飛鳥杏華の気まぐれモノローグ

<2001年>

10月23日(火)

 豪華犬乱まで約1週間となるが、なかなか色紙に着手できない。さっさと描いてしまえばいいものを、どうもギリギリにならないと腰が上がらない。一方、新刊の原稿もまた足踏み状態…。こんなことでいいわけがない。わかってはいるのだが…。(汗)

 17日、原作「犬夜叉」だが、いよいよ蛇骨と犬夜叉たちの闘いが始まった。蛇骨は前回、犬夜叉を「かわいい」と評価したが、今回は弥勒も色っぽいと評価している。犬夜叉はかわいいけれど、がさつだから色気はないということだろうか?(笑) 犬夜叉と弥勒が蛇骨にひーひー言わされてる姿を見てみたい気もするが、同人誌じゃないから、それは無理だろうな…。(笑)

 蛇骨の技は、前回すでに、刀の届かない距離の敵をも斬るというものであることがわかっているが、その原理は刀自体が蛇のようにくねくねと変化して伸びるというものだった。劇団☆新感線の鬼楽因果丸のかまいたちとは違う。まあ、もともと鬼楽因果丸の場合、刀の先から肉眼では見えにくいピアノ線を伸ばし、ムチのようにして遠くの敵を斬るというインチキに近いものだったが…。

 蛇骨という名は、この蛇のような刀に由来しているのだろう。(考えた順序は逆かもしれないが…。) とすると、凶骨はすぐに殺されてしまう凶運の持ち主だからだろうか?(おいおい。笑) どうやら、また新たな七人隊のメンバーが登場するらしい。七人全部片づけるまでには結構時間がかかるだろう。白霊山に向かった桔梗の消息につなげるまで、随分と引っ張るな…。

 それだけ、奈落は犬夜叉たちの到着を遅らせたいということなのだろう。何らかの理由があるに違いない。ということは、桔梗が早く白霊山に向かったのは大きな誤算ということになるのだろうか? いや、もしかすると、奈落は桔梗をわざと近づけたのかもしれない。殺生丸の取り込みに失敗した奈落が次に狙うのは、桔梗かもしれない。うーむ、長く引っ張るということは、かなりのことが桔梗の身に降りかかるのかも…。(汗)

 さて、この日も新刊の本編レビュー第7話分に頭を痛める。徐々に見落としていた書くべきポイントが見つかってくるが、すでに書いた部分となかなかうまく話がつながらない。もちろん、別のネタが複数あっていいのだが、話の流れというのがある。あまりにも極端にあっちこっち飛んでしまうと、非常に読みにくい文章になってしまう。少しは次の話題に入るためのつなぎが必要なのだ。一気に書けたときは、それが自然に形作られるのだが、継ぎ足しをすると流れを作るのに苦労する。

 ある程度書いたあとで、やっぱりつながりが悪いと思いなおして、せっかく書いた部分を消したりという手戻りの繰り返しで、費やした時間と労力の割に分量的に増えていかない。ドツボというほどではないけれど、ハマってしまってる感じだ。このペースで12月上旬までに第26話までこなすのは、どう考えても不可能だ。夏は、完全なかたちで出すために無理するのを断念したわけだが、このままでは冬も同じことになる。るみけっと3合わせという手もあるが、そこまで遅らしたら…。(でも、現実問題として…。汗)

 18日、相変わらず第7話分のレビューは1ページ半足らずで行ったり来たりしている。そんなことをしてる間に、月末に出張に行かねばならなくなってしまった。私の勤め先の博物館から収蔵品を貸し出して開かれている特別展を館の代表で誰か観にいってこなければまずかろうということで、以前から計画だけはされていたのだが、まさか一番下っぱの私が行くことになるとは思わなかった。普通、下っぱが代表で行くなんてありえないし…。(汗) 場所が姫路なので、1泊は必至だ。

 これはもう、荷物が重くなるのを覚悟でノートパソコンを持っていくしかあるまい。幸い私1人なので、宿での夜の時間は使い放題だ。DVDソフトも持参すれば、映像を確認しながら原稿も書ける。チャンスは最大限に利用せねば…。そこまでしなければならないというのが、ちょっとなさけないけれども…。(苦笑)

 19日、そろそろ色紙の下描きを始めないと間に合わなくなる。とりあえずこの日は、1枚目の犬夜叉と桔梗だけ下描きを終えた。翌日から代休を含めて3連休なので、ここで一気に仕上げてしまえば、前夜に徹夜してボケた頭で即売会の臨むこともなくなるだろう。完璧な計算だ…。(ふふふっ) もっとも、そう思うときにかぎって、その計算が狂うことが多いのだが…。(笑)

