飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2002年>

2月26日(火)

 2月も末にさしかかってきたというのに、まだ体調が完全には戻らない。疲れが背中にたまって思考能力が低下してくる。ちょっと休養が必要かもしれない。もう間もなくるみけっと3の準備の方が始まってしまうが…。(汗)

 20日、原作「犬夜叉」だが、風の傷を蛮竜を盾にして避けた蛮骨…。蛮竜が傷ついた程度で助かったのは、銀骨が犬夜叉を拘束して鉄砕牙を振り切らせなかったからだろうか。蛮骨が銀骨に礼を言っているのだから、そういうことなのだろう。まともに風の傷を食らっていたら、蛮骨も危なかったに違いない。強いといっても、竜骨精ほどのタフさはないというわけだ。

 しかし、奈落の指示で蛮骨らは撤退する。よほど戻って欲しいらしいと感じた蛮骨…。その理由は何だろう? そのとき、りんが琥珀をつけてきて洞穴に入っていた。りんが来たということは、近くに殺生丸がいるということだ。奈落が体を構成していた雑魚妖怪に分裂して身を隠しているとしたら、ひとたまりもなくやられてしまうだろう。その危機感から、蛮骨らを呼び戻したとも考えられる。

 琥珀に救われて殺生丸のもとに戻ったりんは、殺生丸がやはり琥珀を殺す気なのではと心配している。要するに、琥珀を殺さないで欲しいわけだ。一方、からくりが読めてきたと言う殺生丸…。やはり、あの洞穴の中の雑魚妖怪たちは奈落なのだろうか? からくりが読めてきた殺生丸はどうするつもりなのだろう? ということで、また次回に期待だ…。

 さて、この日は本来出勤するはずだった日曜日の代休だ。日曜日に出勤しなかったが、扱いとしてはその日曜日が休暇になり、この日はあくまで正規の休日なのである。ということで、HPの改装作業がはかどった。作品年表が完成し、それを表示するための親フレームページも作った。ブラウザによって親フレームの項目名の枠の幅とページ内フレームの年表の各項目の枠の幅がズレて難儀したが、平均的な位置に収め、微妙なズレは許容してもらうことにした。(もうこれ以上、ドツボにはまってるわけにいかないし…。笑)

 さらに、各作品の詳細ページも3作品分仕上げた。こちらはタイトルを表示するヘッド部と詳細記述を表示するボディ部を普通のフレームで分ける形式だ。初出掲載誌の表紙など、ボディ部内での参照画像は今まで画像に直接リンクを張っていたのだが、それでは元の記述が見えなくなってしまうので、別の小さいウィンドウを開いて表示することにした。何もかも非常に順調にいった1日だった…。

 21日、合間に少しずつ書きためて4回分たまった気まぐれモノローグとHP改装の第1次中間報告をまとめてHPの更新をした。いろいろあって遅れている。開設5周年にあたる15日付近に公開されるものと思って待ってる人もいるだろう。しかし、実態は全然間に合わない状況だ。というより、改装の規模が大きくてそんなに簡単にできるものではない。その点を理解してもらわなければならない。

 このままのペースだとかなり公開は遅くなるだろう。しかし、ここまではいい感じで自分が目指すHPが作れている。あわてて中途半端な状態で一部だけ先行公開するより、納得できるレベルにできあがったものを見てもらいたい。今か今かと期待して待ってくれてた人には申し訳ないが、腰を据えてじっくり構えたいのだ。ということで、これからも進展があるごとに中間報告をしていくことにした。

 22日、作品詳細のページは、「勝手なやつら」まで出来上がった。単純に体裁を変えるたけなら、もっと早くできるのだが、より完成度の高い一覧にしたいので、加筆や画像の追加をしている。これまで、初出掲載誌の表紙などは高橋先生の絵が載っていなければ画像を出さないことにしていたのだが、これからコレクションをしたいという人が参考にするという用途も考えられるので、私が所有しているものは出し惜しみせずに出すことにした。

 この作品一覧の改装を手がけてみて、改めて自分の作ってきたもののでかさを感じた。これから先、こんなものを0から作る物好きはそんなには出てこないだろう。よりいいものが作られるとしても、この一覧が参考にされる可能性は低くない。私と高橋先生は3つしか歳が違わないから、男女の平均寿命から考えると私の方が先に死ぬことになる。完全な作品一覧は私の手では完成できない可能性が高い。誰かが完成させてくれるだろうが、そのための参考として、できるだけ詳しいものを残しておきたいのだ。

 こういうベーシックなものは爆発的な需要があるわけでもないし、作り上げてしまえばほとんど更新されることもないので、あまりリピーターの獲得にはつながらないだろう。しかし、逆に時代の流れにあまり左右されることなく残っていき、多くのるーみっくファンにとっての共有財産となり得るものだ。同人誌もいい。私の同人漫画を喜んでくれる人もいる。でも、本当に残すべきなのは、こうしたベーシックな記録ではないかという気がしてきた。

