飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2002年>

1月22日(火)

 いよいよHP改装のための試作に入った飛鳥…。DHTMLなどを使って、少し動きのあるページにしようと工夫をこらす。参考にしている図書が2〜3年前のものなので、最新の技術というわけにはいかないが、今よりは見栄えのするHPになるだろう。試行錯誤しながらなので、結構大変な作業になりそうだが…。

 16日、原作「犬夜叉」だが、睡骨は元々多重人格だったらしい。白霊山の結界の力が七人隊の睡骨を直接封じているのかと思っていたのだが、結界の力は医者の睡骨の人格が七人隊の睡骨の人格を封じるのを手助けしていたということになるのだろう。二重人格とは思わなかったから、七人隊の睡骨が覚醒したことでもう医者の睡骨は消え去ったのかと思っていたのだが、医者の睡骨に戻って欲しいと願う子供たちの声に反応する。まだ、医者の睡骨の人格が戻る可能性は残されているらしい。

 一方、死魂が抜けて動けない桔梗を白霊山の結界の外に連れていく犬夜叉たち…。桔梗を抱いて結界の外へ向かう犬夜叉を見て、つい犬夜叉の桔梗に対する気持ちやかごめの心の広さのことを口にしてしまう珊瑚と弥勒、それに対するかごめのリアクションに過敏に反応して凍りついてしまうところがいい。よほどかごめの嫉妬が恐ろしいと感じてるんだろうな。(笑)

 そして、ようやく気がついた桔梗。すべてこの土地のせいだと語る。いよいよ次回は桔梗によってこの土地の秘密が明かされるのだろう。白霊山のふもとのこの土地にいかなる秘密があるのか、次回を楽しみに待つとにしよう。

 さて、この日からいよいよHP改装のための試作を始めた。とりあえずはトップページだ。実を言うと、2年半くらい前にもJavascriptやDHTMLの勉強をし、現在のHPのデザインでタイトルの文字とあかねちゃんの画像が動いて配置される試作ページを作ったことがあった。しかし、当時はまだ最新バージョン(IE、Netscapeとも4.0以降)のブラウザでないと使えない機能だったし、ページが完全に読み込まれて画像が動くまでの間、動く予定の画像が変な場所に固まって読み込まれているのが見えてしまったりして格好が悪かったのでやめたという経緯があった。

 そのときに勉強に使った本を参考にしているので、最新の技術導入というわけにはいかない。しかし、少し遅れ気味の技術の方がどのブラウザでもできるようになってる可能性が高いし、かえっていいのではないかという気もする。その本を開いて、漠然と思い描いているイメージを実現できるサンプルを探してみる。

 と、メニューバーというサンプルが見つかった。普段閉じているメニューバーをクリックすると引き出しのように下に開いて、その中に文字や画像、リンクを記述できる。ちょっとしたサブウィンドウだ。例えば、「高橋留美子*ぷち資料館」という大分類にあたる階層をバナーにしておいて、その下にこのメニューバーをつけ、引き出しを開けて資料館内のサブメニュー(個々のページへのリンク)を出す…というイメージだ。これはなかなかいいと思った。

 複数ある大分類は、できれば横に並べれば重なり合わずに済むのだが、文字のサイズなどを考えるとそれぞれがそれなりの広さを必要とするし、ちょっと横には並べ切れない。縦だと重なってしまうが、そのときは優先順位を決めておいて、1つだけ表示するようにすればいいだろう。ちょっと応用技術が必要になりそうだが、その方向で進めてみることにした。

 そこで考えなくちゃいけないのが、タイトル画像のサイズだ。今のままではでかすぎる。左にメニューバーつきのバナーを持ってくるなら、右半分程度に収まるようにしなければ…。ページが読み込まれて最初に見えるのがタイトルとJavaアプレットの電光版だけというのもやぼったい。もっと小さく、シャープな方が見栄えするだろう。それにあのあかねちゃんの画像もそろそろ古いんじゃないだろうか? などなど、いろいろ考えてみた…。考えたところまでで、この日は終わりだったが…。

 17日、新しいタイトル画像を試作してみる。タイトルそのものも「飛鳥杏華のホームページ」というのはちょっとやぼったい。開設当時は、まだどの検索エンジンを使っても、るーみっく関係のページは2〜3しか引っかからなかったような頃だったし、自分自身がどこまでまともなHPを作れるか自信がなかったので、あまりかっこつけた名前にしたくなかったという事情があった。しかし、現在ではしゃれた名前のHPがほとんどだし、私のHPもそれなりに評価してもらえてるので、ここらで愛称の1つもつけようかという気になった。

