飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2002年>

3月12日(火)

 るみけっと3のサークル配置がいよいよ決定。それから1週間で配置図を含む7ページのカタログ原稿を作らねばならない。これではHPの改装どころではない。その一方で、展示品のてこ入れのために出費も続く…。体力と財力、どっちが先に尽きるかな…?(汗)

 6日、原作「犬夜叉」だが、前回、奈落の傀儡が残した水と花の匂いを追い求める犬夜叉たち…。聖域である聖島の話を聞き、島に渡るが、そこで待っていたのは蛮骨だった。水と花の匂いを残したのはこの聖域に犬夜叉たちを誘いこむための罠だったということか…。結界の中で迎え撃つことで、蛮骨の方がより有利になるというわけだ。

 ここでの闘いがどう展開するかは次回以降だが、案内した少年が以前は咲いていなかったと言っている花の正体がちょっと気がかりだ。少年の父親もこの花の中で死んでいたし、半月で白骨化している。この花に何か特殊な力があるのかもしれない。しかし、それなら蛮骨も条件は同じだ。以前は咲いていなかったこの花が咲いていることにはどういう意味があるのだろう?

 そして、即身仏となっているはずの白心上人は…? 即身仏なら生きてはいないはずだ。それならば、この結界は誰が張っているのだろう? 白心上人と奈落の関係は…? またまた謎が増えてきた。謎解きはいつごろになるだろう?(という謎もあるな。笑) とりあえずは、蛮骨と犬夜叉の闘いだが…。

 さて、この日は「うる星やつら(1981年分)」の作品詳細ページの続きだ。所有しているものでカラー掲載されている回の扉絵を取り込んで画像を作る。まだまだコレクションが甘いから、カラー掲載の号にも結構抜けがある。こちらのベーシックなコレクションも進めていかないといけないなと痛感する。もっとも、なかなか求めている号が市場に出てきてくれないというのもあるのだが…。(グッズで散財してるから、出たときに買えないという危険性も…。汗)

 7日、また疲労感がきつくなってきた。HP改装の方は再び中断して、気まぐれモノローグの原文を書く。睡魔に襲われながらも、ようやく4回分がたまった。根性を出せば、この日のうちに更新できたのだが、最近はかなり「根性なし」だ。ファイル自体まで更新したのに、アップロードせずに寝てしまった。

 もうすぐるみけっと3の配置決定だし、それに備えて少し休養しておくことも必要だ。配置からカタログ編集までが、かなり厳しいスケジュールになる。事前に休んだからって、その厳しさがなくなるわけではないが、乗り切る体力は少しでも蓄えておきたい。もっとも、最近は体内の体力貯蔵庫がかなり狭くなってしまったみたいで、蓄えたつもりが、大して蓄えられていなかったということが多い。人間にもバッテリーのメモリー効果ってあるんだな…。(笑)

 8日、気まぐれモノローグだけだが、HPの更新をした。あとは翌日に備えて休養だ。この日までに公式HPで発表されている参加サークルは直接で61。思ったよりも少ない…。1週前の「魂宴」に結構食われてるのかな? やはり、地方から出てくる人は、サークルでも、一般でも、2週続けて上京というのはつらいだろう。連続する休日に並んでればベストだったのかもしれないな。(でも、疲れるか…。笑)

 もっとも、100を超えるサークルが来なくて助かったという面もある。無理して詰め込むと、いろいろな部分で苦しくなってくる。この程度なら、即売会以外の部分にもスペースを回せるし、そちらを主に担当している私としてはややホッとした。少なくてよかったと言ってしまうのも、妙な話だが…。(汗)

 9日、るみけっと3サークル配置決定の日だ。行きがけに池袋に寄って、またセル画を購入する。先週買ったセル画をファイルに収めていたときに気づいたのだが、自分が男であるせいか、女性キャラのセル画が多い。しかし、現在のイベント参加者はほとんどが女性だ。それを考えると、男性キャラのセル画をもう少し仕入れておかないといけないなと思ったのだ。

 男性キャラのセル画も持っていたのだが、昨年のるみけっと2で2枚プレゼントしてしまった。(汗) 今になってちょっと失敗したなと後悔してみても始まらないので、購入して補充することにしたのだが、主人公クラスでも男性キャラのセル画は比較的安い。これは、セル画コレクターの大多数が男性だということを反映しているのだろう。この日は男乱馬を2枚仕入れた。

 犬夜叉も仕入れたいところだが、制作会社のガードが堅いのだろう。ほとんど「犬夜叉」のセル画は市場に出回らない。ごく一部、流出しているものもあるが、アップなどはまずない。しかも、大したものでなくても希少だから、ものすごい値段がついてしまう。「犬夜叉」ファンも多いだろうから、できることなら「犬夜叉」のセル画も調達したいのだが、現状ではちょっとできない相談という状況だ。(汗)

