飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

11月27日(火)

 表紙の入稿は、予定どおり26日に完了! ところが、それでちょっと気が緩んだのか、その翌日から発熱してしまう。しかし、これは仕事を休む口実になる。実際、熱と頭痛でつらいけど、もしかしてチャンスかも…。(って、おいおい。汗)

 21日、原作「犬夜叉」だが、煉骨はかごめたちをすぐには殺さなかった。犬夜叉を迎え、犬夜叉から奈落のことを聞き出そうとしたのだ。ここから、七人隊は必ずしも奈落の手下として動いているわけではないことがわかる。奈落は、犬夜叉たちの接近をできるだけ遅らせるための盾として七人隊を使っているのだろうと私も以前から考えていたのだが、単純な犬夜叉がそう読んでいるとなると、実は違うのかもしれない。

 一度は地割れに落ちてやられたかと思った銀骨だが、さすがにあのサイボーグのような体はそう簡単には滅びないらしい。犬夜叉を追って煉骨の寺までやってきた。ここで、かごめたちが用済みとなる。いよいよかごめたちの命が危ない…。

 それはそうと、なぜか犬夜叉には煉骨の正体が見抜けない。生きた人間の臭いがするらしい。四魂の玉が見えるかごめにはわかっても、外見や臭いではわからないようにする技を持っているのだろう。一旦、七人隊じゃないと思ってしまっただけに、犬夜叉は銀骨の方に気がいってしまうだろう。結構、これは危ないかもしれないぞ…。(汗)

 さてこの日は、バンド演奏の本番だ。音響の悪い体育館での演奏なので、何が何やらよくわからない。まあ、毎度のことだから、いまさら恥とも思わないが、自分たちの演奏がつかめないというのは、何とも頼りない。もっとも、ちゃんとしたモニター・スピーカーをつけて、自分たちの音がはっきり聴こえたら、かえって恥ずかしいかもしれないけど…。(笑)

 幹部の送別会終了後は、バンドとスタッフのために残しておいてもらった料理と酒を詰め込む。ただ酒、ただ飯はいくらでも入りますなぁ…などと、四谷さんのようなことが言えたのは、数年前までだ。最近では、すぐに腹がきつくなってしまう。かなり、料理も冷めてしまってるし、そんなにもったいないという気もしないが…。

 帰宅後は、アルコールが入っているのでほとんど作業はできないだろうと思っていたのだが、これがどういうわけか、勢いでこれまで越えられなかった壁を突破してしまった。時間があまりなかったので、まだ半分足らずだが、第10話のレビューがようやく動きだした。制止摩擦力を越えられれば、あとは何とか転がっていくだろう。時には酒の勢いも役に立つことがあるんだな。(笑)

 22日、表紙の背景を作成する。何度か試してみた結果、当初の構想とは色合いを逆にした。黒のバックの中に桔梗の顔の位置を中心として、オーラが外に向かって放射されるようなイメージなのだが、当初は桔梗に近い部分を水色、外縁部分を赤にしようと考えていた。しかし、中心の水色が桔梗とかごめの髪の天使の輪と、そして外縁の赤が桔梗の袴や犬夜叉の火鼠の衣の赤と競合してしまうので、これを逆にしたのだ。

 試しに人物を重ねてみた結果はまずまず良好だった。しかし、もともと白地に作成して切り抜いた人物画の境界線の外縁がどうしても白っぽく残ってしまう。これを修正しなければならない。背景が黒っぽくなることがわかっていたのだから、元の人物画を黒っぽい背景の上に作成すべきだった。うーむ、つまらないところで時間を食ってしまうな。(汗) 結局、この日は少しだけその修正をして作業を終えた。

 23日、勤労感謝の日ということで休日なので、朝から表紙CGの人物外縁の修正を始めたのだが、この日はキッズステーションでほぼ1日中「らんま」の劇場版とOVAを放送している。LDを持ってるのだからと思いつつも、ついつい観てしまう…。うーむ、性だなぁ。途中に山口勝平と日高のり子のトーク(撮り下ろし)もあるし、ちょっとこの誘惑には勝てない。(私だけ? 汗)

