飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

12月25日(火)

 ついに思い切って新しいパソコンを購入した飛鳥…。しかし、部屋の片づけが進まないから、年内にセッティングするのは難しそう…。それに、いままで使っていたパソコンをただ捨ててしまうのも惜しい…。5年にもなるから、もう売れやしないが、せめてタダで引き取ってくれる人がいれば…。だって、最近は捨てるのに金かかるんだもん…。(汗)

 19日、原作「犬夜叉」は年末進行のために今週はお休みだ。帰宅後は少しずつ部屋の片づけを進めていく。この日は、ステレオの上を整理した。いまどき、もう「ステレオ」なんて言わないな…。(汗) セットで買ったグラフィック・イコライザー付きのミニコンポからチューナーを抜いて、ターンテーブルとカセットデッキを付け替え、CDプレーヤーとDATプレーヤーを加えたものだが、壊れているものも多い。近年は面倒なので、音質にこだわらず、パソコンでCDを聴いたりすることが多くなって、購入したるーみっくグッズ類が山積みになっていたのだ。

 特に「映像犬聞録」執筆の資料とするために集めまくった「犬夜叉」の設定集と絵コンテが、行き場をなくしてここに積まれていた。飛び飛びだが、設定集が約30話分、絵コンテが14話分ある。持っていない人からするとうらやましいかもしれないが、これだけたまるとさすがに保管が大変だ。これのために大切にしていた人間関係を損ねるようなことも起こってしまったし、「犬夜叉」第1話の桔梗のセリフではないが、「こんなもののために…。」とため息も出てくる。

 そうは言っても、同人誌の制作には必要な資料だし、集めたことで、イベント等での閲覧もいずれ可能にできるだろう。私は聖人じゃないから、コレクターとしての所有欲ももちろんあるし、いずれにしても簡単に手離すつもりはない。転売も、破産でもしないかぎりはしないだろう…。それだったら、それなりの保管をちゃんとしないといけないという話になる。とりあえず、いくつかあるプラスチックのケースに入れられるだけ入れて、あとはビニールに包んで隣の部屋に移動させたが…。(どこに収納しようか? 汗)

 20日、少し前からネットで調べて新しく買うパソコンの候補を絞ってきていたのだが、ようやく最終的に決定した。デスクトップであれば、ディスプレイはCRT、液晶のどちらでもよかったのだが、結果として液晶15インチディスプレイになった。液晶デスクトップの15インチ画面は、CRTの17インチ並みの大きさだから特に問題はないし、ずっと懸案になっていたペンタブレットが附属しているというのが、大きな決め手となった。タブレットは別売りの方が精度はいいだろうが、予算が厳しいので、とりあえずはマウスよりはずっとましというレベルでいいと納得した。

 できれば周辺機器もこの際にと思ったが、やはり予算がない。壊れているレーザープリンタが本当なら最優先なのだが、今回の予算で買えそうなのはスキャナーかインクジェットプリンタのどちらかだ。別にいままでのを使えばいいじゃないかという話もあるが、最新のパソコンにはプリンタ用のパラレルポートがついていない。SCSIボードを増設する拡張スロットも、LANボードなどがすでに装着されているので空きがない。みんなUSBにとって代わられてしまったのだ。(5年間パソコンを買わずにいるうちに、ほとんど浦島太郎状態だよ…。汗)

 プリンタケーブルはUSBから変換できるケーブルがあるらしいし、SCSIはPCカードを使えばいいのだが、機能的な面での不満も出てきている。インクジェットプリンタもスキャナーも今では結構安くなってるし、それならこの機会に買い替えてしまおうと思ったのだ。どちらを優先するか迷ったが、結局はスキャナーにした。とりあえず、原稿作りの順番からいったら、プリンタは最後になるわけだし…。(そういう理由でいいのか? 汗)

 それはそれとして、夜になって1本の電話がかかってきた。前夜のHP更新で冬コミの委託先を公開したのだが、2日目のPIYO PIYOテクノロジーに話を通してない(忘れてた)というのだ。しまった…!(汗) 確かに、11月18日のるみけっと3の打合せの場で、代表者に話をしておいてもらえるという話にはなったのだが、こういうこともありえるから、本ができた段階で自分から改めてお願いし、それからHPに出すべきだった。

 とりあえずもう、出してしまったものはしかたないので、PIYO PIYOテクノロジーの代表者にすぐメールを出して、改めて了解を求めた。話を通しておいてくれるはずだった人が伝え忘れたことを認めてくれていたので、何とか事なきをえたが…。(反省)

