飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<1997年>

11月4日(火)

仕事は相変わらず忙しい。何もかも進まない。でも、何もしないわけにも行かない。少しずつ…、少しずつでも動かしていかなければ…。(汗)

10月29日、犬夜叉は、前回に続き、展開としては緩やかだ。初めて犬夜叉の口から過去のことが語られたが、ざっと振り返っただけで、あまり緊張感をかき立てるものではなかった。しかし、いきなり犬夜叉を殺そうとした桔梗が何か変なのはすぐにわかる。何者かに操られていたのか?それは何者で、何のために犬夜叉を殺そうとしたのか…?新たな謎が浮かび上がってきた。

そして、かごめの体から遊離しようとしない桔梗の魂…。その理由は何なのか?少しずつじわじわと盛り上げて行ってることは確かだが、どうも客観的に見ていて、どーんと来るような緊迫感に欠けるような気がしてならない。(汗)技術的な問題なのか、それとも我々読者が高橋留美子作品だから、助かるに決まってると安心し切ってしまってるからなのか…?そろそろ、読者の安心感を裏切ってみるのもいいのかもしれない。

かつて、あだち充氏が「タッチ」で上杉和也を突然事故死させたときは、かなりびっくりした。「めぞん」で響子さんが未亡人であったことが発覚したときのショックも強烈だった。こうした読者に対する一種の裏切り、読者の想像範囲を超える展開、落差といったものが、最近の作品にはあまり見られなくなったという感がある。大方が読者の想像範囲内のため、読者の側に驚きと興奮が生まれないのだ。

もっとも、「犬夜叉」でどうやって読者を裏切るのか?甚だ困難なように思える。まさか、かごめや犬夜叉を殺してしまうわけにも行かないだろうし…。(汗)まあ、どこまで切迫した状況に犬夜叉たちを追い込めるかということなのだろうが…。

30日、ここのところ仕事で帰宅が遅い。食事して入浴を済ますと、もう午前0時だ。ここから何かやろうという気は、今の自分にはちょっと起こらない。体が火照っていると眠れないので、1時間ほど体を冷ますが、漠然とつまらないことをして過ごしてしまう…。

このままでいいわけもない。無理して何かをする必要はないのかもしれないが、その1時間のつまらないことを何か別のかたちに変えていかなければいけないだろう。そこでとりあえず、この日は長いこと放ったらかしになっていた「飛鳥の同人物語」の第2章の1部をHTMLファイルにしてリンクを張った。(実際の更新は火曜日だが。)

第2章については、少しは書きためていたのだが、第2章分が全部書き上がってからにしようと思っていて、多忙のため、そのままになってしまっていたのだ。このままのペースでは、更新がいつになるかわからないので、とりあえず書き上がっている部分だけでも公開することにしたのだ。こんなに遅れてはもう用なしかもしれないが…。(汗)

31日、前日に続いてホームページの更新準備に費やした。以前、ここにも書いたが、時計坂町のモデルである東久留米市の状況がまたかなり変わってしまったようで、「現存」していたものが「喪失」に変わってしまったそうだ。

そこで、「めぞん一刻Homepage」を主宰するひろゆきさんからのメールをもとに、時計坂写真集の記述に修正を加える。しかし、この3年間でまた随分と変わったものだ。狭山そばでそばを食い損なったのは痛い。獅子林はどうなのだろう?早いとこ五目ヤキソバを食べに行くべきだろうか?(笑)

11月1日、また臨時出勤だ。これから土曜日は、ほぼ毎週出勤になるだろう。しかし、今回は私の他にも2人いた。もともと15時からはサッカーのW杯予選の放送にときどきチェックしながら仕事をしようと思っていたのだが、他の2人も結果をかなり気にしていて、結局、つけっぱなしの状態になってしまった。

しかも、いきなり日本が先制してしまったので、韓国のチャンスでも目が離せなくなってしまった。これでは仕事にならない…。困ったものだ。勝ったからいいが、これで負けていたら、本当に何のために臨時出勤したかわからなくなってしまうところだった…。(汗)

2日、部屋の模様替えで書棚として使っている机を移動しなければならず、中味を全部出した。この日のうちに移動まで終えたかったのだが、午後から甥っ子たちが遊びにきたため、出したところまでで終わりになってしまった。(汗)

午後は、少しだけ絵コンテに手を入れたが、精神的になんか落ち着かない。そんなに熱狂的なサポーターというわけではないのだが、やはりW杯予選の結果が気になる。UAEの試合結果がわかるまでは、どうにも集中できなかった。しかし、久しぶりに絵コンテにかかれたのはいい傾向だと思う。もっとも、この時期に絵コンテやってるなんて、かなりやばいのだが…。(汗)

3日、とりあえず机の移動を行って、午後からは漫画の下描きに取りかかった。久々なこともあって、2ページがやっとだった。例によってコテコテのパロなので、模写も多く、時間がかかったのだ。

「FREE AS A BIRD」はもう、無理してページ数を増やせる段階ではない。20ページ程度の薄っぺらい本になってもしかたないだろう。それが、この期間の自分自身の結果なのだから、正直に提示するしかない。もちろん、個々の作品の中味に手抜きはしないが…。

4日、創立記念日なので、仕事は昼前で終わりだ。帰宅してから床屋に行く。戻ってきて、早速下描きのつづきと思ったのだが、猛烈な疲労感と睡魔に襲われて14時から16時半まで寝てしまった。ここのところ、この辺の時間帯によくくるのだ。困ったことに、平日にも…。(汗)

平日はさすがに寝るわけには行かないが、休日は逆らい切れない。本当にきついのだ。この辺も年齢的衰えのひとつなのだろう。若い頃にはほとんどなかったことだ…。結局、原稿には着手できなかった。(汗)

「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」の更新も、しばらくお預けになっている。ああ、やっぱり分身が欲しい…。いくら言ってみてもしょーがないのは、百も承知なのだが…。(汗)

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