飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2003年>

8月26日(火)

 ほとんど何の準備もせずに臨んだ夏コミ…。一刻会の売り子として仕事した以外はあまり参加したとは言えないコミケだった。買う方は会場から宅急便で送らなければきついくらい買ったが…。このまましぼんでいっていいのだろうか? 年は年だが…。(汗)

 7月30日〜8月3日、宿泊会への最終的な申し込みと送金を済ませる。ちょっと迷った部分はあった。平日である8月15日が休めるかどうか、なかなか目途が立たなかったからだ。結局、泊まりは15日と16日の2泊にしたが、できれば17日も泊まりたかった。18日はどうしても仕事が休めないので、涙を呑んであきらめたが…。(泣)

 さて、アニメ「高橋留美子劇場」第5話は、「迷走家族F」。冒頭のタイトルのところで、「ファイヤー!」という声とともにCG効果で炎が吹き出て爆発したところは思わず笑ってしまった。あまり多くはないが、ちょこちょこと遊びは入れてきている。アラレンジャーもなかなかよかった。(笑) 私は深夜にまず見るが、翌朝もう1度、母とともに見る。母が楽しみにしているからだ。地元のケーブルテレビと契約してから、キッズステーションなどで私がアニメを見ることが多くなって、必然的に母もそれにつきあわざるをえなくなったわけだが、いくつかのアニメは楽しみに見ている。

 最初のお気に入りは「めぞん一刻」だった。もちろん、他のるーみっくアニメも見ているが、どうもなじめないらしい。母には、動きの激しいものやドタバタした場面展開の早いもの、あまりにも現実離れしたものが出てくるものなどは理解しがたいらしいのだ。他に楽しみに見てきたのが「タッチ」であり、「YAWARA!」である。宮崎アニメも好きだ。最近はなぜか「スラムダンク」の桜木花道も気に入っているし、「銀河英雄伝説」もいいと言う。もっとも、「銀英伝」は一生懸命見ないと内容がつかめないから、肩がこるとも言っているが…。(笑)

 母にとって「高橋留美子劇場」はその中でも特にお気に入りらしい。他のアニメは家事で手が離せないとあきらめて見ないが、あれだけは見たいと言う。録画だからいつでも見れるのだが…。(笑) アニメオタクではない一般の大人の目で見ると、恐らく内容があって見やすい作品なのだろうと思う。そういう作りがいいか悪いかは、一概に論じることはできないだろうが…。

 8月4日〜8月8日、夏コミを翌週に控えて、例年ならコミケそのものにもワクワクしてくるところだが、今回はダメだ。楽しみなのは友人たちとのオフ会ばかり…。最近の興味はそっちの方がメインになってきてしまった。もしかしたら、創作意欲がわいてこないのも、そっちに気持ちが入りすぎてるからなのかもしれない…。そんなことがふと頭をよぎり始めた。このままではもう、創作活動に戻れないかもしれないと…。(汗)

 かつて一刻会の中で精力的に活動していた頃には、周囲に多くの友がいた。毎月、一刻会の会報の編集に行けば友に会え、るーみっくに関する濃い話ができた。ときどき夜に連載中の作品のことで電話をかけてくる者もいた。そして、作品に込められている意味について語り合い、ついつい長電話をすることも多かった。だが、だんだんそういう人たちが周囲からいなくなっていった。同人誌の売り上げはそこそこ好調で、HPも評価され、ついにはキネ旬ムック「マンガ夜話」に原稿を書くに至り、私を直接知らない人の中には「すごい人」という感覚を持つ人も出てきてしまう。たまたまキャラチャットで正体を明かしたら、びっくりされてしまったり…。

 そんな中、人同士の交流は少なくなり、淋しさ、人恋しさを感じるようになっていった。いくら本が売れても、HPが評価されても、それを作っているときは1人だ。原稿の締め切りが近づくと、忙しいくせにチャットに顔を出した。もちろん、オフ会への参加は大きな楽しみとなっていった。それを求めて、ときどき大阪や名古屋に出向くようにもなっていった。しかし、その楽しみが今は創作活動のさまたげになりつつあるのかもしれない…。どこかで区切りをつけなければいけないのか? しかし、それだけが本業でつらい思いをしてきた中で糧となってきた…。何もオフ会参加を自粛するということではなくて、あくまで精神的意味での区切りではあるが…。