 そこで、タイトル画像は「飛鳥杏華のホームページ」という文字を小さくアーチ型にデザインし、その下に漢字3文字の愛称を大きめに配置した。その愛称というのは、発想が貧困というか、ほとんどそのまんまで芸がないというか、何ともありがちな名前なのだが、飛鳥杏華というペンネーム同様、それなりの意味は込めた名前なので、これで押していこうかと思う。その愛称は、新装オープンまで内緒ということで…。(笑)

 次にあかねちゃんの画像をどうしようかという問題だ。飛鳥杏華といえば、同人漫画のイメージなどからすれば、象徴的キャラはかすみおねーさんだ。新装オープンだし、思い切ってかすみおねーさんの画像に変えるというのも考えてみたのだが、あかねちゃんの画像にも愛着があるし、ここの看板としてかなり定着している。それに、あとに続く作業量を考えると、ここで新しい画像作りに時間をかけてしまうのは得策ではない。そんな理由もあって、結局、タイトル文字のサイズに合わせて縮小するだけで、あかねちゃんの画像は存続することになった。

 そして、とりあえず「高橋留美子*ぶち資料館」だけ仮のバナーとメニューバーの画像を簡単に作成して機能のテストをしてみた。ちょっとサンプルとは表示する位置やサイズが違うので、細かいところにズレが出たりしたが、それはあとで座標の値を微調整すればいい。まずまずテストは良好だった。このかたちでまとめることができれば、今のようにスクロールして下の方を見ないと個別のページに飛べないという問題は解消できる。自分でもわくわくしてきた…。

 18日、「高橋留美子*ぶち資料館」のバナーとメニューバーの画像をちゃんと作ってみる。ちょっとメタリック調のデザインだ。メニューバー開閉時の位置ズレも微調整してきれいに動くようになった。ついうれしくなって、自分で何度も開閉テストをしてしまう。(笑) 自画自賛と言うが、まさにそんな状態だった。しかし、問題は2つめ以降で、複数のメニューバーを重ねて開いたときの処理だ。これはサンプルには載っていないから、自分で理屈を考えて組まないとならない。

 とりあえず単純に設置してみて、問題点をチェックしてみる。と、やはり両方開くと下メニューバーの引き出し画像が上のサブメニューの中に残ってしまう。イメージとしては、上のサブメニューの裏に下の引き出しの画像が隠れてくれないと困る。理屈はだいたいわかったので、そうなるようにscriptをいじってみるが、なかなか思いどおりにはいかない。つまらないところでミスしているのだろうが、なかなかそれが見つからない。結局、この日はうまくいかないままだった…。

 19日、出勤だ。職場でもちょっと簡易的なメニューバーを作って動作を試してみる。しかし、なかなかうまく動いてくれない。ちょっとドツボにハマった状態だ。いじればいじるほどエラーが出たりして、まったく動作が確認できなくなる。まだ最初の方が動くだけマシだった。ある程度苦労は覚悟していたが、ちょっとイライラしてくる。

 帰宅後、スマートなやり方ではないが基本に戻って、上のサブメニューを重ねて開いたとき、下のサブメニューとメニューバーの引き出しを強制的に消し、上のサブメニューを閉じたときにまた現れるように組み直してみた。と、いままでのことがウソのようにうまくいった。どうも、scriptの記述を含め、何事もスマートにやろうとしすぎて、基本的なことを見失っていたらしい。(やっぱり、基本が大事なんだな…。汗)

 一旦うまくいってしまうと、見てくれの悪くなったscriptをスマートにまとめる方法も逆に見えてくる。気持ちに余裕が出てくるからだろう。そうなると、バナーやメニューバーの引き出しのデザインにももっと凝りたくなってきた。一旦、メタリックなデザインで作ったのだが、どうもタイトル画像と合わない。むしろ、和風の木目調の方がよさそうだ。ということで、バナーとメニューバーの引き出し画像をまた作り直した。こんなことばかりしてると、進まないんだけどね…。(汗)

 20日、るみけっと3のスタッフ打合せだ。が、この日の参加者は少なかった。詳細は配置が決まってからなので、現段階では特に問題はないのだが、2月11日に浅草橋の東京文具共和会館で開かれる犬夜叉オンリーイベントの「おすわり」に100を超えるスペースが集まったということで、るみけっとにもそれだけの応募があったとき、どう配置するかということの検討では頭を痛めた。

 実際にそんなに来るかどうかわからないが、来たときの対処は考えておく必要がある。基本的に抽選で落とすということは考えていないから、できるだけ詰め込める配置を考えなければならない。ホール内に展示スペースや休憩スペースをとろうとすると、とてもじゃないが100を超えるスペースは配置できない。サークルの後ろ側を企業主催イベント並みに狭くしてしまえば簡単だが、あれはさすがに厳しいので、ある程度は余裕をあげたいし、通路の幅もそれなりに確保しないといけない。