 20日、下描きは2枚目の殺生丸とりんにかかった。昨晩は結構好調だったのだが、この日はイマイチ絵が決まらない。やはり、描き慣れてないキャラだからだろうか? 単行本とにらめっこしながら、細かいディティールに誤りが出ないように注意する。結果的にまる1日かかってしまって、かなり苦戦したのだが、絵の出来は自分でもかなり満足のいくものになった。プレゼントに出す第1候補になりそうだが、気に入りすぎてもったいないという気も…。(こらこら…。笑)

 やはり、計算どおりにはいかないものだ。うまくすれば、3連休の間にペン入れと色塗りにも入りたかったのだが、こんなペースでは…。それに、突然、上司から電話がかかってきて、月曜日に出勤せざるをえなくなってしまった。11月末までに刊行を予定している記念誌のための座談会が、ゲストの都合がつかなくなり、締め切りの関係で後には延ばせないため、月曜日に繰り上げになってしまったのである。代わりの休日はもらえるが、集中的に作業ができなくなるのがつらいな…。(汗)

 21日。この日は3枚目の弥勒と4枚目のかすみおねーさんの下描きを手がけたが、意外にも描き慣れているはずのかすみおねーさんの絵がなかなか決まらず、苦労した。やはり、いつものエプロン姿でないからだろうか? 今回は、あえて「かすみおねーさん=エプロン姿」というイメージからの脱却を図ってみたのだが、こんなに苦労するものだとは…。(汗) 

 できれば、5枚目の妖しい絵にチャレンジしたかったのだが、これは「やっぱりやめとけ。」という神の啓示だろうか? そう言われると、余計に描きたくなってしまったりして…。(おいおい…。笑) うーむ、まさに神をも恐れぬ所業だな。今に天罰が下るかも…。(汗)

 22日、代休の予定が変わって出勤した。午後から座談会が催され、夜は当然のごとく宴席だ。しらん顔して帰るわけにもいかないので、当然帰宅が遅くなる。酒も入っているし、作業はとてもできる状態ではなかった。うーむ、やはり目に見えない圧力が働いているのかな…。

 それでも、何とかアニメ「犬夜叉」はビデオで観た。久々に桔梗が登場する回だし、かごめとは気まずくなってしまうものの、原作では犬夜叉と桔梗の雰囲気がよかったので期待していたのだが、期待した私がバカだった。どうあってもアニメは桔梗を悪女にしたいらしい。もちろん、最後にはひっくり返すんだろうが、それまでには徹底的に高飛車でいやな女を演じさせる気なのだろう。あの高笑いは、はっきり言って原作の桔梗ファンを傷つける。

 原作では、ある意味でかごめと桔梗の人気が拮抗している。下手をすれば、犬夜叉の相手は桔梗の方がいいという意見の方が多いかもしれない。そうならないように、アニメではあくまでヒロインはかごめだということを明確にしたいということなのだろうか? その気持ちもわからんでもないが、あんないやな女のために犬夜叉が命を賭けてるのかと思うと悲しくなってくる。

 犬夜叉は、かごめと会えなくなるのを覚悟で桔梗を守る道を選んだのだから、それだけの納得できる理由を視聴者に示して欲しいものだ。あれでは、犬夜叉がただのお人良しのバカに見えてしまう。結構一途な性格の私だって、あそこまでされたら「勝手ににしろ!」と切れたくなるぞ。そんな女に振り回される犬夜叉でいいのだろうか? これでは、かごめもかわいそうだ…。(涙)

 23日、ようやく5枚目の色紙の下描きに取りかかる。ノートに描いたラフでは、結構いい感じが出せてたのだが、色紙に描くとうまくいかない。何度も描き直して、色紙の表面が毛羽立ってきてしまった。(汗) やっぱり、謎の力が…。(腕前のせいという発想はないのか? 笑) 結局、この日は満足な絵が描けずに終わってしまった。

 ここの更新もずっとおあずけ状態だが、とりあえず、今は豪華犬乱のための準備が最優先だ。でも、イベントが終わったらすぐに出張があるし、いよいよ新刊の原稿もマジで進めないとやばい。どこまで遅れるかな…? 取り戻せる範囲内にしておきたいが…。(記憶力もかなり低下してきてるしな…。汗)

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