 8月9日〜8月14日、夏コミ前最後の週末にまた中野と秋葉原を回る。久しぶりに「らんま1/2熱闘編」の試写用フィルムが2本手に入った。オークションの方もちょこちょこと落札し始めた。次のるみけっとには、まだ具体的なアイデアは(パチンコの再設置以外)ない。目的を持った収集ではないが、こつこつと展示品やプレゼント品になりそうなものを集める。350万円払わずに済んだことだし…。(笑)

 アニメ「高橋留美子劇場」第6話は、「君がいなければ」だ。アニメになると堂本氏の迫力も増す。(笑) 些細なことではあるが、ラストに原作にはなかった堂本氏の柔和になった笑顔が出てきたのが特に印象的だった。元の作品の趣旨からは少し外れるかもしれないが、そう簡単には変われないと涙を流していた堂本氏が変わってこれてる様が描かれたことで、救いを感じさせる最後になっている。「鉢の中」のラストもそうだったが、アニメとしてはきっとこれでいいのだろうと思う。原作が描かれたときの背景などは、むしろ引きずるべきではないだろう。時を経た今は、初見の人から見て、きっちりその中で完結していることが大切だと思う。

 そしていよいよ夏コミ前日まで仕事の追い込みである。15日に休めるよう、できるかぎり仕事を進めておく。係長と2人だけのポジションだから、私が休むと結構大変なのである。しかも、2人分の仕事だし…。まあ、お盆ということもあって取り引きもほとんどないので、突発的なことが発生しないかぎりは大丈夫なのだが、念には念を入れて…。帰宅してからは、夏コミへの出発準備だ。問題は宿にチェックインする前に荷物をどうするかだが…。大荷物を抱えてオフ会はさすがにつらいし…。(汗)

 8月15日、夏コミ初日だ。ゆっくり起床するつもりだったが、結構早く目覚めてしまう。出発準備をあらためて入念に行って、早めに昼食をとり、正午過ぎに家を出る。一旦、宿のあるJR大森駅まで行き、コインロッカーに荷物を預け、それから東京ビッグサイトに向かう…。13時半過ぎには入場できた。コミケとしては珍しい雨である。まずは企業スペースに足を運ぶ…。用があるのは、私の場合、小学館のスペースだけだ。とりあえずは、買い逃していたイベント限定の4枚組テレカを買う。そのほかにはめぼしいものはなかった。盛んにサンデーGXの作家たちが描いた18禁本「らぶじぇね」の売り込みをしていたが、私には用がなかった…はずだった。

 しかし、結局は「らぶじぇね」を買ってしまう。別に18禁本が欲しかったわけではない。それを買った人がビニール袋を開封しているのを見たら、中に「犬夜叉」の劇場版映画第3弾「天下覇道の剣」のチラシが入っているのが目に入った。私はそのチラシが欲しかったのだ…。こんな理由で「らぶじぇね」を買ったのは、私くらいなものだろうか? よそでもそのチラシは手に入ったかもしれないが…。やっぱりアホ?(安くないのに…。汗)

 目的を果たしたところで、西の知り合いのスペースに顔を出す。この日はここで待ち合わせて食事に出る予定だが、ジャンル的にいい年したおっさんがスペース前に居座ってると迷惑になりそうなので、適当にあっちこっち回って時間をつぶす。最近は創作活動してないくせに、ついトーンも買ってしまう。こいつを使わないともったいないぞって、自らにプレッシャーをかけるつもり…というわけでもないのだが…。(苦笑)

 そしてオフ会は新横浜のラーメン博物館である。こっちに住んでいて、そのうち行こうと思えば行けるなんて思っていると、なかなか行こうという踏ん切りがつかないままになってしまうものだが、行ってみるものだ…。昭和30年代の町並みを再現した空間が何ともノスタルジーを感じさせる。ラーメンの他にも、揚げパン、ラムネ、駄菓子に飴細工…。行けば刺激になるものに出会える可能性がある。そういうものを自分で進んで探そうとしないところが私の悪いところなのだろう。何でも他人の影響で体験することが多い…。受身だなー…。(汗)

