飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2002年>

8月6日(火)

 いよいよ夏コミ直前! いろいろと計画も煮詰まってくる。今回のコミケは即売会よりもその後のオフ会がメインだ。頼まれた案内とオフ会の仕切りはうまくこなせるだろうか? 結構神経質な面もあるので、念には念を入れて準備をする。あとは、楽しいコミケになるよう祈るだけだ。新刊があれば、もっと祈り甲斐があったのだろうが…。(汗)

 7月31日、新しい職場に移ってまる1ヶ月…。とりあえず仕事のペースには慣れてきた。夏コミのスペースが取れなくて、新刊も突発のコピー本も出す予定がなかったことが、そっちの面では幸いした。もちろん、予定があっても全部つぶさなければならなかっただろう。いつもなら6月下旬から7月中旬まで多く休暇をとって原稿を描くところだが、職場を変わったばかりでそうそう休むわけにはいかないから…。ただ、元から予定がなかった分、気分的に楽なのは確かだ。

 まあ、少ないなりにも期待してくれている人たちがいるみたいなので、新刊がないのは心苦しい部分もあるし、張り合いがないのも確かなのだが、同時にプレッシャーも大きい。だから、オフセット本を落とすと、必死に突発コピー本を作ったりするのだが、「映像犬聞録1」の不振がこたえたこともあって、そこまでの気持ちも盛り上がらなかった。年が明けてしばらくは本気で同人引退を考えたこともあったけど、今は逆に落ち着いてる。

 るみけっとの今後について悩んだのも時間を食いつぶしたという意味では大きかった。W杯も大きかったけど、それはポジティブな気持ちになれるイベントだから、その気になれば原稿と並行してやれないこともなかったろう。そうしたネガティブな要素も、名古屋の「犬パラ」や大阪でのオフ会でリフレッシュすることによって大分解消されてきた。冬に向けては動き出せそうな気配だ。もう一つ、強い刺激が欲しいというのはあるけれど…。

 8月1日、オフ会中心の今回の夏コミにぽっかりあいた穴がある。2日目の日中だ。1日目はFC少年系の日で一刻会の売り子として参加するし、夜はそのままオフ会となる。3日目は、海外から帰国した同人仲間を彼女の知り合いのサークルまで案内して、あとは評論系を中心に自分の知り合いのサークルを挨拶して回って、そのままオフ会に行けばいい。が、2日目は夕方からのオフ会だけが予定としてあるが、コミケにはジャンル的に見て用がないし…。

 そこで浮上したのが、大阪でのオフ会の最中に出てきた私の部屋へのご招待オフ会である。以前、スキーをしたときに泊めてもらった長野在住の友人にるーみっくグッズに囲まれた部屋を見せてもらったことがあるのだが、今度は私の部屋が見たいというリクエストがあり、同調者も出たので、そのうちできたらということになっていた。そのためのちょうどいい時間の空きができたわけだ。そこで、予定としてその長野在住の友人夫妻とオフ会で同調した1人の計3人を呼ぶことにした。

 なぜ3人だけかというと、単に狭いからだ。4人以上だとちょっとつらい…。そんなわけで今回は直接話に加わった人たちだけにしたのだが、問題はぐちゃぐちゃになっている部屋の片づけである。るみけっと3の準備と後始末で物があふれたままになっているから、この短期間できっちり片づけるのは困難だ。とりあえず、片づけを少しずつ始めてみたが、すぐに挫折した。(こらこら…。笑)

 2日、まともに片づけていたら暮れまでかかってしまいそうだった。こうなったら、今回の招待の趣旨に関係のないものは、みんな押し入れにぶっ込んでしまうしかない。が、その前に押し入れの中を整理しないと…。(汗) 男の部屋なんてもとから雑然としてるものだから、見栄はある程度捨てるとしても、座れる場所を確保しないと話にならない。私のところは何しろ物が多いから…。(いったいいつの間にこんなに集まったんだろう? 汗)

 3日、腹をくくった。まずは効率の悪い収納をしていた押し入れを整理する。そして、収納に困る雑多なものをどんどん押し入れに詰め込んでいく。こうやって出し入れすると意外なものが出てきたりもする。KACの会費用振込用紙(未使用)やら、コミックぱいれぇつ16のサークル入場券やら…。何でこんなもん取っておいたんだろうと思うが、ホントに何でだろう?(自分でも理由がわからん…。笑)

 とりあえず、この日だけで大分片づいた。応急措置なので、本当は片づいたことにはならないのだが、多分、招待したときに襖がはずれて中のものがあふれ出てくるなんていう漫画のような状況にはならないだろう。(笑) ただ、招待したあとにちゃんと押し入れの中を片づける気になれるかどうかだ。多分、ダメだと思うな…。(そのくらいひどい状況だったりして…。汗)

 4日、コミケ前の最後の休日だ。部屋の片づけは午前中に終わったので、午後は外出する。夏コミで頼まれた案内役をこなすために、現地を見ておかないと不安だったからだ。慣れたところへ案内するならいいが、今回のオフ会の会場や待ち合わせ場所はあまり行ったことがなかった。特に津田沼のお好み焼き屋「じぱんぐ」は、何度かオフ会があったものの、ことごとく都合が合わず、参加できなかったから、未だ行ったことがない。それでいてオフ会を設定するのだから、下見しておかないと…。

 まずは地下鉄を乗り次いで待ち合わせ場所の候補の1つになっている大江戸線の蔵前駅へ…。改札前を視察したあと、大江戸線で大門駅まで移動し、今度は2日目のオフ会会場となる店をチェックする。大門駅に戻り、今度は浅草線で蔵前駅へ…。この浅草線の蔵前駅と大江戸線の蔵前駅が離れていて、一旦地上に出てかなり歩かなければならない。その距離感などを確認した。

 そしてまた浅草線の蔵前駅に戻り、浅草橋駅に出てJRに乗り換える。津田沼へ出てじぱんぐへ…。一応、じぱんぐのHPにある地図を見てから行ったのだが、やはりちょっと迷ってしまった。結果的には勘に頼りながらも正しい道を歩いていたのだが、かなり途中で不安になってしまった。帰りにもっと簡単にわかる道が見つかり、とりあえずは一安心…。ハードな下見を終えて帰宅した。

 5日、前日まででほぼ夏コミの準備は整った。休み明けに仕事がたまらないように、あとは当日まで本業の仕事をちょっとがんばる。(おいおい、ちょっとだけなのか? 笑) まあね、もう気持ちはコミケモードに入ってしまってるから…。(笑) でも、ちょっとだけ不安もある。今回、コミケ期間中に泊まる宿が、職場のすぐ近く(徒歩2分くらい)だということだ。もしかして、同僚に見られてしまうかも…。(汗)

 6日、そろそろ委託する本の種類とその冊数を考える。どうせ「映像犬聞録1」は大して売れないだろう。「REAL MEMORIES」は少し売れるかもしれない。「FREE AS A BIRD」は最後の残りを売り切りたい。でも、委託だからそんなに置けないかもしれないな…。カートを引いて行かずに済む程度にしておくのがいいところだろう。今回はオフ会が多いから、荷物は少ない方が…。(笑)

 普段は全然使ってないのに、こういうときになると活躍する携帯電話も充電しておかなければ…。それでもすっかり忘れて、まあいいやで出かけてしまうこともあるのだが、今回は待ち合わせとかが多いからなー。忘れたらえらいことになる…。それでも忘れたら…、どうしようか?(笑ってごまかすわけにはいかねーよなー。笑)

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