 昨年の大展示ホールならそれでも余裕なのだが、小展示ホールはそうやって実際の寸法を当てはめていくと、思っていたより狭い…。結局、打合せの場では結論が出ず、持ち帰っていろいろなパターンを考えてみることになった。それによって、私が担当する展示スペースの広さも決まってくるし…。

 それはそうと、この打合せの場で「おすわり」の話が出て、重大なことに気がついた。新しいパソコンに夢中になっていて、「おすわり」に参加申込みをするのをすっかり忘れてしまっていたのだ。(ちゅど〜ん! 汗) うーむ、冬コミで売れ残った新刊を少しでもさばいておきたかったのだが、何たるドジ…。とりあえず、その場で委託はお願いしておいたが…。

 打合せ後、帰宅途中に秋葉原に寄って、またソフトを見て回った。HP改装にあたって、自分のオリジナルコンテンツを無料配布してみたいという希望もある。私の場合、音楽もやっているから、自分の作った曲をMIDIファイルにして配布というのも以前からしてみたかった。まあ、大した曲ではないけれど、BGM代わりに聴く分にはそんなに悪くないだろう。そんなわけで、MIDI音楽を作成するソフトを探していた。

 MIDI音楽自体は1987年〜1992年頃、NECのPC-8801mk2にMIDIインターフェイスを取り付け、カモン・ミュージックのRCP-88というソフトでYAMAHAのDX-7、FB-01、RX-15といったFM音源機器を制御して作っていたことがある。完成演奏はDATに記録してあるのだが、当時はDATの知識もあまりないままに録音してしまったので、みんなオーバーレベルでCD-Rに焼くのが難しい代物になってしまっている。(そのままDATデッキで聴く分には、歪んでないように聴こえるのだが…。汗)

 それに広く配布するなら、やはりGM音源で作っておいた方がいいだろう。ということで、手頃でそれなりにいろいろできるいいソフトがないか探したのだが、MIDI自体すたれてしまったのだろうか、ほとんどソフトが出ていない。一時は結構流行ったこともあったのに、これも時代の流れだろうか…。かろうじて残っているいろいろできそうなソフトは、Singer Song Writer 6.0とそのLite版だけのようだ。まあ、すぐに買うつもりはなかったので、この日は買わなかったが、選択肢がほかにないというのは淋しいな。別にそのソフトに不満があるわけではないが…。

 帰宅後、3つめ、4つめのバナーとメニューバーを設置してテストする。もう失敗はない。問題は実際にNET上にUPしたときの実行速度だが、これは実際に試してみるしかないだろう。以前試したときの感じでは、JavascriptやDHTMLの場合、元がテキストだから、結構サクサク動くという印象があったので、大丈夫だと思うが…。

 21日、HPの試作は一休み。少し頭を休めることにした。アニメ「犬夜叉」は、桃果人の話の前編だ。前々から人面果の扱いが原作とは大分変わるという話は聞いていたが、あの木そのものが妖怪で、桃果人を操っていたというかたちになるとは…。せいぜい、人間の首そのままという絵柄が変わる程度と思っていたのだが…。

 人間を食うという行為もさすがに出せなかった。これはまあ当然だろうが、ひょうたんの中に閉じ込めるというのは、西遊記をすぐに連想できてしまって、何となく安易に流用したように思えてしまう。腹に近い部分で何かを考えないとならないとなると、確かに選択範囲は狭いのだが、ちょっとまともに行き過ぎかなという気がする。

 それと桃果人の声が想像していたのに比べて細かった。あの体型だから、もっと太い声を連想していたのだが、ちょっと意外だった。その声はまだいいのだが、どうも桃果人が自分の意志でなく、人面果の木に操られているという設定が個人的には今一つ気に入らない。人間の心を持つ半妖の犬夜叉と元は人間だったのに妖怪のような心を持ってしまった桃果人の対比というのが弱くなってしまう気がして…。

 22日、5つめのバナーとメニューバーを設置し、これでほぼトップページの主要部分はできた。バナーとタイトル画像の間にスペースができたので、そこにちょっとしたお知らせでも入れようかと考えた。何をお知らせするかと言われても、何も思い浮かばないのだが、ただ間をあけてしまってもしょうがないので…。(ちょっと無計画だったな…。今さら、タイトル画像を大きくするのも何だし…。汗)

 そんなわけで、大分HP改装のイメージも出来上がってきた。そろそろ本格的な計画を立てて告知もしようと思う。もっとも、その前に遅れてる気まぐれモノローグを何とかしないといけないというのがあるのだが…。(それがいちばん頭痛かったりして…。笑)

メニューに戻る