飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2002年>

1月15日(火)

 フリーマーケット「スーパー・フェスティバル」に友人のコネで便乗参加させてもらった飛鳥…。新しいパソコンソフトの費用に少しでも何か売れればと思ったのだが、あまり売れなかった。(汗) 終了後、その友人の奥さんの実家にみんなで押しかけて宴会…。結構、酔っぱらってしまった。(すげー迷惑…。汗)

 9日、原作「犬夜叉」だが、やはり医者の睡骨は七人隊の睡骨だった。蛇骨に斬られ、血を流したことで目覚めわけだが、医者のくせに血を見るのが怖いというのは、血によって覚醒することを七人隊の睡骨を封印している力が医者の睡骨に恐れさせていたからかもしれない。しかし、とうとう目覚めてしまった。目覚めた睡骨はいきなり子供を絞め殺そうとする。もう、医者の睡骨はどこにもいない。

 一方、相変わらずいい味を出してくれてるのが蛇骨だ。煉骨に犬夜叉の相手をさせてもらえないので、実は煉骨も犬夜叉が好きなんじゃないかと疑う。そういう発想になってしまうところやヤキモチを妬いたりするところが妙にかわいい。(笑) 不機嫌そうに不本意な役目を果たす姿も何となくいいな…。とっても人間臭くて(って、一応人間なんだけど)、憎めない。高橋先生も結構気に入って描いてるのではないだろうか。

 さて、この日はたまっている気まぐれモノローグの原文書きを進める。たまりすぎて飛ばしてもいいくらいなのだが、できるだけ途切れさせずに追いついていきたい。これを4回分まとめて、とりあえず今年最初のHP更新をしたかった。まだ、HP改装についてはまとまっていないから、そちらの発表は月末くらいになるだろうが、新刊の通販も開始しないといけないし、新しいパソコンでいろいろ試してばかりもいられない。(試すと称して遊んでいるようなもんだし…。汗)

 しかし、なかなか原文の方は進まなかった。やはりため込み過ぎだ…。こうなったら、通販のページだけでもと思ったのだが、いろいろと試しているうちに深夜になってしまい、結局そのまま寝てしまった。うーむ、ちょっと出足から腰砕けだな…。(汗)

 10日、前日に続いて気まぐれモノローグの原文を書くが、4回分はとてもたまるような気配がない。そこで、気分転換にまた「めぞん一刻・原作初出掲載時資料室」を2話分ばかり手がけた。といっても、うち1話は特筆点が全然なかったから、実質的には1話分のようなものだ。これも、こうやって折りにふれてコツコツやっていけばもっと進むのだろうが、やりたいことが多過ぎてなかなか集中できない。本格的に集中するなら、同人誌の方をやめないと難しいだろう。しかし、どっちも捨てられないなぁ…。(汗)

 この日のうちに一通り更新の準備は済んだ。が、結局この日も更新はできなかった。またしても、新しいパソコンであれこれやってるうちに深夜になってしまったのだ。やるべきことをやらずに他のことをしてしまうのは、決していいことではない。ただ、気持ちがネガティブになって、やらなくちゃいけないのはわかってるけど、やる気が起きないというのとは違う。むしろ、新たなことへの興味が勝って気が散ってしまってるので、気持ち的には非常にポジティブな状態にある。

 こういう新鮮な興味というものは非常に大切だ。創作意欲につながっていく。新しいことができるようになれば、これを使って何かやってみようという気になる。大学を卒業して就職浪人してしまったとき、もしネガティブにふさぎ込んでしまっていたら、今の自分はなかっただろう。そんなときにパソコンでゲームをして遊ぶというというのは、現実逃避によっても起こりうる行為だが、当時の私の場合、パソコンを使ってこんなにおもしろいことができるんだという新鮮な驚きとそれに対する興味で非常にポジティブな気持ちになっていた。

 どういうしくみになってるんだろう? 自分もやってみたい。自分も作ってみたい。新鮮な興味が意欲となって、これまで苦手で避けてきた機械や電気関係の勉強へも駆り立てた。今の状態はあのときに似ている。だからといって、更新をさぼったのが正当化されるわけではないのだが…。(笑)

