飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

11月18日(火)

仕事、仕事、仕事…。追い込まれている。なのに、仕事が忙しい方がなぜか体調がいい。充実している…。頭の中では、いやだと思いながら、体はなぜかついて行く。何とも不思議な現象だ…。(汗)

12日、「犬夜叉」は、前半部における大きな名場面の1つを出してきたといえる。桔梗を抱きしめ、やさしい言葉をかける犬夜叉とその言葉に一瞬、涙する桔梗…。それでも、犬夜叉を恨みながら死んだ桔梗の魂は、犬夜叉を許すことができない。

2人をだまし、殺し合いをさせた犯人と真相が解明されなければ、桔梗の魂は鎮まることはない。普通ならそうだ…。しかし、今回の展開の中で、その犯人に関する手がかりが出てくるのか? ここまではまだ、そのかけらすら出てきていない…。

仮に、すべてが解決しなくても、そのあたりが新たな謎となり、その解明が四魂の玉集めとともにストーリーの根幹をなすようになるというのでも面白いと思う。果たしてどんな結末を見せてくれるのか、今シリーズの行く末が楽しみだ。

この日、漫画の下描きをまた少し進める。ほんとに少しだけだ。もうほとんど絶望的だが、とにかくやってみるしかない。一筋の希望は、仕事が大変な割に、妙に体調がいいということだ。気持ちとしては、やはり遊びたいし、いやだとい気持ちなのだが、なぜか妙に充実していたりするのだ。この調子が漫画にも活きればあるいは…。(笑)

13日、帰りに書店に寄る。最近は、帰りが深夜だが、地元の書店は午前0時まで営業しててくれるので助かるのだ。この日はとある雑誌を物色した。創刊されたばかりの「Comnavi」という雑誌だ。ここに、高橋先生の祝辞入りサイン色紙が載っているという情報を前日、時計坂通信社の方からもらったので、早速探してみたのだ。

しかし、地元の書店では見つからなかった。結構、小さい書店でも入っているという話だったのだが、私の地元は例外なのかもしれない。というわけで、平日は帰宅が遅いから、探しに行けるとしたら土曜日だなと割り切って、この日はもう探さなかった。

14日、はっきり言って、何もしなかった。仕事だけだ。もう、どうにでもなれって感じ…。(笑)

15日、連続の休日出勤だ。帰りに雑誌「Comnavi」を買って行くことにした。職場近くの書店が休みだったので、どこへ行こうか少し迷ったが、とりあえず秋葉原へ行けば何とかなるだろうと思った。なぜって、雑誌名からして当然、コンピュータ関係、インターネット関係の雑誌だと思い込んでしまったからだ。実はこれが、とんだ笑い話となる…。(笑)

秋葉原に出て、主だったコンピュータ関係の雑誌を扱っているパソコン関係のショップを回ったのだが、全然見つからない。秋葉原にないなんて…、創刊早々、もう売り切れてしまったのか?高橋先生のサインが載っているという情報のせいでもなかろうにと、ちょっと腑に落ちない点もあったのだが、それでもその系統の雑誌だと疑わなかったのだ。

パソコンショップをあきらめ、昭和通り側の書泉ブックタワーものぞいてみたが、コンピュータ関連の雑誌の中には見つからなかった。あまり、時間をロスしたくなかったので、とりあえず地元の駅まできたのだが、あきらめ切れず、駅を挟んで自宅とは反対側にある書店にも足を運んでみたが、見つからなかった。(汗)

えーい、ここであきらめてなるものか!飛鳥は、ほんとにるーみっくバカのオタク野郎だ。1駅戻り、駅近くの書店に入った。そこでついに「Comnavi」を見つけたのだ。ところが、内容に唖然…。なんと、「Comnavi」の「Com」とは「Comic」の略だったのだ!コンピュータ関係のところにないはずだ…。いやー、やられちまったよ。(笑)

どっと疲れてしまった。一応、この本ではナショナル住宅の「めぞん一刻」のCMについても少し触れていた。まあ、それだけなんだが…。(汗)

そのあと、漫画の下描きを午前2時半くらいまでやった。とりあえず、今回はあと1ページが限度だろう。一気にやってしまう手もあったが、本探しで疲れていたこともあって、やめにした。ああ、根性なし…。(汗)

16日、一刻会の会報発送準備の日だが、さすがに原稿の方が厳しいので、パスさせてもらった。日中のうちに残りの下描きを終え、夕方からはペン入れに入った。とりあえず、1ページがベタまで完成。もう1ページが8割方ペン入れ終了というところまできたところで、W杯アジア地区第3代表決定戦の時間となってしまった。CMなしなので、さすがにもう手につかない。あきらめてテレビ観戦に専念した。

結果はもう、知ってのとおりだ。放送終了以降までしっかり見たので、寝るのが午前1時半過ぎになってしまった。そのうえ、興奮状態なのでなかなか眠れない…。うーむ、うれしいことはうれしいのだが、困ったものだ。(笑)

17日、帰宅するとアメリカからエアメールが届いていた。夏以降、ずっと音信不通だった同人仲間からだった。連絡がとれない理由がわからなかっただけに、もしかしたら嫌われてしまって、メールの返事がこなくなってしまったのかなと、実は非常に不安日々を送っていたのだ。(ちと、思い当たるフシもあったもんで…。汗)

しかし、原因は私の懸念していたことではなく、本人が多忙だったのと、通信環境の問題だったということで、ホッとした。ここ2ヶ月半ほど、ずっと胸につかえていたことだった。ここでは、内緒にしていたが…。(笑)

18日、一刻会の会報が届いた。いつもは、発送準備に出かけているから、送られてくるのは久しぶりだ。それはたいてい原稿で忙しいとき…。あんまりいいことではないのだが…。(汗)

さて、明日の「犬夜叉」も楽しみだし、次の連休でどこまで原稿が進むかだ。仕事の方は…。相変わらず厳しいのだが…。ああ、土曜日が使えないのが痛い…。(汗)

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