飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

12月9日(火)

一刻会の「そると」は、なんとか編集完了。しかし、ページ数は前年の1/4になってしまった。積極的な参加者の減少…。個人で同人誌を出すことが難しくなくなってきた今日…。もう、FCサークルの本という表現の場は、必要とされていないのか…?

3日、「犬夜叉」だが、弥勒はやはりかごめも手に入れようとしていた。最初はあくまでおまけということで、固執はしていないようだったが、すぐに連れてくるべきだったと後悔する。確かに、儲けた金で集めたきれいどころのレベルがあれでは、そう思うだろう。こういうところが憎めない奴だ。

 前回書き忘れたが、かごめの入浴シーン…。あの裸身、じつに美しい絵だったと思う。もうスケベ心を超越してしまう。ああいうイラストを描きたくて「REAL LOVE」Vol.1の中表紙でヌードイラストに挑戦したのだが、さすが先生だ…。とてもかなわない。

さて、話を戻すが、弥勒と犬夜叉の対決…。四魂の玉について「妖怪の持つものではない。」と言っているとろこからして、弥勒は人間と思われるのだが、鉄砕牙はしっかり威力を発揮している。鉄砕牙は本来、人間を守るために使うことによって威力を発揮する刀だった。それが、人間に刃を向けても威力を発揮するというのは…?

 かごめを守ることにつながるからだろうか?「らんま」の呪泉郷もそうだが、整合性に疑問の残る設定がときどき見られることがあるので、気がかりではある。それでも、先の展開が楽しみなことに変わりはない。

さてこの日、病院に出向き、診察を受ける。まだ、松葉杖をはずす許可は下りない。もっとも、まだまだ不安ではずせないのが実態だ。それでも、そろそろ体重をかけてもいいという許可が出た。自宅で少しずつ松葉杖を使わずに歩いてみて、痛くなくなったら、松葉杖を返しに行けばよいということになった。とりあえずは、回復に向かっている。

4日、電車通勤を試みる。いつもより20分早く家を出て、13分早い始発電車で座って行った。座れるのはいいのだが、途中から混雑する電車だ。目的の駅で降りられるかどうかが不安だった。一応、なんとかなったので一安心…。当分はこのパターンでの通勤になるだろう。

前日、一刻会の「そると」12号用の考察の版下作成を3ページ分ほどやった。この日も続きをやるつもりだったのだが、久々の電車通勤の疲れも出て断念した。やはり、版下の完成はギリギリになりそうだ。日曜日の予報は依然として雨…。どうしたものか。(汗)

5日、考察の版下作成は5ページまで進んだ。本文は10ページとほぼ目星がついたので、それに合わせて最終的にもう1度レイアウトをやり直す必要があるかもしれない。これがなかなか大変なのだ。きっちり文章がページの最後に収まるようにするためにカットの選択と配置が重要なカギとなる。場合によっては、一旦決めたカットやレイアウトを全く変えなければならないこともある。

その点DTPソフトは便利だ。自動流し込みにしてると、カットの位置をズラすだけで、文章も自動的にズレてくれる。以前は、最初からカットスペースを空けて文章を打っていたので大変だった。カットもコピーして貼り込んでいたので、一旦無駄にしてしまうと、またコピーしに出かけなければならなかったのだ。今は、スキャナーで自宅で取り込める。便利になった。

6日、正念場だ。この日のうちに版下を仕上げたい。しかし、予想したとおり、文章がページにうまく収まらない。行間隔を調整して整えるのだが、当然、各ページの文章が少しずつズレる。それにともなってカットの位置もズレるから、つらいのだ。

だいたい、1ページに引用のカットは1つか2つ程度だ。あまり入れると誌面がうるさくなって読みにくいし、少なすぎると文字ばかりになって、一見して敬遠したくなってしまう。うまく興味をそそるよう、バランスをとって配置しなければならない。一旦バランスをとって配置したカットがズレるというのは、かなり厳しいことなのだ。(汗)

結局、これが夜までかかってしまった。あとは考察の扉絵なのだが、いい絵柄が思いつかず苦戦…。とうとう、断念して翌日にまわすことにした。かなり時間的に苦しいのだが…。(汗)

7日、考察の扉絵に時間がかかる。結局、何も思いつかないので、単純な絵柄にした。大変不本意だが、メインはあくまで本文だ。間に合わなかったら洒落にならない。原稿を整えて、16時過ぎに日野へ出発した。雨が降っていなかったのが、何よりも幸いだ。

18時過ぎに編集会場に到着。この日は一刻会の会報の編集と一緒だったので、結構きつかった。それでもなんとか21時過ぎには作業が終わった。今回の「そると」12号は60ページ。昨年が240ページだったから、1/4になってしまったことになる。

しかし、昨年も「らんま」の資料がほとんどを占め、読ませる部分は少なかった。どっちにしても不本意きわまりないのだが、これが現実だということを提示するしかないのかなとも思う。今年は、私が自分の本に労力を割いたこともあった。やはり、掛け持ちでは集中できない。来年からは、冬は「そると」に集中しようと思う。

8日、帰りに書店をのぞくと、もう「犬夜叉」の4巻が出ていたので、早速買った。今回の装丁の色は黄色。毎回変えて、果たしてどこまで持つだろうか?その辺も興味あるところだが…。(笑)

前日の7日発売で、編集会場で買い取らせてもらったコミケカタログにも軽くチェックを入れる。るーみっく系のサークルは20余りだ。夏に50あったのに比べると、以前に逆戻りで、ちょっと寂しい。まあ、2日間の開催だとしかたがないのだろう。

9日、とりあえず、今週の更新もこのコーナーだけだ。が、来週あたりからは少しずつ進めて行けるだろう。来週すぐに出すというわけにはいかないと思うが、止まったままになってるコーナーなど、進めて行こうと思う。

両足も大分回復してきた。もう、松葉杖を返す日も近い。今回は、自分としては最も不本意なコミケとなりそうだが、ブースを出すからには何か考えたい。間に合うかどうかわからないが、ここの更新と合わせてがんばってみよう。

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