 さて、るみけっと3の配置だが、毎度のことながら苦労する。どんなレイアウトにしても、すべての場所が平等というわけにはいかない。どうしてもいい場所、悪い場所ができてしまう。悪い場所にいってしまうサークルには申し訳ないのだが、特定のサークルを意図的に悪い場所へ配置するようなことは決してない。連続で悪い場所にいかないように配慮してあげたいところだが、そのためには過去のデータをしっかり保存しておかなければならないし、それを参照しながら配置をしていたら、1日ではとても終わらなくなってしまうのでご容赦願いたい。(汗)

 まずは、スペース数に応じて机の配置を先に決める。次に、参加申込書に書かれている内容から、ジャンル(カップリング)分けをする。各ジャンル(カップリング)ごとにスペース数を集計して、なるべく同じジャンル(カップリング)が同じ島の中に収まるように振り分けたり組み合わせたりする。複数のジャンル(カップリング)を手がけているサークルは、なるべくそれらの境目に持ってきたりという操作はする。

 そのようにして、まず机にジャンル(カップリング)別の区切りを作ったら、その中のサークルの並び順はもう申込書をシャッフルして無作為に行う。ただし、隣接希望とか2スペースのサークルもあるから、無作為と言いつつ、その部分は調整している。このような方法で配置を決めているので、不運なサークルが連続で悪い場所に行ってしまう可能性もあるのだが、そこに意図的なものはないということはわかって欲しい。

 配置が決まると、早速サークルカットの切り貼りである。そして、サークル配置図と会場全体図の作成が、翌週までの私の宿題となる。さらにるみけっと資料室とプレゼント抽選会の原稿が合わせて5ページ…。1週間で合計7ページの宿題だ。結構厳しいものがあるな…。(こういうのを任せられる人材が欲しい…。汗) 作業後、夕食をとって22時前に帰宅した。

 10日、出勤だ。昼休みを利用して、サークル配置図の作成をする。昨年とは会場が違うので、流用はできない。Pioの利用案内の平面図を見てせこせこと線を引く。だが、ワープロソフトで簡易的な作図をしているので、縮尺が正しく出ない。それに、印刷されたときのことを考えると、あまり文字を小さくしてしまうわけにいかないから、結構苦労する。一応、前日の話し合いに出てきた内容に沿って作図してみたのだが、いくつか疑問点も出てきた。

 PFDファイルにしてその日のうちに代表に見てもらおうかとも思ったのだが、会場全体図作成のために、翌日、Pioに下見に行くことにしていたので、それを済ましてからにしようと思い直した。図面だけではわからないことも多い。特に展示では壁面に資料を貼り付ける予定なので、壁面の材質が問題になってくる。テープが貼り付きにくい材質だったら、何か別の方法を考えなければならないし、最悪の場合、壁面展示を断念しなければならないかもしれない…。それによって、レイアウトが変わる可能性もある。

 今回は原画、動画、セル画といったものの展示が中心になる。机の上では見にくいし、あまり多くの枚数を展示できない。どうしても壁面への貼り付けが必要だ。お金のかけられる企業イベントならば、展示用ボードを持ち込んでしまうというのが確実でいいのだが、そこまでしなければできないようなものは、ファン自身による手作りイベントには分不相応だ。最善の努力はしてみるつもりだが…。(って、自分がいちばんやりたがってるくせに。笑)

 11日、午後からPioの下見に行く。昨年、1階についてはすべて下見したのだが、2階部分については足を運ばなかったので、小展示ホール周辺がどうなっているのかまるでわからない。宿題を片づけるためには実働あるのみである。ところが、京急蒲田駅東口に出た途端、ちょっと戸惑う。工事中で出口の位置が若干変わっているし、昨年目印になったKFCがなくなっていた。第1京浜国道に出てしまえば、もう迷うことはないが、当日も駅の出口ではちょっと違和感を感じるかもしれない。

 Pioに着くと、たまたま書道展が開かれていて、小展示ホールとその入口のロビーにも無料で入ることができた。まずは、トイレを確認したのだが、図面とは男女が逆になっている。やっぱり来てよかった。もっとも、図面のまま作図していても、別に混乱することはないだろう。大したことではないのだが、作図者としては恥をかくことになるところだった。

 次にロビーのところで思わず絶句した。中央に太い柱がで〜んと立っている。ロビー全体の広さを視覚的に半減させてしまうくらいの威圧感だ。このロビーをコスプレ広場にするという方針だったのだが、この柱のせいで見通しがきかない。また、ビデオ上映用のTVと休憩兼視聴用のイスもここに設置する予定だった。それを設置しても、図面上の面積から考えると、それほどコスプレ広場に影響はないだろうと思っていたのだが、この柱のせいでそのもくろみが一気に崩れてしまった。(汗)

 よく見ると、確かに図面上にも丸く描かれているものがあった。これが柱であることを見落としていた我々が悪いのだが、当初計画どおりでは無理なのは明白だ。コスプレ広場を別の場所に移すか、TVとイスの設置をやめるか検討しなければなない。新たな問題点が出てきてしまったな。もっとも、当日になってあわてるよりはずっといいが…。