 21日、スキャナーについても機種を絞った。候補は2つ…。某C社と某E社だが、同じくらいの機能で値段はC社の方が1万円ほど安い。予算もないので、最初はC社の方に傾いていたのだが、ネット上でのユーザーの感想を見ると、どうもあまり評判がよくない。逆にE社の方は満足度が高いようだ。1万円の差と評判の差、どちらをとるべきか悩んでしまう。買ってみてどうだったかというユーザーの評価は無視できない部分が大きい。しかし、1万違うとなーっ…。(汗)

 結局、結論は出せないままで、翌日、店頭まで持ち越すことになった。1万円の差で、買ってから後悔はしたくないが、本当にネット上の評価が正当なものなのかもこの目で確かめなければならない。他の人がどうではなく、自分が満足できるかがいちばん大切なのだし…。でも、1万の差はなーっ…。(こらこら。汗)

 22日、いよいよパソコンとスキャナーの購入に行く。安い店を探せば、もっと安いところもあるだろうが、アフターサービスとか、購入特典とか、いろいろと駆け引きがある。いくつか比較して回ったが、結局、なじみの店で購入することになった。パソコンの方はもう心が決まっていたから、店さえ決まれば迷いはない。今度は、S社のVai○シリーズ(伏せ字になってないって…。笑)だ。ブランドの人気に誘われたのではなく、やはりペンタブレットの付属が決め手だった。搭載ソフトも自分の用途に合ったものが多いし、私にとっては最良の選択だったと思う。

 続いて問題のスキャナーだが、やはり購入に踏み切るまでに時間がかかった。店頭の広告ではお互いに相手との比較を出し、自社製品の優れている部分をアピールしあっている。何かどっちもどっちだな…。中には、まったく反対の検証結果を示しているものもあって、見ているとちょっと滑稽でもある。しかし、これではどちらもあまり信用できなくなってしまうな…。そうなってくると、やはりユーザーの声というのが大きくものを言ってくる。結局、1万円の差を我慢してE社の方を購入することにした。

 ソフトもアップグレード版や新規購入予定のものを見て回ってきたのだが、イマイチすぐに必要というものがない。そうなるとどうしても踏み切れず、懐も苦しいことだし、結局1つも買わずに帰った。だがその代わりに、たまたま立ち寄ったテレカショップで「らんま」のレアなテレカを買ってしまった。スキャナーと同じくらいの高い値段で…。(何のために、ソフト買うの我慢したんだよ。ああ、ダメな私…。汗)

 23日、新しいパソコンを買ったといっても、車を持っていない私の場合、発送してもらわないとならないので、部屋にはまだない。パソコンは26日、スキャナーは25日に到着の予定だ。とりあえず、それまでに少しでも部屋の片づけを進めて、届いたらなるべく早くセッティングできるようにしたい。そのためには、せっせと片づけに精を出すしかない。

 この日は、家具の隙間を利用して置いているキャスター付きのCDケースを引っ張りだして、徹底的に掃除した。結構そうやって、空いたスペースを利用して収納はしているのだ。が、それでも収納スペースが足りないくらい物が多過ぎる。今回は思い切って捨てようということで、ここにも手をつけたのだが、ケースの奥からベビーパウダーが出てきた。以前、あせもがひどくなったときに使っていたものだが、もう何年も使っていない。何でこんなものとっておいたのかな…?(汗)

 多分、中のパウダー自体は悪くなってるように見えないから、もったいないと思ったのだろう。でも、今からこれを使う勇気はない。ただ、捨てるときに中のパウダーがこぼれ出ないように注意しないといけない。最近、白い粉は何かと問題になるし…。(うっかり、ベビーパウダーも捨てられないぜ…。苦笑)

 24日、クリスマス・イヴだが、ひたすら部屋の片づけだ。どうせ、毎年予定なんてない…。そう言い切れてしまうのも淋しいけれど、毎年クリスマスプレゼントを考えるのも結構大変だと思う。もっとも、プレゼントしたい相手がいれば、それなりに張り合いもあるのだろう。そういえば確かに、1人でスキーに行くたびにお土産をあれこれ選んでた頃もあったっけ…。若かったなぁ…。買ってきたお土産のカップが割れてて…、何とも暗示的だった。(ず〜ん。汗)

 この日はいよい部屋の中央だ。中央にはガラスのテーブルが置いてあるのだが、いつも物が山積みになっていて、ガラス面が見えたことがない。テーブルの下には、主にコピー用紙が入ったブラスチックの箱が置いてあるのだが、ここには採用されなかった片面刷りの原稿が積んである。もったいないからと思って試し刷り用にとっておいたのだが、それがどんどんたまって収拾がつかなくなってしまっているのだ。(汗) それだけ、本番のつもりでプリントしながら失敗したものが多いということだろう。

