた。仕事もいちばん心配していた部分がうまくいき、なかなかよい1日だった。

 17日、食欲だけはまだ完全には回復していない…。しかし、全然食べられないわけではないので、このまま食べる量が減ればやせていいかもしれない。(笑)

 15日のバンドの練習を見てきた友人からメールが届いていた。想像以上にひどいと…。まあ、私もそう思う。(汗) まともなバンドで演った経験のある人なら、そう言うだろう。基礎的な技術が習得できてないんだから、地道にやるしかない。しかし、目標も何もなければ、だらだらと集まりが続くだけだ。彼に見てもらったのは正解だったろう。力を貸してもらえれば幸いだ…。

 さて、いよいよ仕事も大詰めに来た。4月に入ったら、そろそろ漫画も描きはじめないと…。昨年は、5月からはじめて死にそうだったから…。まあ、1ヶ月早くてもやっぱり死にそーになるだろうけど…。(笑)

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