 小展示ホールに入ると、またしばし固まった。思っていたよりも狭く感じる。図面に示された寸法はあるんだろうが、体感面積はそんなに広くないという印象だ。この日の書道展が厚みのある木製展示パネルを持ち込んでホール内を細かく仕切っているので、狭く感じるのはそのせいもあるかもしれない。とりあえず、図面上の寸法を信じるしかない…。

 問題の壁面だが、木製パネルで完全に覆われてしまっていて、展示を予定している場所の壁面の材質を確認することができなかった。入口側とその向かい側の壁面は布貼りだ。展示を予定してる面も同じだと最悪だが、恐らくロビーの壁面と同じく、ざらざら感のある金属面ではないかと思う。金属なら、まだ救いがあるのだが、このざらざら感が気にかかる。ツルツルならば問題ないのだが、この手の面はテープが貼り付きにくいような気がする。うーむ、まずいかな…。(汗)

 その他、作図にあたって必要な部分を一通り見て回り、Pioを後にした。帰り際にどこかに寄ろうかとも思ったのだが、相次ぐセル画の購入などで懐具合も本格的に厳しくなってきたし、思ったよりも疲れてしまったので、そのまま帰宅した。帰宅してすぐ、Pioの壁面と似たようなざらざら感のある金属面にセロテープで若干重みのあるものを貼ってみたのだが、すぐに剥がれ落ちてしまった。これは…、かなりやばいかもしれないな…。(汗)

 そして、アニメ「犬夜叉」だが、アニメオリジナルの椿シリーズ続編だ。例の紅白巫女が登場する。あまり期待していなかったのだが、結構面白かった。原作に追いつかないように時間を稼ぐための続編挿入というのが見え見えだから、その辺に無用の引き延ばしという印象を受けてしまう面もあるが、作品単体としては悪くないと思う。第59話のアニメオリジナルよりもかなりよくなっている。

 ちょっとおふざけギャグに走り過ぎた感もあるが、たまにはこういうのもいいだろう。あの巨大な犬夜叉もどきとかごめもどきには、正直言って笑わされた。何の意味があるのかと言われると何もないのだが、あれはあれで非常に単純な意味でよかったのではないだろうか。(笑) 紅白巫女の2人を見ていると、何となくアニメ「らんま」のリンリン、ランランを思い出してしまう。あそこまでドジでなく、ちゃんと巫女の修行の成果は見られるが…。でも、何となく…。(笑)

 その展開の中で、椿がかつては1人の陰陽師のもとで正統派の巫女として修行していたことが描かれていた。ここまで出すなら、椿が道を踏み外して黒巫女になっいく過程も詳細に描いて欲しい。若さと美しさを保ちたいためという理由は出てきているけど、なぜそこまで執着するようになっていくのか…。次回にそうしたものが出てくるならば、この続編挿入も結構いいものになると思う。アニメスタッフのがんばりに期待したいが、難しいかな…?(汗)

 さて、夜になると疲労からくる睡魔がきつかったが、下見の結果を代表に報告し、作図にあたって確認しておくべき事柄について質問を投げかけて、回答を待つことにした。これだけはこの日にやっておかねば、自分の宿題が厳しくなる。メールしたあと、すぐに寝たが…。

 12日、早速代表から返事があり、その方針をもとに作図をする。ロビーにTVと休憩兼視聴用イスを置くのをあきらめ、ロビーはコスプレ広場と本部のみにした。その代わり、ホール内の机の配置を工夫してホール入口付近に休憩スペース(TVを含む)を確保した。また、ホール内の広さに対する不安から、即売会中に行列を作るのは得策でないと考え、即売会中に福引をするのはやめにし、第1回と同様に即売会後にプレゼント抽選会の当選発表をすることにした。

 そうなると、抽選にかかる時間の関係でどうしても賞品の数が減ってしまうので、その分、大物の数を増やしてなるべく見劣りしないようにしようと思う。ただ、昨年のカタログで呼びかけたプレゼント用グッズの提供に応じて、何人かの方から送っていただいたグッズが出しきれないのが申し訳ない。将来のためのストックとして、必ず役立たせていただくつもりだが、どちらかというと小物が多いので、いずれ小物抽選大会をやらないといけないかな…。それだけのイベントっていうのも悪くないと思うんだが…。

 即売会中の福引をやめるなら、プレゼントスペースは単なる応募受付スペースとなる。カタログにも賞品の写真は載せるつもりだが、現物の状態を確かめたいという人もいるだろう。当初は現物の展示はしないつもりだったが、この変更に伴って展示をすることにした。あまりスペースがないので、広げて展示はできないが、要望があれば広げて見せるなどの対応を取りたいと思う。

 サークル配置図に続いて、前日の下見に基づく会場全体図を作成した。それらをPDFファイル化し、HPの空きスペースにアップロードして代表に確認してもらうようメールを出した。指示をを待って最後の修正をすることで7ページ中2ページは完成となる。残るは「るみけっと資料室へのお誘い」と「プレゼント抽選会」の5ページ分だが、まだ展示品と賞品をはっきり決めていない。まずは、それから決めないと…。(結構それも大変なんだよ。汗)

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