 レーザープリンタの調子が悪いのを我慢してだましだまし使ってきたツケである。これだけの無駄を考えたら、もっと早く買い替えておくべきだったと思う。現在の予定だと、レーザープリンタが買えるのは3月末だ。オークションやテレカショップで散財しなけれの話だが…。(おいおい。汗)

 ガラステーブルに続いてレーザープリンタとその台になっているレコードラックを手がける。レーザープリンタはまもなく買い替える予定なので、ほこりを落とす程度で、今さら丁寧に汚れを落とす気もない。問題は、レコードラックに詰まった古いアナログLPだ。もちろんアニメものもあるが、中心はビートルズ、サザン、ユーミンといったところだ。サザンやユーミンは、恐らく今さらもう聴かないだろう。ビートルズはたまに聴くが、CDをすでに揃えている。捨てられない絶対的な理由というのはもうないのだが、ビートルズだけは思い切れない。

 何度も聴いて傷もかなりついてるし、別に骨董的価値があるわけでもない。ただ、そこには中学、高校時代の思い出が詰まっている。少ない小遣いをやりくりしてビートルズのアルバムを買い揃えることに夢中になっていた日々…。特にホワイトアルバムには、忘れられない思い出がある。

 2枚組のホワイトアルバムは、当時の中1の小遣いではなかなか買えなかった。苦労してやっと4000円貯めてレコード屋に行ったら、帯の値段はまだ4000円になっていたけれども、最近4400円に値上げされたと若い店員から聞かされてガッカリ…。ところが、私が毎日のように売れてしまっていないか確かめにきていたのを知っていた店長が、「値段を変えてなかったのは、うちが悪い。」といって4000円で売ってくれたのだ。あのときのことを思い出すと、今でも涙が出てくる…。

 ただ、思い出というのはあくまで過去の記憶であって、その物と一体というわけではない。物を捨てても記憶は残るのだから、本来、捨てられない理由にならないはずなのだが、そう理屈で割り切れるものでもない。それを捨ててしまうと、あのときの店長の温かい心まで一緒に捨ててしまうような気持ちになってしまう。決して、買ったあと大事に扱っていたわけでもないし、ただずっととっておくだけじゃ大事にしていることにならないとわかってはいても…。(人の心って不思議だな…。)

 25日、スキャナーが先行して届いた。が、まだ設置できる状態ではない。とりあえず箱のまま隣りの部屋に置いて片づけを続ける。部屋の中央があいたので、大分広くなった感じがする。この日は、パソコンデスクの左脇にあるプラスチックの引き出し(先日のCDケースの大きいやつ)とその上に乗っているインクジェットブリンタだ。このプリンタはインクジェットの初期のものだから、かなり機能的にも落ちる。しかし、よく故障せずに今日まで持ってくれた。

 かつて、一刻会の会報新年号には特別付録として、会員から寄せられた年賀状を編集したコピー誌を作っていた。このプリンタを買った次の年から、できればカラーで見せたいと思って私が買って出たのだが、当時の会員数でも80名近く、付録の枚数が5、6枚あったから、それから毎年1月上旬に500枚近くを断続的にプリントアウトするというハードな使い方をしてきたわけである。その中には、このHPの顔であるあのあかねちゃんのイラストもあった。

 最近はいいインクジェットプリンタが結構安く買える。買い置きのインクカートリッジが終わったら、そろそろ引退してもらおうかと思っている。もっとも、使う頻度が低くなっているので、いつになったらインクカートリッジが終わるかわからないのだが…。(汗)

 プラスチック引き出しの中にはコレクションの小物や「らんま」、「人魚シリーズ」、「1ポンドの福音シリーズ」の雑誌切り抜きがどっさり詰まっている。これらも本当はしっかり整理しなければいけないのだが、そのためにはファイルをどっさり買ってきたり、そのファイルの収納先が必要になったりするので、どうしてもそのままになってしまう。(汗)

 せめてコレクションの方だけでもと思い。そこに残すものと奥にしまうものを分けた。あまり物の保管に関してはまめでない私だが、それでもこの1年はテレカやトレカ、ポストカードやセル画などファイルを買ってきて収めるようにしてきた。にもかかわらず、全然収拾がつかないのだから、いかに無謀な集め方をしてきたかということだ。そして、今後も…。(汗)

 そんな調子で、とりあえず部屋の半分ほどをあけた。といっても、まだ隣りの部屋に物を移しただけで、収納場所が確定していないから、実質的にはまだ序二段くらいだ。(序の口よりは上だろうから…。笑) このペースだと、冬コミ前に一通り片づけるのは難しい。パソコンのセッティングは年明けかな…。(汗)

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