 11日、ようやく2002年初めての更新を済ます。そのあとは、また新しいパソコンでいろいろ遊んだ。前にも何度か書いてきているけれども、1つのことにスイッチが入ってしまうと、なかなか切り替えがきかない性格だけに、この遊び癖はしばらく続いてしまいそうだ。それだけ今は新しいパソコンにハマってるわけだ。そのうち、これらの機能を使って何かやってみようという気持ちになってくるだろう。もちろん、そのまま遊び続けてしまう可能性もあるけど…。(おいおい。汗)

 12日、翌日、科学技術館で開かれるスーパー・フェスティバル(通称、スーフェス)というフリーマーケットに友人がスペースを構えているということで、私も便乗参加させてもらうことになり、売り物をかき集めて荷造りをした。フリーマーケットなので、売るのはるーみっくのグッズ類だ。これまでも東京マニアックスに参加してきたから初めてではないが、その頃は懐も温かかったので、ほとんど投げ売りのような値段でもよかった。しかし、最近はかなりオークションで散財してしまったし、それなりの値段を考えないとならない。

 売るというのは本意ではない。できれば、るみけっとなどのプレゼントに回したいのだが、新しいパソコンを購入したばかりでいろいろと出費がかさんだし、新しいソフトも欲しいところだし、まだまだプレゼント用に在庫が充分あるものは売れるものなら売って、わずかなりとも足しにできればと思ったのだ。それに、プレゼントだと当たらないともらえないけど、売っているものならお金を出せば買える。不確実なプレゼントより、お金で確実に手に入れられる方がいいと言う人も中にはいる。私自身もそういうタイプだし、プレゼント分を食いつぶしてしまってはいけないが、たまには売るのも悪くないかもしれない。

 るみけっとでも、プレゼントだけでなくグッズ売買やオークションなど、検討はされている。しかし、これらを実現するには、正式には主催者が古物商の免許を持っていなければならないらしい。イベントのお遊びなのだからということで、やってしまっているイベントもあるが、るみけっと準備会の代表はそういう部分はきちっとしたいという考えを持っている。BGMについても、昨年の11月からJASRACの規則が施行され、同人誌即売会でも著作権使用料を払わなければならなくなっているので、正規の使用料を払うつもりで計画を進めてきているのだ。

 スタッフの中に古物商の免許を持っている者がいるので、不可能ではないのだが、現在はまだそこまで手が回らない。人手が足りないというのが実情だ。個人的にはお宝鑑定団みたいなことをして、売りたいという希望があればその場でオークションとかしてもいいかななんて構想もある。鑑定士の人選が大変という問題もあるが、できたら面白いなという気持ちは常に持っている。場も別にるみけっとにこだわらないし、できる場があればいつかやってみたい企画である。

 それはそれとして、「めぞん」関係を中心に在庫が充分にある吊り広告ポスターを持っていくことにしたのだが、店頭でのディスプレイや持ち帰りを考えると、ボール紙をあてて補強しないとまずいだろうと思い、せこせこと作業をしているうちに明け方になってしまった。うーむ、余計な心配をしてしまったかな? ここまでして売れなかったら無駄骨だしな…。(汗)

 13日、少し寝て科学技術館へと向かう。ほぼ予定していた時刻に着いたが、すでに一般入場者が日本武道館の方まで列を作っていた。すでに中に入っていた友人と連絡をとり、玄関のところでサークル証を受け取って中に入る。これまでは、一刻会の行事予定などとぶつかることが多くて来れなかったので、これが初めての参加になるわけだが、さすがに規模がでかい。やはり中心はフィギュア関係のようだ。るーみっくのものは他のスペースにはほとんどない。散財する危険はないが、逆にるーみっく目当てで来る客も少ないと予想できる。売れないだろうなという気がしてきた…。

 値段はまんだらけよりは安くしたが、それでもそこそこの値段だ。フリーマーケットは値引き交渉ありの世界だから、あとは交渉してもらえばと思ったのだが、交渉してくる人はそんなに多くない。結果として半分くらいしか売れなかった。それでも、その日の打ち上げ代くらいにはなったので、まあよしとしよう。パソコンによる出費の穴埋めにはとても及ばなかったが…。(汗)

 スーフェス終了後は、友人の奥さんの実家に押しかけて打ち上げをすることになった。その奥さんも同人作家仲間なので、もとから面識はある。私の同人誌にも原稿を描いてもらったことがある間柄だが、さすがに実家にお邪魔するということまでは考えていなかった。その近所の居酒屋で打ち上げをしようという計画だったのだ。