 雨だったし、新横浜はちょっと不便で遠かった。大雨の影響で横浜線もトロトロ走ってたから、そんなに遅くはならなかったのだが、結構疲れてしまった。宿に戻り、風呂に入って少しくつろいでいると、他の部屋に集まっているということだったので、そっちへちょっとお邪魔…。ちょっとばかり宿泊仲間と会話を楽しんでから床に就いた。

 8月16日、この日がメインである。6時に起きて朝食をとり、7時15分頃に宿を出発する。会場には7時45分頃に到着…。すでにもう1人の売り子が準備を始めていたので、手伝って準備する。といっても、るみけっと5のチラシをひたすら折るだけだったが…。(笑)

 開場と同時に私は壁際の犬夜叉本を見に出る。18禁はここしばらくあまり意識的に買おうという意志をもって買うことはなかったのだが、ある意味あがきのようなものもあった。通常、壁際には人気サークルが配置される。当然、実力がある人たちだ。18禁どうのというより、その力量に刺激を求めたかった。ただ、ジャンルが違うとわからないので、とりあえず犬夜叉のサークルカットのあったところだけ回った。

 そして自分たちの列に戻り、るーみっくをぐるっと1周する。いつも買っているところ、知り合いのサークルの本を一通り買って一刻会のスペースに戻る。その後、何度か買いに出て結構買ってしまった。このあとのオフ会を考えると、会場から宅急便で送ってしまわないとつらいレベルだった。一方、売り上げの方はというと芳しくない。(汗) まあ、ここ最近の傾向ではあるのだが…。1つ隣の島になると、人だかりや行列ができているサークルもあるのに、こちらの島は閑散としている。同じるーみっくでも差が大きい…。

 今は、特定のキャラやカップリングにターゲットを絞った本の方が売れるのだろう。買う方もそれを求めてきている。他のジャンルでは前からそうだったが、るーみっくは比較的オールラウンド系もよく売れてきた。しかし、作る方も売る方もそのキャラやカップリングにはまっている同士の方が、お互いに共鳴できるものが多いに違いあるまい。とはいえ、オールラウンドに好きな私は、オールラウンドな本を作るのが本来の姿だ。変にそれに迎合する必要はないし、見せかけだけの偽者の愛で本を作られてもきっと迷惑なことだろう。ネタとしてわざとらしく狙ってみるのはありかもしれないが…。(笑)

 さて、終盤にさしかかり、そろそろ撤収が心配になってくる。雨のせいで宅急便の受付場所が変わったりした関係か、なかなか受付が始まらない。すでに送れるように伝票まで貼り付けていたが、受付開始のアナウンスがない。終了後だと混雑するからスペースの撤収作業前に送りたかったのだが、少し早めに開始した撤収までにアナウンスはなく、結局16時過ぎから並ぶことになってしまった。そして、出し終わったのは17時半である。何とも参った…。すでに出発してしまったオフ会組を追って、何とか店の予約時間までに合流はできたが、冷汗ものだった…。

 オフ会はお台場で地中海料理のバイキング。冬コミでも行った店だ。が、期待していた料理がなくてちょっとガッガリ…。別に自分たちが食べたかったわけではないのだが…。(ちょっと内輪ウケ…。笑) 食事の後は宿に戻り、風呂に入って、またタコ部屋に集まった。この日はアニメ「高橋留美子劇場」の鑑賞会というつもりだったのだが、あまり興味のある人は多くなかったようだ。第7話のこの日は「百年の恋」だったが、会話の声で台詞も聞き取りにくかったし、タコ部屋で見たのは失敗だったかもしれない。

 技術的な面で低い評価をする声も多かった。確かに表現的に工夫が足りないと思うシーンがあったし、そんなに作画や技術的に高い水準のアニメではないと思う。ただ、そのポイントをつかまえて低評価するのは必ずしも正しくないのではないかと思う。作画へのこだわりを捨てたらアニメの進歩はなくなるという声も出たが、それはどうなのだろう? もちろん、技術の向上は大切なことだ。しかし、すべてのアニメが凝った技術を駆使したり、作画への強いこだわりを持つべきなのだろうか? それを狙うべき作品もあれば、別のものを伝えることに腐心すべき作品もあるのではないだろうか?