 そんなわけで、結局観てしまったのだが、いくつかの作品で「おやっ?」と思ったのが、自分が持っているLDとOP、ED曲が違っている作品があった点だった。そういえばLDの発売当時、得々版とか言ってスペシャルなOPとEDになってるというのを売り物にしていたが、あまり売れ行きがよくなかったのか、ノーマル版が店頭に並んだのを見た記憶がなかった。そのため、ノーマル版の存在自体、あるのかどうか不明だったのだが、これがそのノーマル版にあたるというわけだ。

 キッズステーションの放送を観ていると、たまに映像と音声が一時的に停止してしまうことがある。これはDVDの再生時にたまに見られる現象なので、多分、この「らんま」もDVD版を放送しているのだろうと思う。ということは、DVD版はみんなノーマル版なのだろうか? 金がなくて「犬夜叉」以外のDVD版を買っていないので調べていないが、その可能性は大いにあるだろう。うーむ、ついついそういうことまで考えてしまうところがオタクだなぁ…。(汗)

 それはそうとして、驚いたのが、番組の最後で「らんま」の新作希望意見の募集があったことだ。キッズステーションでの「らんま」の人気は非常に高い。そこで、新作を望む声が多いようなら、キッズステーションで制作に乗り出そうということなのだろう。実際に募集をかけたということは、かなりその気があると見ていい。まさか、そんな希望調査があるとは思ってなかったので、録画していなかった。録画していれば、番組を観ていなかった「らんま」ファンにも朗報として宛先を告知できたろうに…。残念だ。(汗)

 夜に入って表紙CGの作業に復帰する。何とかこの日のうちに人物画の境界修正を終えた。ちょっと深夜までかかってしまったが、それは自分の意志の弱さが招いたツケだ。自分の体力で支払うしかない。もっとも、年のせいで体力の蓄えは極めて少なくなってきているから、かなり翌朝がつらい。まあ、最近では経済的な蓄えもなくなって、そっちの面でもつらいのだが、これは年のせいではないな…。(むしろ、まだ子供だからか…。苦笑)

 24日、表紙CGは、背景に人物を重ね、その上にタイトルを入れるところまで仕上げた。桔梗は背景のオーラの放射が髪のところに透けて見えるように半透明にして重ね、その上に重ねたかごめと犬夜叉には桔梗とのバランスをとるために照明効果を使ってやや周囲を暗くした。あとは、魂のような光の玉を周囲に三層に分けて散りばめれば完成だ。これは、翌日の帰宅後にできるだろう。何とかこれで26日に表紙を入稿できる見通しが立った。問題は、その先の本文だが…。

 25日、出勤だ。自宅のプリンタが不調なので、この日の昼休みにできている部分まで原稿のプリントアウトを職場のプリンタで行った。この先のスケジュールを考えると、12月8日の土曜日出勤の時にほぼすべての原稿のプリントアウトを終えなければならない。昼休みとはいえ、平日は周囲の目があるから、あまり大量の文書をプリントアウトするわけにもいくまい。休日だからいいということではないが(汗)、その方がやりやすいのは事実だ。

 帰宅後、表紙CGの最後の仕上げにかかり、23時すぎにCGは完成した。これで、翌日の代休に入稿に行ける。締切は30日なのだが、本文の入稿締切の日に休むことを考えると、ここで休暇を取るのはあまり得策ではない。日曜日は印刷所が休みだから、この代休の月曜日を利用するのが、もっとも理想的だったのだ。何とか、予定どおりにおさまってホッとした。もっとも、まだ本文の方があるから、気を抜いてはいけないのだが…。(ついね…。笑)

