飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

11月25日(火)

先週の体調良好は、この伏線だったのか!? 飛鳥杏華、両足筋断裂で歩行不能! こうなっては、もう無理はできない。しかし、それでも原稿を描き続ける飛鳥…。コミケはどうなるのか?(汗)

19日、「犬夜叉」の展開は、半ば予想していたかたちだった。ここまでの展開から見て、犬夜叉と桔梗をだました犯人がこのシリーズで判明するとは思えなかったから、特別な決着がつかないままのシリーズ終了は、比較的容易に予想できた。

が、先週も書いたが、この謎の解明が四魂の玉集めとともにストーリーの根幹となることを予見させる終わり方…。これはいい。作品に深みが出てきた。しかも、桔梗が生き残ったことで、今後の犬夜叉たちとの絡みが興味深くなってきた。

さて、それはいいのだが、昼休み、久しぶりに運動をすることになった。レクリエーションの一貫として、課対抗のちょっとした大会がよくあるのだ。もちろん、出るときはいつも入念にウォーミングアップする。しかし、この日はどういうわけか、前後への動きをやっておくのを忘れていた。それが悲劇を生んだ…。(汗)

試合開始直後、相手からのボールが短めにくる。前へダッシュをかけるべく、蹴った右足のふくらはぎ上部にプチッという感覚が走る…。そのまま転倒。立とうとするが、激痛で力が入らない…。筋断裂…。いわゆる肉離れだ…。そのまま病院へ直行。松葉杖とともに帰宅となった。

何ともなさけない。この日は漫画を進めるつもりだったのだが、それどころではなかった。描けない状態ではないが、精神的にそんな気になれなかったのだ。とりあえず、早く寝ることにした。

20日、肉離れだからといって、仕事が休みになるわけではない。早めに起きてタクシーで出勤を試みる。ところが、表通りにたどり着く前にバテてしまって断念するという、前日にも増してなさけない事態となってしまった。(汗)

松葉杖の使い方は、前日少し教わったが、どうにも下手くそで、左足でどうしても飛び跳ねてしまうのだ。これでは、左足がパンパンに張ってしまって動けなくなってしまう。しかたなく休暇を取り、翌日は前もってタクシーを予約して自宅前まで来てもらうことにした。

21日、タクシーで出勤した。右足の痛みも大分おさまってきた。相変わらず不器用な松葉杖の使い方でなんとか仕事をした。が、この日になって今回の負傷が業務上の災害(レクリエーション活動も業務の一貫)として認定され、26日まで特別休暇となった。もっと早く認定されれば、前日の苦労も、この日の出勤もしなくて済んだのに…。(苦笑)

この日は、少し原稿を進めたが、こういう事態になっては、自分の本はあきらめるべきかもしれない。甚だ不本意ではあるが、事態が事態だ。すでに1人から原稿を預かってはいるが、断念するなら早めに連絡しなければならない。進捗を確かめる必要があるなと思い、翌日メールで連絡することにした。

22日、とりあえず「FREE AS A BIRD」について、執筆者に進捗具合を尋ねるメールを出した。一応、状況次第では、入稿断念ということも書いたが、それでもまだ自分の中には迷いや未練がある。とりあえず、自分の原稿はできるかぎり描いておこうと思い、執筆を続けた。

今回、漫画のページ数は12ページと少なめだが、結構、手のかかるページが多い。コテコテのパロディで原作の模写も多いから、思ったり大変なのだ。思うように進まない。5ページ目のベタまでようやく終わったところだ。残り2日でどこまでできるかがカギとなる。うーむ、どうなることやら…?

23日、やってしまった。松葉杖の使い方が下手で、これまでも左足に負担がかかっていたわけだが、ちょっとした段差をはねるように降りた瞬間、左足を激痛が襲った。最初は段差の角にぶつけたのかと思った。そんな痛み方だった。ところが、1歩踏み出して体重がかかると、ふくらはぎの筋肉にピシッと激痛が走る。右足と同じ痛み方だ。

ついに両足筋断裂…。ほとんど歩行不能だ。普通なら入院しなければいけないのだろうが、右足が大分よくなってきていたので、なんとか医者に行かずに済ませた。しかし、不自由極まりない。なぜこんなにいっぺんに不幸が襲ってくるのだろう?それでもなお、原稿を描き続けている私も私だが…。(汗)

24日、右足は体重がかかるとちょっと痛むという程度。だが、とても怖くて支えにはできない。左足の痛みはやや引いたが、まだかかとを床に着けられない。何もしないでいると落ち着かないから、とにかく原稿を描いてるしかない。

もう、半ば「FREE AS A BIRD」の入稿はあきらめたが、原稿が上がれば、一刻会の方に回すこともできる。一刻会の方も、かなり原稿がピンチのようだ。書きかけていた考察の方もなんとかしなければいけない。来年の冬はやはりもっと考えて執筆計画を立てなければいけないなと痛感した。

25日、思ったより左足の痛みが引かない。午前中は、前日の午後よりむしろ痛いようにも思えた。しかし、それも午後になって筋肉がほぐれてくると大分よくなってきた。まだまだ痛いことは痛いが、かかとが床に着けられるようになった。

前日までは、立ち上がるのにかなり苦労するくらいだったが、この日の午後にはもう大分楽に立ち上がれるようになった。右足はまだ前傾状態になると、ちょっと筋肉が突っ張る。まだまだ怖い…。

この日は少し自宅で仕事をした。まあ、休暇だから何も仕事をしなくてもいいわけだが、納期のある仕事だけに、自宅でもできることはやっておかないと精神的にどんどん追い込まれて行く。あんまり進まないのはわかっているのだが、力仕事のワープロ作業など、少しでも進めておきたかったのだ。

しかし、夕方頃から頭痛が走り、考える仕事はちょっとできなくなった。実は、この文章を書くのもかなりつらかったのだが、とりあえずここの更新だけはと思ってがんばった。こういうときくらい更新を休んでもいいのかもしれないが、まったくもって困った性格だ。死んでも治らんかも…。(笑)

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