 しかし、彼女のお父さんが得意のカレーを振る舞ってくれるということで、張り切って作っているという情報も入り、結局お言葉に甘えてお邪魔することになった。実はそのお父さんには、私にまつわる笑い話が残っている。笑っていいのかどうか、ちょっと迷う部分もあるのだが、まあ笑い話と言っていいだろう。

 このお父さん、娘のところに届いた一刻会の会報などをたまに読んで、娘の好きなものについて知識を蓄えていたらしいのだ。そしてあるとき、娘の前で颯爽と「『らんま1/2』の作者なら知ってるぞ。」と言い放ったのである。そこまではよかったのだが、「『らんま1/2』の作者って、飛鳥杏華っていうんだろ?」と…。(ちゅどどどど〜ん! 笑)

 素直に笑っていいものやら…? 半分うれしいような、高橋先生に申し訳ないような…。あまりしっかり原作の絵を見ていない人がパッと見で判断すると、そういう誤解もありえるんだなということなのだが、うーむ…。私の絵にあまり個性がないのが、いけないのだろうか?(個性がないのが個性っていうのはダメ? 汗)

 その話はともかくとして、カレーをはじめ料理やお酒をごちそうになった。我々もささやかではあるが、それなりの謝礼は出した。しかし、お世話になった部分の方が大きいだろうな。何しろ、大人数で押しかけていて、ほどんど「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」の諸星家状態なのだから…。

 また、そこの飼い犬がえらく人なつっこくて、妙になつかれて唇をペロペロなめられた。私も動物と遊んでやるのは好きなので、楽しいひとときだった。メスの柴犬なのだが、犬にはこんなにモテるのになぁ…。(苦笑) そうこうするうちに、大分日本酒がきいてきてしまって、お開きになって帰る際には結構平衡感覚がマヒしてしまった。ちゃんと頭ではわかっているのだが、足がついていかず、余計なところまでヨロヨロ行ってしまう。階段では息が上がってしまって、途中で座り込んで一休み…。随分と付き添ってくれた人に迷惑をかけてしまった。(でも、全部覚えているところが何ともね…。笑)

 14日、成人の日だが出勤だ。前夜の飲み過ぎも何のその…。不思議と爽快な気分で出勤できた。アニメ「犬夜叉」は、化け山犬に取り憑かれていた落ち武者の姫の魂を弥勒と珊瑚が救う話だ。弥勒×珊瑚ファンにとっては待望の作品だろう。しかし、私個人としては、やっぱりあの村の男たちの最後のリアクションがいいな。(結構、いい思いしたんだろうな。笑)

 冒頭の「またなの?」、「またじゃ。」の繰り返しもなかなかうまかったと思う。しかし、人妻だと知ってすぐにがっかりしてしまうのはどうだろう? 弥勒なら、人妻であっても口説きそうに思うのだが…。まして、亭主がいなくなっているのだから、「それはさぞ、お淋しいでしょう。何なら私がお相手を…。」ってな具合に…。(子供向けじゃ、そこまではできないのかな? 笑)

 15日、スーフェスの打ち上げで犬と戯れたのが何となく忘れられなくて、気まぐれでPostpetを立ち上げてみた。ズボラで面倒くさがりなので、実生活ではもちろんペットを飼うことはないし、あまり育成ゲームもやらなかった。Postpetも何度か使い方を読んでみたが、どうせペットをほったらかしにして家出させちゃうのがオチだろうと思って起動することはなかったのだ。それが、ちょっとした気まぐれから起動してみる気になった。

 基本設定をしてペットを選ぶところまで来たが、ここで確定しなければやめることもできるので、気軽な気持ちでペットを選んでみた。宝物をよく見つけるというので、とりあえずミニウサギにしてみたのだが、偶然、能力や性格の数値の高いペットができてしまった。これをキャンセルしてやめてしまうのは何とももったいない…。そんな気がして、ついそのまま確定してしまった。うーむ、出す相手もいないのに、困ったもんだな…。(汗)

 というわけで、Postpetを始めるという年にも、外見にも似合わない行動に走ってしまった飛鳥…。(大きなお世話だ! 笑) 何か天変地異の前兆でなければいいのだが…。(私がPostpet始めたからって、世界が滅ぶことはないだろう? 滅んだりして…。汗)

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