 極端なことを言えば、「サザエさん」や「ちびまる子ちゃん」にそうしたものが必要だろうかという話である。「高橋留美子劇場」も家族や社会をテーマとした比較的小さな人間ドラマである。タイプとしてはむしろそちらの系統に近い。遊びの要素で技術を使うのは結構いいと思うし、前述の作品たちと比べればそういうものが持ち込める作品ではある。しかし、伝えるべきポイントはやはりそこではないだろう。作画のことを言い出せば、どの作品の女の子もまるっこくて、目が大きくて、似たり寄ったりの状況になってることの方が、よほど進歩という面では怖いように思えるのだが…。(ちょっときつい言い方かな? 汗)

 8月17日、一般入場なので朝はゆっくりだ。「デ・ジ・キャラット」を見てからチェックアウトする。…って、私が「デ・ジ・キャラット」を見ていると聞いて、ずざざざっと引いた人…、何人いるかな?(汗) 別に、でじこやぷちこにらぶらぶで見てるわけではない。いつも日曜の10時くらいに「高橋留美子劇場」の録画を母と見ているため、少し早めにHDDレコーダーに画面表示を切り替えると、前夜録画したテレビ東京にチャンネルがセットされているので、たまたま目に入ってくるだけである。で、ついそのまま見てしまうだけだ。(もっとも、見終るまで「高橋留美子劇場」を見ないところが何ともアレだが…。汗)

 それは置いといて、まずは重い荷物を置きに一旦帰宅する。そして、母とあらためて「高橋留美子劇場」を見た。早めに昼食をとってから、東京ビッグサイトへと向かい、13時半頃にりんかい線の国際展示場駅に着いた。出がけにはまだ降っていなかったのだが、また雨が降り出していた。駅舎の出口でバッグから折りたたみ傘を出していると、脇にいた人が「落としましたよ。」と指をさす。そこには財布(カード入れ)が落ちていた。だが、それは私のものではない。色と厚さですぐにわかった。

 とりあえず拾い上げて中を見ると身分証明書が…。某官庁のものだった。うーむ、やはりどこの省庁にもコミケに来てる人がいるんだろうな…。とりあえず届けなければ…。すぐ駅に預けてしまえばよかったのだが、駅だと掲示板に出されるだけかもしれないと思い、交番がないか探してしまった。が、あのあたりにあった記憶はない。半分まで来てしまってから、結局駅に戻って預けた。ちょっと無駄な時間を食ってしまったが、無事本人の手に戻るといいな…。せっかく届けたのだから…。

 14時頃、ようやく本を委託した時計坂通信社のスペースに着く。そこをはじめとして、いくつか知り合いのサークルを回る。15時半頃に委託本の精算を済ませ、終了を待って宿泊組中心のグループで東京ビッグサイト内のレストランへ。食事のあとは新橋に出てカラオケ。さらにもう宿泊はしないが、一緒に宿に戻った。どうしても戻らねばならない理由があったからだ。何かというと、一刻会の会費を払いそこねていたため、宿に来る予定の会長に会わなければならなかったからである。これも、2日目の宅急便のせいだ。撤収準備後も一刻会のスペースにいられれば、すんなり会長に会えたはずだったのに…。

 最後の最後になってようやく会費を払い、そのあとしばらく宿で時間を過ごしたが、翌日は仕事なのでやむなく23時頃に帰宅の途についた。もう少し遊びたかったのに…。かなり心残りだった。(涙)

 8月18日〜22日、コミケ明けの仕事はやはりきつい。テンションが下がってるだけに余計に重く感じる。それと、ちょっと個人的にもやもやすることがあって、さらに重かった。夏コミ前、23日に大阪で行われるコミックシティに行けたら行くかもと表明していたのだが、ちょっとつらいかと思っていた。しかし、いつも名古屋や大阪で私の本を売ってもらってるし、今回は地元の大阪メンバーがあまり来れないようなので、何とかしたかった。個人的もやもやの面でも、ひとりで週末を過ごすよりは友人に会って気晴らしした方がいいと思ったし…。