 様々なグッズや資料、知識や経験…。本当にすごい人たちに比べたら、まだまだ甘いと言われるレベルかもしれないが、それなりに蓄えてきたものがある。それらを自分の頭の中に抱えたまま死んでしまったら、また誰かが調べてまとめ直さなければならない。その間に資料や記憶のうちのいくつかは、後に伝わらずに滅失してしまうかもしれない。生き字引がそのまま死ぬと、ただの字引が残るなんて都合のいいことにはならないのだ。生きているうちに字引を作っておかねば、何も残らない…。自分が生き字引だなんて、自惚れるつもりはないが、生き単語カード、いや生きカンニングペーパーくらいにはなれるかな?(笑)

 23日、作品詳細のページをどんどんと進める。ようやく「うる星やつら」に到達した。「うる星やつら」は、最初から定期連載だったわけではない。まず1978年に5話連続から始まり、単発の読み切りを数話挟んで1979年に10話連続、さらに読み切り数話を挟んで1980年から定期連載が始まるのである。現在の一覧では、長期連載作品は書くことが多すぎて収拾がつかないと思い、多分に逃げている部分があった。年表へも第1話が掲載された年に1度だけ載せているだけだ。

 しかし、実際には毎年執筆しているわけだし、だんだん作品の質や傾向も変わっていっている。今回の改装では、そうした諸々のことをすべて逃げずに書くことにした。そんなわけで、「うる星やつら」だけでもえらい手間がかかることになってしまったが、本人がその気になっているのだから、温かく見守ってくれぃ!(笑)

 24日、母のパソコン教室は、ここししばらくソリティアの自習だった。もうすっかり自分で立ち上げてゲームをし、電源を落とすまでは覚えたようだ。まだたまにだが、自分の力でゲームをクリアできるようにもなったらしい。そうなると、そろそろ別のことが覚えたくなってくる。ということで、この日はメモ帳を立ち上げて文字の入力練習をさせた。まずはアルファベットを順番に、続いて日本語に切り替えてあいうえおを順番に入力させる。ローマ字が全然ダメなので、日本語はカナ入力にするしかない。ちょっと大変だが、まずはキーの位置を反復練習して感覚で覚えてもらう。これでまた、しばらく自習だな…。(だんだん教え方がいい加減になってきたような…。汗)

 作品詳細のページは、1979年に入っている。「うる星やつら」、「ダストスパート!!」といった作品では、カラー掲載だった回で初出掲載誌を所有しているものは、すべて扉絵の画像を見られるようにした。「犬夜叉」は少年サンデーグラフィックで、連載時のカラーページが復活しているが、こうした古い作品のカラーページが完全復活されることは、まず期待できないだろう。雑誌を広げての取り込みなので、紙のしわやのど(綴じ目側)の影などがどうしても出てしまうが、私のところでできるかぎりのことはする。将来、不要になればなったで、それに越したことはないし…。

 25日、アニメ「犬夜叉」は、オリンピック特番のためにお休みだ。作品詳細のページは1980年に入った。ここから「うる星やつら」と「めぞん一刻」の定期連載が始まるから、結構大変だ。この日はまず「うる星やつら」の方の作成でまるまるつぶれてしまった。しかし、こうやって改めて時系列に沿って作品を見つめ直すと、意外と気づかなかったこと、見落としていたことに気づく。言われてみれば確かに…と思うのだが、何気なく単行本を流し読んでいたのでは味わえない再発見がある。

 今回、気づいたのは「君待てども…」や「君去りし後」など、あたるとラムの関係にスポットを当てた傑作が、定期連載が開始されて間もなく登場しているという事実である。以前から、漠然と初期の傑作というイメージは持っていた。1980年の作品だということを知っている人も結構いるかもしれない。しかし、定期連載が始まって間もなくと言われると、「そんな頃から早くもこんな傑作を…?」と改めて感銘を受けてしまう。もちろん、それまでの経験の積み重ねというものがあるが、定期連載前の「うる星やつら」から一気に作品が成長したという感じがする。もちろんそれは、高橋先生自身が成長したわけなのだが、いずれにしてもすごい…。

 私が「うる星やつら」の初期原作を読んだのは1987年、「めぞん一刻」の連載が終了して「らんま1/2」が始まるまでの連載ブランク期間である。末期の作品は、少年サンデー誌上で読んでいたのだが、単行本を買って頭から読んだのは、連載がなくなってるーみっく作品に飢えていたこの時期だった。ごく初期のちまちました絵柄とドタバタした展開は、私には性格的になじめないものがあったのだが、思わず「おおっ!」と心動かされ、釘付けになる転機となったのが「君待てども…」のラストシーンだった。それが思っていたよりも早い時期に描かれていたことに、改めて感銘を受けたのである。それだけと言えば、それだけなのだが…。(笑)

 26日、作品詳細のページは「ザ・超女」まで仕上がった。平日はやはり進みが悪い。この付近の短編は、そんなに加筆するところがないから単純作業なのだが、それでもこの程度しか進まない。やっぱり、もっと進んでから改装予定を発表すべきだった…。というより、自分が作ってきたものを軽く見すぎていたな。思ってたよりずっとすごいものだったんだ、これって…。(少なくとも、量的には…。笑)

 体調はまだ戻らないし、進み具合の実態はそんなによくないのだが、それでも意欲的に向かえる状態なので決して悪くはない。この先もこの意欲が萎えなければいいのだが、早くもちょっとかげりが出てきたような…。かなり、疲れがたまってきた。(汗) 少し休養が必要になるかもしれない。るみけっと3の方も目前に迫ってきているし…。

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