 26日、午前中にCGをMac形式のMOに収め、午後に入稿する。帰宅後、HPに出すために表紙CGを加工し、本文の作成にかかった。ところが、15時頃から猛烈な睡魔に襲われて、継続続行不可能になり、3時間ほど睡眠をとった。休日にはよくある症状だ…。この時間がもったいないのは確かだが、無理して続けても頭を使う作業はできない。3〜4時間寝ることで大分楽になるので、こうなったときは夕食まで寝ることにしている。目覚めたとき、朝なのか夕方なのか、時間感覚を失うけれど…。(笑)

 夕食後、本文レビューの第10話分を仕上げにかかる。何とかこの日のうちに原文までは仕上げられた。ここまできたら、原文の方を一気に第13話まで仕上げてしまって、物理的な力業の作業をまとめてやった方がいいだろうと思った。翌日から第11話にかかり、何とか12月1日までには原文を書き終えて、8日までにレイアウトを完了してプリントアウトという計算である。

 問題はそのあとに残される手書き原稿だ。最低でも中表紙のイラストは描き上げなければならない。できれは、ブレイク挿入のための1ページ漫画4作も書き上げたい。以前から、心配はしていたのだが、ここへきてやはりネックになってしまったのが、8日夜と9日昼の劇団☆新感線の芝居見物である。ここで失う時間は大きい。移動の時間も含めると合計で10時間近くが失われる。これが本業なら、答えは簡単だ。芝居をあきらめるしかない。しかし、同人誌作りはあくまで趣味だ。だからこそ悩んでしまう。(汗)

 特に芝居にはチケット代がかかっているだけに、簡単にあきらめるわけにはいかない。まだ、期間があるからオークョンで売ってしまえば…という選択もある。しかし、そもそも8日の券はオークションで落札した前から3列目といういい席だ。これはどうしても捨て難い。一方、9日は1階のいちばん後ろだ。こんな悪い席では、売れない可能性が高い…。また、個人的にも前日の3列目とは視点が変わり、舞台全体が見渡せるので、逆にこの最後列での観劇にも期待しているだけに、結局、どっちも捨て難いのだ。恋愛の二股ではないのだし、うまく両立できればベストなのだが…。(厳しいかな…? 汗)

 さて、アニメ「犬夜叉」だが、蛾天丸との闘いの続きから、殺生丸が犬夜叉の暴走を止めるまでの話だ。が、正直言って直前までの睡魔と出てきた疲れで、あまり頭に入らなかった。録画はしてあるので、あとでゆっくり鑑賞するとしよう。どうせ、ここのレビューを書くときには、何度も繰り返し観ることになるのだし…。(笑)

 27日、前日の表紙入稿完了で気が緩んだのだろうか、一気に疲れが出てきた。それだけでなく、朝から頭痛がして、昼近くには悪寒がしてきた。職場の体温計で測ると微熱がある。まるっきり仕事にならないというレベルでもなかったが、仕事を休む理由ができたことは確かだ。このレベルだからこそ、帰宅すれば原稿も書ける。ちょっとズルいが、本格的に寝込むと仕事と原稿の両方に影響するので、せめてどちらか1つに軽減したいというのは本音だ。どちらがより差し迫っているかを考えると、ここはどうしても原稿の方になる。(まあ、それは間違いなく事実だな…。笑)

 ということで、最低限やっておかなければならない仕事を済ませ、午後は休暇をとって帰宅した。母にちゃんと寝てないとダメだと釘をさされたが、そういうわけにもいかない。母に気づかれないように寝たり、原稿書いたりを繰り返した。本当に熱があって頭痛もするので、進み具合はよくないが、まとまった時間がとれたのは大きく、この日のうちに第11話のレビュー原文がほぼ書き上がった。 もっとも、そういうことをしているから、熱は一向に下がらなかったが…。(汗)

 夜には、前日用意しておいたHPの更新を実行した。修羅場になればなるほど、ここの更新も遅れるので、できるときにしておかないと…。おかげで、寝るのが遅くなってしまったけれど…。(このまま熱が下がらなければ、もう1日休めるから? うーむ、そういう気持ちがなかったと言ったらウソになるかな…。汗)

メニューに戻る