飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1998年>

2月10日(火)

 開設1周年記念の改装まで、ついに1週間を切った。追い込みなのだが、本業も相変わらず忙しい。「犬夜叉」の新展開に新作読み切り「お礼にかえて」も発表されて、盛りだくさんな1週間だった。

 4日、「犬夜叉」だが、ついにというか、もうというか、殺生丸が再登場した。犬夜叉に切り落とされた腕の代わりを求める日々…。最初に出てきた腕を見て「人魚の森」の登和を思い出した人も多いのではないだろうか? 私も、最初は思わず「なりそこないの腕」と思った。(笑)

 そこへ奈落が登場する。猿の亡骸をかぶった姿に「もののけ姫」を連想した人もいるようだ。(笑) 下手に出て巧みに殺生丸を利用して犬夜叉を倒そうとする奈落…。犬夜叉に恨みを持っていると言うが、それはせっかく手に入れた四魂の玉を奪われたからだろうか? それとも、それ以前から恨みがあって、桔梗と犬夜叉を陥れたのか? 興味深いところだ…。

 しかし、様々な人の姿に身を変えることができる奈落が、なぜ顔を隠しているのだろう? そのあたりは、それがわかったときのインパクトを強めるための演出と見るべきだろうか。恐らく、意外な人物の姿をしているのではないかと思う。

 さて、この日は高橋留美子*ぷち資料館の新企画のために必要な画像の加工を行った。実は、ホームページ開設当初から企画としては考えていて、事前に取り込みはしてあったのだ。併せて、そのページのタイトルも作成した。比較的シンプルなものになったが、それもまたいいだろう。

 5日、ビッグコミック・オリジナル掲載の「お礼にかえて」を読んだ。過去のこのシリーズに比べると、あまり難しいことを考えずにさらりと読める作品だったと言えるだろう。タイトルは妙に意味深に思えたのだが…。

 もっとも、まったく意味深な部分がないわけでもない。主な登場人物の姓が、白鳥、鵜飼、小鳩、鴨下と「鳥」づくしなっており、舞台となっているマンションの名も烏合マンションだ。さらに、そこに鵜飼さんの飼っている九官鳥の九ちゃんが絡んでくるという展開…。なぜ、「鳥」なのかはちょっと意味深だ。(笑)

 それに、ヒロインというべき存在の主婦・小鳩さんの容姿は(特に中盤以降)意識的ではないかと思えるほど、天道あかねに似ている。性格も結構あかねちゃんしていて、久々に天道あかねを見たような気がした。まあ、詳しいことはいずれ作品一覧の方に書くことにしよう。

 6日、某国大使館に勤めている人からメールがきた。「劇画村塾」について教えて欲しいということで、電話して欲しいと書いてあったのだが、いきなり電話してくれと言われても気が引ける。やっぱ、大使館だし…。(汗)

 それに、指定されていた電話番号が、最後に書いてあったFAX番号の方と同じで、本当にその番号にかけていいのか迷ったし、何時頃までならかけていいのか、休日でもいいのかなど、わからない部分も多くて、結局電話せず、メールでそのあたりを確認することにした。

 帰宅後、改装作業の前に通販関係の手紙と一刻会会報用の原稿のレイアウトと出力を行った。ところが、レーザープリンタの調子が悪く、紙詰まりの連発…。何とか出力したが、精細な画像は細い線が走ってしまってダメだった。うーむ、まだ1年ちょっとだ。プロセスカートリッジの交換程度でなおればよいのだが…。(汗)

 7日、前日、プリンタに悩まされてあまり作業ができなかったので、資料館の新企画のページはこの日がスタートとなった。途中まではスイスイ行ったのだが、そこから脱線して懐古館の方の手直しに移ってしまった。(ほんとに、なぜなんだろう? 笑)

 歴代LEDボードメッセージに代わる企画なのだが、とりあえずは旧ホームページのデザインを残そうということで、「本館ホームページ旧デザイン展示室」とした。今はほとんど意味がないが、後々になると、そういえばこんなだったなぁと自分自身でも感慨に浸れるのではないかと…。(笑)

 夕方からは再び新企画に移り、作業を続けたのだが、参考文献とにらめっこしなければならない部分もあって時間がかかり、午前3時半くらいまでかかってしまった。それでもまだ不満だったが、翌日の編集会のこともあるので、そこで切り上げて寝た。

 8日、一刻会の編集会に出向いた。編集作業が終わりに近づいたとき、ふと作業用の飾り罫線のコピーを入れてあるファイルブックの中に、貴重な写真を発見した。それは、まさに資料室の新企画で扱っているもので、画像として入手できていないものだった。

 まさか、こんなところにあろうとは…。いままで、何度も使用してきたファイルブックなのに、気づかなかった。それに加えて、編集メンバーの1人からそれとは別の写真も提供してもらえることになった。15日に間に合うかどうかはわからないが、いずれ追加することになるだろう。

 9日、帰宅が遅かったのであまりできなかったが、とりあえず作品一覧の「お礼にかえて」のページを手がけた。が、私の場合、あまり深読みができないと解説がうまく書けないという欠点がある。(汗) 結局、半分ほどまでで打ち切って寝ることにした。

 10日、水曜日が祝日なので、「犬夜叉」だ。(なんか、文章になってないが、これでも意味は通じるだろう。多分…。笑)

 四魂の玉を仕込んだ人間を腕を得て、つにに鉄砕牙を奪った殺生丸…。1振りで100匹の妖怪をなぎ倒すという鉄砕牙の真の威力を見せつける。しかし、まてよ…である。当初の「人間を守るため」でなければ威力を発揮しなかったあの設定はどこへ行ったのだろう?(汗)

 とりあえず、この回までは犬夜叉と殺生丸、1対1の闘いだ。かごめも弥勒も物陰から見ているだけ…。この先、この2人がどこでどう絡んでくるかがポイントかもしれない。単純な力関係を考えれば、鉄砕牙を奪われた犬夜叉に勝ち目はないのだが…。

 さて、帰宅後は「お礼にかえて」のページを仕上げて更新作業にかかった。改装前最後の更新だ。10000アクセス突破記念の背景画像もこの日で終わり…。改装作業も大詰めだ。間に合うといいのだが…。(何をいまさら…。笑)

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