 が、しかし、サークル入場に間に合わせるには、東京6時発の「のぞみ1号」に乗らなければ間に合わないことが判明する。そうなると4時起きだ…。(汗) どうしたものかと少し迷ったが、切符がとれたら行くことにした。とれなかったら、行くこと自体あきらめる。一般入場だと、並んでいる間の腰への負担がバカにならないもので…。(汗)

 8月23日、のぞみ1号で新大阪に向かう。グリーン車しかなかったが、何とか切符はとれた。新大阪からは地下鉄とニュートラムを乗り継いで中ふ頭へ…。何とかサークル入場に間に合った。売り上げはというと、夏コミの翌週だし、この日の客層がほとんど女性ということもあってか、散々だった。(汗) 全部でたった7冊である…。まあ、そのうち4冊が私の本だったのが、せめてもの慰めだった。大阪まで手伝いに行って、1冊も売れなかったら悲しすぎるもんな…。(苦笑) だが、終わり際に2件、久々にスケブを頼まれた。これはうれしかった…。

 同人にとってスケブを頼まれるのは名誉なことだ。客の対応が忙しかったり、残り時間が少なかったりするとつらいし、あのような不安定な場所で、充分な画材もない状態で描くから、納得できる絵が描けないこともある。その点がちょっと嫌ではあるが、頼まれること自体はうれしいものだ。余裕があればいいものを描いてあげたいと思う。気合いを入れて絵を描いているときの充実感…。しばらく忘れていた感覚だった。しかし、私は作画が遅い…。しかも、私の絵はベタを塗らないと締まらない。今回は終わり際だったから、ちょっと大変だった。(汗)

 頼まれたのは神楽と殺生丸…。後者はともかく、前者はしっかりベタを塗らなければならなかったので時間がかかり、即売会終了後もしばらく2人を待たせることになってしまった。どちらも最後は駆け足にになってしまったので、自分でも出来をじっくりと確認できなかった。気に入ってもらえると幸いなのだが…。

 即売会撤収後は梅田に出て食事をとり、ちょっとまんだらけ梅田店に寄ってから帰京した。まんだらけでは特に何も収穫はなかったが、思えばこの店で珍しい「らんま」の抽プレテレカを買ってしまったのが、コレクション街道の始まりだった。うーむ、そこからダメになっていったのかもしれないなー。(汗)

 8月24日〜8月26日、個人的なもやもやを解決するために動き出す。今の自分はダメになってると自分でも思うから…。以前は仕事でもファン活動でも、もっと自信を持ってやってこれた。それが様々な状況変化によって、次々と打ち砕かれてしまう。今までのやり方にことごとくダメ出しをされて、どうやって進めたらいいのかわからずにおろおろしてしまう。最近は自分のすること1つ1つにも自信が持てない…。このままじゃダメだ。もう少し落ち着いて、自信を持てるように足元を固め直さないと…。

 本業は本業として、その他の部分で私が自信を持てることといったら、やはり高橋留美子ファンとしての活動だろう。同人、HP、高橋先生とその作品に対する知識と調査研究、貴重な資料・グッズ等の収集…。ラストのはずっと続けてきているが、結局は創作活動にしっかり戻ることが自分を立て直すことにつながるのではないかと思う。人まねをしたり、かっこつけてみせたりしても、結局は何も変わらない。無意識のうちに物腰の中に自然と自信が表れてくるようにならないと意味がない。とりあえずは、自分らしく生きてみることにする。

 ということで、手始めにここの更新に着手した。いきなり難しいことに着手しても、すぐに挫折してしまうに違いない。今までダメだったのが、急によくなるはずもない。どうしよう、どうしようとあわて、悩んでしまうのがいちばんよくないのだ。どうせすぐに結果が出ることではないのだから、どっしりと構えて余裕を持って進んでいく方がよかろう。行き詰ったら、笑ってごまかすとか…。(おいおい、何の解決にもなってないような…。笑)

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